本日の一品

「ローラーケシポン 箱用オープナー」は通販するなら備えておきたい、箱開けと個人情報保護の1台2役

「ローラーケシポン 箱用オープナー」

 ネット通販などで買い物したときの、ワクワク感ある開封の儀。ただ、それと同時にちょっと煩わしいと思うこともあったりする。まず、テープでしっかり封をされていると、それをカッターなどでカットするか、力ずくで破るかしなければならない。

 で、届け先などが記載されたラベルの処理も手間だ。最近は剥がしやすくなっているものの、それでも爪の先でめくるのに意外と手こずる(爪の間にラベルの糊が付着して、むむむーっ!てなったりする)。自分の名前や住所などが丸見えのラベルを貼ったまま古紙回収に出すのははばかられるので、面倒でも毎回剥がしているわけだけれど。

 そんな開梱とラベル処理の2大煩雑作業をまとめて省力化してくれるのが「ローラーケシポン 箱用オープナー」だ。大きめのハンコのような形をした頭部分にカッターが収納されていて、底面のキャップの奥にはローラー型のスタンプが仕込まれている。

少し大きめのハンコみたいな形
頭部分にはカッター。収納するときは右に見えるツマミ状のロックを押しながら刃を戻す
底面のキャップを外すと真っ黒なローラー型スタンプが

 ノコギリ状の歯をもつカッターは、指を使って起こし、ダンボールなどを留めているテープ類に差し込むだけで「すいっ」と軽々カットしていける。ラベルの住所など他人に見せたくない部分は、ローラー型のスタンプを押しつけて、これまた「すいっ」と動かせば、意味をもたないアルファベットであっという間に黒く埋め尽くされ、少なくとも人の目には情報が読み取りにくくなる。わざわざラベルを剥がすことなく、そのまま古紙回収に出せるだろう。

 カッターの切れ味は十分だし、ローラースタンプの黒塗り具合もバッチリで、とりあえず玄関に1つ置いておけば安心なアイテム。ただ、1つ不満があるとすれば、スタンプ部分が非交換式であることだろうか。だいたい30メートル分をスタンプできるようだが、インクを注入したり、ローラーを交換したりはできず、インクが切れたら丸ごと買い替えになる。

布テープが簡単にカットされていく
ビニールテープ系ももちろん楽々カット
ローラー型スタンプでなぞるだけで住所などを手早く隠せる

 カッターとしては長く使えそうなので、即座に役に立たなくなる、というわけではないけれど、標準価格が税込1,100円、ネットや実店舗ではだいたい実売900円前後とまあまあお高めで、コストパフォーマンスとしては微妙かも。でも、カッターですいっと開梱するのも、ローラーですいっと個人情報を隠せるのも、とっても気持ちがいいのだ。

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