本日の一品

スノービーチ(ブナ材)で作った”出しっぱ”のウッドダンベル

ナチュラルなデザインと、かたずけることなく、いつも直ぐに手に取る場所に置くことでデスクワーカーの気分転換とリフレッシュを実現できるブナ材を使ったサステナブルな次世代ウッドダンベル

 新潟県の小千谷に"曲げ木"の加工技術を用い、地場産の無垢の木材を使ってプロダクトを提供し続けているストーリオという企業がある。多くは無垢のクルミやカエデ、ケヤキなど国産の天然無垢材だ。そして最近では新しく”ブナの木”が仲間入りした。筆者が発売以来愛用している魚沼産スノービーチ(ブナ材)で創った「TANZAKU Lamp」(LEDナイトライト)はその代表的な製品だ。筆者は他にも名刺ケースや万年筆ケースを長く愛用している。

ストーリオ社は他にない独特の曲げ技術と地場の自然な無垢材を使いライフスタイル商品を生み出している小地谷(新潟)のユニークな企業だ

 今回ご紹介するのはそんなストーリオ社が従来のステーショナリーやライフスタイル商品の枠を広げるウエルネス(よりよく生きようとする生活態度)商品として発表した”テーブルトップ・ウエルネス”というプロダクトの目標を掲げた「ウッドダンベル」(木製ダンベル)だ。

立てても寝かせても安定感のあるナチュラルなウッドダンベルは和洋室を選ばずデスク回りにもキッチンまわりにもマッチする

 ご存じの様にダンベルとは多くの場合、比較的短い棒の両側に重石が付いたトレーニング用具だ。以前は”鉄アレイ”とも呼ばれていたが昨今は一般的にダンベルと呼ばれることが多い。通常ダンベルは片手で取り扱うことの多いが最終的な目的によって500g~10Kg程度のモノが一般的だ。昨今では使用素材も多岐にわたっている。

 今回ご紹介するウッドダンベルは筋肉増強の為のトレーニング用やダイエット目的の高負荷エクササイズ用では無くビジネスワーカーがデスクの周囲で思い立ったら直ぐに始められ短い時間で気分転換や環境変化を実現できるテーブルトップウエルネスツールだ。ウッドダンベルは重量1Kg。ビジネスピープルが会社や自宅の席で”直ぐに始められ三日坊主になることなく長く続けることが出来る逸品”だ。

 スノービーチの無垢材で作られたウッドダンベルは、金属製ダンベルと比較して手に持った時の太めのグリップ感が特徴だ。手に優しく、滑りにくく、手に吸い付くよう感覚を得られる。そして木材自体に自然な風合いや木目の美しさがあるため、部屋のインテリアとしてもピッタリだ。

 毎日のように使うウッドダンベルは汚れ防止の撥水性を持たせる為、塗料メーカーに”ガラス塗装”の特注タイプを開発依頼して仕上げている。表面に塗装膜を作らず塗料が浸透して内部硬化するのがウリだ。木材の質感を損なわず汗ばむ感触が低減され購入時の無垢材の柔らかな感触を長く楽しむことが出来る。

 実際のウッドダンベルのサイズは縦横高さが50㎜x50㎜x120㎜だ。最も細いウエスト部分が両端と比べると中央ではなく少しだけ一方に寄っている。その為、重心も中央には無くほんの少し偏っている。これが持つ向きや肘を曲げる時に微妙な慣性変化を及ぼしてなかなか面白い。

スマホのサイズ的には筆者が昔使っていたiPhone SEが近かった

 ウッドダンベルはサイズ的には昔使っていた筆者のiPhone SEと近い大きさだ。ウッドダンベルを使うまでは原稿書きのキー入力に疲れると25600mAh、最も重い598gのバッテリーバンクの”Storm2”をダンベル代わりに握って腕首の運動していた。今回のウッドダンベルは1.6倍以上の1Kg。その差は大きいが気分転換や環境変化を楽しむには適度な重さだ。

筆者がデスク回りで時々ダンベル代わりに使っていたSharge社のバッテリーバンク”Storm2”(右)

 実際に筆者はウッドダンベルを原稿書き部屋のディスプレイ近くに常時置いている。そして原稿書きがひと段落した時や行き詰まった時に気分転嫁でウッドダンベルを持って気分転換を図っている。一番大事なのは思い立った時に手の届く場所にいつもウッドダンベルがあることだ。

パソコン前での思考や入力に疲れたらウッドダンベルタイムだ

 シンプルデザインのウッドダンベルはブナの木自身の自然な風合いや木目の美しさがある故、会社や自宅のデスク回りやリビングのダイニングテーブルの上にあっても違和感が無い。内部は鉄芯だが全体をスノービーチで極めて美しく覆われているので持った瞬間の重量感に驚きと意外性があり面白い。

 ウッドダンベルを使わない時のデスクトップ上での佇まいをいろいろ考えるのもなかなか楽しい。誰もが思い付くペーパーウエイトをはじめ筆者はそのままでは収まりが悪く転がってしまう腕時計をウッドダンベルに通して置時計としても使っている。あたかも腕に付けている様な見かけはなかなかクールだ。

他のガジェット系アイテムとのデスクトップ上での相性も良さそうだ

 取り外したり取り除いたりするのに時間を要するアイテムをウッドダンベルにくっつけてしまうのは”思い立った時に何時でも使える”という最大のメリットを阻害してしまう。一方、簡単に取り去ることの出来るガジェット系のアイテムのスタンドとか飾り台にはインテリア的な相乗効果が発揮できればピッタリだ。

 中でも筆者が長く愛用しているTime Cubeというキッチンタイマーとよく似たデスクワークタイマーは気分転換で行うテーブルトップ・ウエルネスの時間管理にもピッタリだ。今までTime Cubeの最も出番の多かったジョブはラーメンタイマーだったが昨今はそれを超えるくらいデスクワークのブレーク時間やエクササイズの時間管理に活躍している。

筆者が長年愛用しているTime Cubeとは楽しいコンビになりそうだ

 加えて筆者が思い出したように最近またハマっているのが”ポモドーロテクニック”だ。詳細を話し出すと終わりのない話になってしまいそうなので割愛するが、要はワークタイム25分に対し必ず5分のブレークタイムを入れたその繰り返しが一番効果的だという理論だ。

最近ハマってる

 最近の筆者はパソコンで原稿を書いたりプレゼンテーションチャートを作ったり、商品企画書などを考える時はいつもこのポモドーロテクニックのお世話になっている。25分の思考+5分のブレークだ。メリハリのある繰り返しは確かに効率アップにはなっている自覚がある。

 従来はブレークになるとパソコンの前から離席し住居内をうろつくか珈琲を取りに行くだけだったが昨今はウッドダンベルを時々左右の手に持ち換えて歩きながらエクササイズをやっている。足だけでなく腕も使うことでリフレッシュ感が違う感じだ。出来れば足首用のウッドダンベルも欲しくなってきた。

 ストーリオ社のウッドダンベルは今ちょうどクラウドファンディングの”Makuake”で応援購入を募っている。既に目標金額は達成。5月30日まで応援購入が可能だ。一般発売時には14850円(税込)のウッドダンベルが20%オフの12430円~からだがどんどん応援購入が増えている。

 当然のことだが天然素材であるブナの木を使用した製品は全て木目が異なり世界中でたった1個だけのウッドダンベルとなる。今年の夏のデスクワークはウッドダンベルを取り込んだ人のThinking Power(思考力)に期待できそうだ。商品配送は6月~7月末迄を予定しているようだ。

商品ウッドダンベル
価格10950円~
販売 Makuake