本日の一品
結束バンドのロックなアイツを元通りのユルい感じにするツール
2023年2月8日 00:00
個人的には「忘れてやらない」が一番好きです。それはともかく、タイラップとかインシュロックとかケーブルタイとか結束バンドとか呼ばれる、何かを束ねて固定するときに便利なアレを使っているときに、いったん固定してしまったけれどやり直したい!と思ったことがみなさんも一度や二度ならずあるのではないだろうか。筆者はたぶん200回はある。
そのたびにニッパーで切り落として無駄にしてしまうか、細いマイナスドライバーで無理矢理外すか、もしくは手で取り外しできるちょっと高価な(太い)結束バンドを使うかしてきたのだけれど、間違ったところにロックしてしまった細くて安価なアイツを、もっと安全かつ簡単に取り外せるようにならないものか。ということで「テイクメカバンド」というツールを手に入れた。
ピンセットのような形をしたこのツールは、先端部にあるかぎ爪部分を固定してしまった結束バンドのヘッドの内側に差し込み、握り込むことで内部のツメを浮かして取り外せるようにする、というもの。これで誤って固定してしまった結束バンドを楽に再利用できるわけだ。結束バンドが残り少なくなって失敗が許されないときも、気にせず作業できるだろう。
基本的には留めた結束バンドの内側から差し込むため、ガッチリ隙間なく締め込んだものに対しては使いにくいという弱点はある。なので、軽く仮留めしている段階で使用するものと考えておきたい。対応するのは、差し込む部分に0.8mm以上の隙間があるものとのことで、筆者がよく使う4.8mm幅はもちろん、かなり細い2.5mm幅も、スルッと取り外せた。
でもって、取り外すのとは反対に、締め込むための工具もこれと同時に購入してみた。2000円前後からいろいろな種類があるなかで、筆者が選んだのは握り込むレバーが2つあるタイプ。軽く手で締めた結束バンドをこの工具の先端に通し、大きなレバーを握り込んでいくことでギュウギュウと締め付けることができる。そして、そのまま最後にもう1つの小さいレバーを握れば、結束バンドの余った部分をスパッとカットできるのだ。
ケーブルを固定するときはあまり強く締め付け過ぎるとトラブルの元となるので注意したいが、手作業では難しい強固な締め付けを軽く片手でこなせてしまうから、棒状のものを束にして収納したり持ち運んだりしたいときなんかには大いに活躍してくれる。取り外しと締め付けの両方とも完璧になり、結束バンド周りの作業が楽しいものになってきた。あ、あと「ギターと孤独と蒼い惑星」も好きです。
製品名 | 発売元 | 販売価格 |
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テイクメカバンド | メカランド | 1110円 |
製品名 | 発売元 | 販売価格 |
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ケーブルタイツール | knoweasy | 2000円 |