本日の一品
キーボードのホコリを一掃! 電動エアダスターサンワダイレクト「200-CD067」の実力は
2023年5月9日 00:01
仕事柄、さまざまな製品の写真を撮影する。いわゆる「ブツ撮り」だ。ブツ撮りの最大の敵は、なんといっても肉眼でチェックしきれないホコリ。特に、黒いボディの製品では、ホコリが付着した写真では見栄えが悪くなってしまう。
そのため、常にスプレータイプのエアダスターを手元に置いておき、撮影しては拡大してホコリが残っていないかを確認しているのだが、いかんせんこのエアダスタースプレー缶は結構高い。昔は1本398円くらいだったと思うのだが、今では600円近くする。無駄遣いができない。
また、拙宅にいる2匹の猫のうち、片方がやたらと猫毛を大量生産しており、部屋に猫の毛だまりができてしまう。パソコンのヒンジ部にも毛がたまるのだが、出先でパソコンを開いてから気づくことが多く恥ずかしい思いをする。
そんな悩みを抱えていたところ、超強力な風でホコリを一掃するAC電源接続タイプのエアダスター サンワダイレクト「200-CD067」をAmazonのタイムセールで見つけた。スプレー缶を10本消費したと思えばいいような金額だったし、充電不要ですぐに使い始められるという便利さに惹かれ購入してみることにした。
箱を開けると、3mの電源ケーブル付き本体のほか、ノズル3種と替えのフィルター2枚、そして清掃用ブラシが同こんされていた。ノズルは「穴大」「穴小」「すき間用」という名称で、最大の風力を得られるのは穴小ノズル。なんと風速約31.2m/sの風を送ることができるという。
同封の取扱説明書には、必要最低限のことしか書かれておらず、フィルターをどのように交換するのか、ブラシをどこに使うのかがわからなかったのだが、サンワダイレクトの製品ページに動画で説明されていた。なくしがちな紙の取説よりいいかもしれない。
サイズはノズルを付けていない状態で、143×87×145mm。重さは実測で776g。スプレーエアダスターより重たいが、握りやすいハンドルがあるため、扱いづらいということはない。
電源スイッチが、ハンドルを握って親指で操作できる位置にあるため、オンオフも楽だと感じた。
さっそく使ってみた。スイッチをオンにすると、ごう音とともに圧のある風がノズルから吹き出してくる。あまりの音に、近くでくつろいでいた猫たちが逃げてしまったほどだ。
動画を見直してみると、白いものがちらほらと飛んでいくのを確認できる。ゴミが吹き飛ばされているようでうれしい。
エアダスターをかけてからヒンジ部を確認したところ、ほぼ、猫の毛やホコリが吹き飛ばされ、なくなっていた。梱包用テープや、ホコリ取りのスライムを使う必要がないレベルだ。
もちろん、キーボードのホコリも吹き飛ばしてくれる。ただし、風が強力なので、エアダスターが謎の文字を入力してしまうことがある。電源を落としてから作業するのが良さそうだ。
メカニカルキーボードや静電容量無接点キーボードなど、キーの高さがあるもの、またタイプライターのような丸形キートップを持つキーボードなどでは、「すぐそこにホコリだまりが見えるのに、掃除が面倒くさい」ということもままあるだろう。
そんなときこそ、このエアダスターの出番だ。おもしろいようにホコリを吹き飛ばしてくれる。キートップを外して~とか、綿棒を消費して~とかの面倒がないのだ。
もちろん、ブツ撮りでも効果を発揮する。ツルツルとした表面のものであれば、スプレータイプのエアダスターでもシュッシュッと数秒の噴射できれいになるのだが、ファブリック素材だと難しい。それが、一吹きですべてのホコリ、糸くず、猫の毛を吹き飛ばしてくれるのだ。
注意したいのは、長時間の連続稼働ができないこと。製品情報ページでは「最大15分」としている。実際には、1分ほどで本体が熱を帯び始めるので、ダラダラと使い続けないほうが良さそうだ。
また、穴小ノズルだと風量・風速ともに高く、風圧が強過ぎるので、パソコンなどのファン部分に使うときは、穴大ノズルに付け替えたい。ホコリが吹き飛ばされるだけならいいが、ファンの機構を壊してしまいかねないからだ。
強力ゆえ、注意点もあるが、それでもサンワダイレクト「200-CD067」は、充電いらずですぐに使え、何かしらを買い足す必要がなく、しかも効果抜群なので、買って良かったと思う一品だ。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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電動エアダスター「200-CD067」 | サンワダイレクト | (Amazonタイムセールで)5480円 |