本日の一品

長時間つけていられるインナーイヤー型のイヤホン「Soundcore Life Note 3S」

 5月17日、アンカー(Anker)のオーディオブランド「Soundcore」から、同ブランド初となるインナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Life Note 3S」が発売されました。

 同製品を入手してしばらく使ってみたので、今回は外観や使用感などを、簡単にご紹介したいと思います。

 「Soundcore Life Note 3S」の箱の中身は、いたってシンプル。カナル型のイヤホンではないためイヤーピースのスペアは同梱されておらず、本体とケースのほかには、充電ケーブルと説明書などが入っているのみです。

 カラーはブラックとオフホワイトの2種類で、本稿でご紹介するのはブラック。丸みを帯びた形状は、シンプルですがどこかかわいらしい印象です。

 ケースの背面には充電用のUSB Type-C端子があります。イヤホン本体でも最大5時間の再生ができますが、充電ケースとあわせて使えば最大35時間の再生が可能になります。

 個人的にうれしかったのが、ワイヤレス充電にも対応していること。

 有線充電だと、ケースの充電をついつい忘れてしまい、外出先で「イヤホンの電池がなくなったら、家に帰るまで音楽は聴けないな……」ということがたまにありました。

 その点、「Soundcore Life Note 3S」の場合は、一日の終わりにワイヤレス充電器の上に置いておけば、次の日にはちゃんと電池満タンになっています。

 イヤホン自体も、ケースと同じで丸みを帯びた形状をしています。少なくとも筆者にとっては初めて見るような形で、最初に実物を見たときはちょっと驚きました。

 イヤホンは片耳約4.3gという軽さで、長くつけていてもあまり疲れません。インナーイヤー型ということもあり、耳の中が蒸れにくいのも好印象です。

 音質に関してはしっかりと低音が効いており、「インナーイヤー型でこれだけ迫力のある音が出るんだ」というのが正直な感想です。筆者はあまり音質にこだわるほうではないので、感じ方には個人差があると思いますが……。

 普段はノイズキャンセリングイヤホンも使っている筆者が「Soundcore Life Note 3S」を使うのは、音楽を聴きつつ、ある程度は周囲の音も耳に入ってきてほしいシーン。

 筆者の場合、たとえば家の中で家事をするときや、軽く散歩をするときなどが挙げられます。ケースから取り出したらすぐにペアリングできる手軽さもあいまって、日常生活で欠かせない存在になりました。

 インナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンは、カナル型に比べるとまだまだ珍しい印象。興味がある方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

製品名メーカー価格(執筆時)
「Soundcore Life Note 3S」アンカー6990円