本日の一品

任天堂の最新携帯ゲーム機! 「ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説」

 今回ご紹介させていただくのは、任天堂の「ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説」です。以前、本コーナーで「ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ」をご紹介した際、もし「ゼルダの伝説」のゲーム&ウオッチが出たら間違いなく購入してしまうでしょうと書きました。予言(?)は的中し、本当に発売されたので一も二も無く購入してしまった次第です。

「ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説」。ゲームのテーマカラーである緑色の本体です。

 「ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説」は名前の通り、任天堂の昔懐かしの携帯ゲーム機「ゲーム&ウオッチ」に、ファミリーコンピュータ ディスクシステム用ゲームソフト「ゼルダの伝説」と「リンクの冒険」、およびゲームボーイ用ゲームソフト「ゼルダの伝説 夢をみる島」のほか、ゲーム&ウオッチのタイトル「バーミン」のキャラクターがリンクになったバージョンの4本のゲームを収録、さらに前述の3タイトルは日本語版と北米版の両方が収録されていて選んで遊べるという豪華な内容になっています。

収録ゲーム「ゼルダの伝説」「リンクの冒険」「ゼルダの伝説 夢をみる島」の日本語版
前述の3つのゲームの北米版も同時収録。BGMやゲームの難易度など細かい部分が異なるので、プレイし較べるのも楽しそうです。
ゲーム&ウオッチのタイトル「バーミン」のリンク版も収録。このタイトル、筆者は全く知らなかったので初プレイになりました。

 手のひらサイズのゲーム&ウオッチですが2.36インチのフルカラー液晶を備え、USB Type-C端子経由で充電して8時間連続で稼働できるなど、性能は最新デバイスのそれです。そしてスーパーマリオ版の時にも思いましたが、スピーカーからの音の鳴りが本当に良いと筆者は感じました。叶うならばゼルダの伝説の名曲の数々を味わうためにイヤホンジャックも備えておいて欲しいところでしたが……。

時計機能と、新たに搭載されたショートタイマー機能。内箱がスタンドになって飾りやすくなりました。十字キーとボタンで遊ぶこともできます。

 そしてスーパーマリオ版と同様に「ウオッチ」の名前を担う機能として、「ゼルダの伝説」の各マップ画面で遊べる時計を搭載するほか、今回新たに「リンクの冒険」の画面で遊べるショートタイマーを搭載しています。スーパーマリオ版にもあった時計機能ですが、本体が軽く小さすぎて立てかけるのが困難であったことを受けてか、今回はパッケージの内箱を組み立てると専用のスタンドになります。可愛くちょこまかとキャラクター動き回る時計は、いつまでも見ていて飽きません。

隠し(?)機能、本体の裏に浮かび上がるトライフォース。遊び心のある演出です。

 さらに最初からハートがMAXの状態で遊べたり、途中セーブが出来たりする「隠しコマンド」があったり、電源を入れている状態だと本体の裏側に「トライフォース」が浮き上がるなど遊び心も満載です。隠しコマンドについては任天堂の公式サイトで公開されているので気になった方は調べてみてください(それにしても公式で発表されているものを「隠しコマンド」と言って良いものか……?)。

手のひらに収まるサイズで楽しく遊べます……が、わりと難易度が高いことには変わりありません。

 筆者はゼルダの伝説リアルタイム世代なので懐かしくプレイしてはいるものの、小学生だった当時に「ゼルダの伝説」の謎解きや「リンクの冒険」のアクションが難しすぎて投げ出した記憶までよみがえってきました。ゲーム&ウオッチ版で(攻略サイトなどを見つつ)リベンジしなければと決意を新たにするのでした。さらに未プレイの「夢をみる島」も楽しみたいと思います。全タイトルやったことあるという方も、多くは北米版までは未プレイでしょうし、プレイし比べてみてはいかがでしょうか。

「ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説」と「同 スーパーマリオブラザーズ」。次に出るのは何でしょうか。展開が楽しみです。

 さて「スーパーマリオ」も「ゼルダの伝説」も出た任天堂の「ゲーム&ウオッチ」シリーズ、次なるタイトルは何なのか気になるところです。過去から現在まで愛されているシリーズといえば「メトロイド」か「星のカービィ」あたりでしょうか。もし「MOTHER」シリーズ3部作が収録されたゲーム&ウオッチなどが出た日には、また一も二も無く購入に走ってしまいそうな筆者なのでした。

製品名発売元価格
ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説任天堂5480円