本日の一品

最大20WのUSB PDに対応、小型ながら3個口搭載の超小型電源タップ「AOT-T1」

 遠征先のホテルやテレワーク用のスペースでは、コンセントの数が足りないこともしばしば。こうした時のために、コンセントの口を分配させつつ、さらにUSBポートを搭載することでデバイスの充電を可能にするタップは、取り扱うメーカーが最近続々と増えつつある。

メーカーはエアージェイ。本稿執筆時点ではAmazonでは取り扱いはなく、筆者はヨドバシで購入した

 今回紹介する「AOT-T1」は、コンパクトさと機能の豊富さを両立させた製品だ。片手にすっぽりと収まる本体には、コンセントが3個口搭載されており、コンセントが1口しかないホテルのデスクやベッドサイド、コワーキングスペースのデスクでも、複数の差込口を確保できる。

本体は手のひらに収まるサイズ
正面。上部にコンセント1個口、下部に2基のUSBポートと1基のUSB Type-Cポートを備える
両側面にはさらにコンセント1個口を備えており、計3個口ということになる
USBのAポートは合計5V / 3.6Aまで、USB Type-Cポートは最大20W(9V / 2.22Aまたは12V / 1.67A)まで対応する

 さらに本製品は、2基のUSBポートと、1基のUSB Type-Cポートも併せて搭載している。本製品のようなモバイル用途の小型電源タップはいくつかあるが、USB PD対応のUSB Type-Cポートを搭載した製品は数少ない。また出力も最大20Wということで、多くのスマホではほぼ最高速度での充電が行える。

プラグは180度回転する構造。壁面コンセントに差し込む時はこの角度になる
持ち歩く時はこのように手前に90度倒して収納する
上方へと伸ばすこともできるので差し込み方の自由度は高い
壁面コンセントへの装着時。これが一般的な使い方になるだろう
真上を向いたコンセントではこのように垂直に差して使うことも可能だ

 また珍しいのが、背面のプラグが180度スイングする機構を備えることだ。これが90度ならば単に持ち歩き時に折り畳めるだけなのだが、さらにプラスして上方へも90度折り曲げられるため、ホテルのベッドサイドのコンセントのように配置が制限される場所でも、配線に融通が効くようになる。

 さらに同種の小型タップに比べて、奥行きがあまりないのも利点だ。こうした小型タップにいくつもの電源プラグやUSBケーブルを指すと重量が増し、特に奥行きがあるタップは引っ張られるようにして落下することもしばしばだが、本製品はその危険も少ない。見た目こそ地味だが完成度は高く、モバイラーにおすすめできる製品だ。

製品名発売元実売価格
AOT-T1エアージェイ2700円