本日の一品

家中どこでも使える”テレワークのお供”「はさめるタップ」は大活躍

 友人とのランチの後、久し振りにヨドバシマルチメディアAkibaのレストラン階以外の全売り場を探検。あいにく脊髄反射で購入してしまいそうなガジェットは発見出来なかったがエレコム社の発売している「はさめるクリップ」と名付けられたちょっと便利そうなテーブルタップの仲間をゲットした。

 購入した”はさめるタップ”は3口のテーブルタップに大きなクリップが90度の角度で取り付けられた”T字型”をしたパッと見は使いよいかどうか不安になる商品だった。付属のACケーブルは2.5m。他に3m版もすぐ脇にあった。パッケージには”雷ガード”付きであることとプラグ・ブレードの挿入口が普段は塞がれている”ほこり防止シャッター”付のようだ。

”はさめるタップ”は時々キッチンやリビングで働くことのある家庭内ノマドワーカーにはピッタリのアイテムだ

 パッケージの上の表記で一番心が惹かれたのは”テレワーク オンライン学習 推奨商品”という分かったような分からないようなコピーだった。要は”はさめる大きなクリップ付き”が家中どこで使ってもいろいろな場所にクリップ出来て便利だと言うことらしい。”はさめるタップ”はマジに便利そうな気がしてきた。対応の厚さは15㎜~35㎜。

筆者の買ったモデルはホワイトカラーのACケーブルが2.5mの製品だ

 海外ではPower Strip(パワーストリップ)と言わないと通じないテーブルタップ系は我が家には本当に必要な数の2倍から3倍は常時ある感じだ。日常良く目にするこれらテーブルタップも実は奥の深いアイテムだ。テーブル上で使うと便利なモノ、床上で転がして使うと楽しいモノ、音声やスマホでオンオフを出来るIoTモノなど多種多様な世界に成長してきている。

パワーストリップ(テーブルタップ)は時代ごとの文化やテクノロジーが垣間見れて楽しい商品だ

 今回ご紹介する”はさめるタップ”のとにかく素晴らしい点は、大きな洗濯ばさみの様なクリップが、あまり力の無い子供や女性でも親指と人差し指で摘まんで少し力を入れると簡単に開くことだ。そしていとも簡単に開くのに一旦リビングのダイニングテーブルやカウンター天板を咥え込むと押しても引いても簡単には動かない。これは凄い!

 グリップ力の秘密は、クリップの内側の上下の面全体に取り付けられたシリコンゴム系の滑り止めにあるらしい。運悪く細かな埃が付いたりした時は多少吸着力は落ちるかもしれないがウエットティッシュなどで塵や埃を拭き取ればすぐに元通りになるので大丈夫だ。

2.5mのACケーブル込み3個口はの”はさめるタップ”は実測約360gと軽量だ
子供でも女性でも軽く指先で摘まんで開くことの出来るクリップは秀逸だ。クリップ内面に貼られたシリコンゴム系のノンスリップテープが接地面を強力にグリップする

 そして壁面コンセントに挿し込むプラグは2枚のブレードが180度自由に角度を変えることが出来るので、壁面からのケーブルの立ち上がりが出っ張って邪魔にならないように最適化出来る。加えてクリップの一方の端には穴が開いていて、ガレージやオフィスの壁面にフックがあれば吊り下げ活用も出来る。筆者は小さいけれど強力なマグネット吸着のSカンフックを使ったが、実測363gの”はさめるタップ”の落下の心配は無かった。

ブレード部分が180度回転するスイングプラグは壁面からの立ち上がりを最適化出来る
約360gの”はさめるタップ”はマグネット吸着の小さなSカンでも吊り下げられた

 そして3個口のコンセントの方向は中央のコンセントとその左右のコンセントはブレードの挿入角度が90度違っている。そのため、コンセントに挿入したACアダプターなどがぶつかって締め出しを食らってしまう被害は少なそうだ。

平均的な厚さ30㎜程度のダイニングテーブルはバッチリとグリップしてくれる。左右のコンセントに挿したプラグを抜くときは手を添える必要があるが中央は片手で引き抜くことも可能だった。無理はすること無いが・・・
コンセントの向きが異なるのでACアダプターの相互干渉も少ない

 実際に筆者が愛用している流行りのGaN(窒化ガリウム)のPD対応ACアダプター3個(CIOとANKER 2台 全部でUSBポートが7口)を適当に並べて挿してみたが全く隣同士のACアダプターは干渉しなかった。

 筆者が”超推薦”としてこの”はさめるタップ”をSNSで紹介したところ、最初に感じたようにこの”はさめるタップにUSBポートが2個ほど付いていたら最高だ!”という意見が幾つか出てきた。ご存じの様に昨今のUSBはレガシーな5V 0.5Aや1A、タブレット対応と言われてる5V 2.1Aや2.4A、そしてPD対応等々いったい何をデフォルトで付ければ良いか不安要素が多い存在だ。

 ”はさめるタップ”は商品企画をしていると誰もが陥る「この際ついでにUSBポートも付けよう!」なんてトラップにまんまと引っかかること無くACポート3口だけに留めたところが素晴らしい。USBポートは今や星の数ほど有るUSB ACアダプター専業メーカーに任せユーザに好きなモノを選んでもらうのが良い。もちろん企画段階でUSBポートのこと等120%忘れていたとしてもそれはそれで素晴らしい。

 筆者は別にテレワークがそれほど好きじゃない。しかし時々気分を変えて原稿やレポート、プレゼンピッチをリビングやダイニングで作ったり休憩にYou Tubeを観たりすることも多い。そんな宅内なんちゃってノマドに”はさめるタップ”は最高に役立っているホットなアイテムだ。

筆者のダイニングテーブルでのノマドワークの様子

 普通の人なら2ポートか3ポートの65W~100WクラスのUSB GaN ACアダプターがあれば十分だ。残りのコンセントはまだ2個使えるので全く不足は無いはずだ。”はさめるタップ”は筆者の購入したホワイトカラー以外にブラックもあるので良く使う場所の食卓やカウンターとのマッチングで色を選択すれば良いだろう。宅内ノマドワーカーには超推薦アイテムだ。これは売り切れる前に手に入れておこう。

商品購入価格
はさめるタップヨドバシカメラ秋葉原1450円