本日の一品
IoT系ではないシンプルな自動開閉ゴミ箱を手に入れた
2021年11月22日 00:00
コロナ禍の影響か今年の夏ころ国内外のあちこちのクラウドファンディングから自動開閉ダストボックス(ゴミ箱)の支援者を募っていた。どれかに面白そうなヤツにプレッジしようと考えていた矢先に用事があって家族と合羽橋に買い物に行った。
そこで見つけたのが今回ご紹介する「センサー搭載 自動開閉ゴミ箱」だ。ここ1~2年流行のセンサー付きゴミ箱は当然フタ付きのゴミ箱だ。センサーがゴミを入れようとする人の手や体の一部、サイン、音などを感知して素早くフタを自動で開いてゴミを飲み込んでその後自動で閉じる仕組みを備えたゴミ箱だ。
常時、蓋が空いていないので中身が見えず匂いも出にくい現代社会にマッチした清潔なゴミ箱だ。内部容量も小さなもので8リットルクラスから大きなものだと業務用に使える50~60リットルを超える大型のものまでが売られている。
形状やサイズの大小によって蓋の開閉方法も様々だ。筆者の購入した最もポピュラーでシンプルな1枚蓋が後方のヒンジを軸に単純に上に開く物や、左右に分割された2枚の蓋が同時に左右上方向に開く物、そして円筒形のゴミ箱では丸い蓋が左右に分割され、カナブンの羽根の様に左右にスライドして開く物など凡そ三種類くらいが一般的だ。
今回、筆者は店頭にあった8リットルと12リットルを比べて正面間口の小さな12リットルモデル(PDB012)を購入した。家庭用で室内に設置するので、本体重量も1.3Kgと軽量だ。パッケージには、ゴミ箱本体、蓋ユニット、リング、取説の4点が入っている。
まずは、蓋の自動開閉の為のエネルギー源となる乾電池のセットを行う。蓋ユニットの裏側にある電池ケースを取り出し、単3アルカリ乾電池を3本セットして戻す。
自動開閉ゴミ箱は、清潔性とゴミを捨てやすくする為にゴミ箱本体に適当なサイズのビニールのゴミ袋を入れて使うのが基本設計だ。まずリングを取り出し、内側にゴミ袋をセットしてゴミ袋の開口部をリングの外側に折り返し、次にゴミ箱本体にセットする。最後に電源スイッチをオンにした蓋ユニットを取り付ければ完成だ。
人感センサーを使用する自動開閉モードは、ゴミを捨てようと蓋に近づいた手に反応して蓋を自動的に開く"ハンド感応モード"とキッチンなどで立ち仕事をしている時に膝を近づけることで自動的に開く"膝感応モード"の2つの人感モードがある。
そして、LED表示部の左端にある振動センサー機能オン・オフボタンをタップすることで、人感モードに加えて振動検知して自動的に開くモードが追加される。いずれのモードでも、開くのとほぼ同時にLED表示部に表示される5→4→3→2→1と変化するカウントダウンにより表示数字がゼロになると自動的に蓋は閉まる仕組みだ。
もちろんLED表示部の右端に配置されたOPEN-CLOSE手動開閉ボタンをタップすることでいつでも開閉動作をマニュアルで行うこともできる。ゴミ袋の交換時などには、オン・オフスイッチでセンサー機能を一時停止して行うのが良いだろう。
筆者がこの自動開閉ゴミ箱を手に入れてこの原稿を書いている10月末でほぼ105日が過ぎた。毎日かなりの頻度で開閉を行っているが今迄のところトラブルはゼロ。アルカリ乾電池もまだ大丈夫の様だ。スペックには電池での連続運転時間は約5000回と記されている。
今回購入した自動開閉ゴミ箱は、外形寸法が幅180×高さ320×奥行300㎜で容量12リットルと比較的コンパクトなサイズで動作音は極めて静か、センサー利用の多様なモードでコストパフォーマンスに優れた商品だ。大量のゴミを出さない寝室や書斎、単身者のキッチン等でも活躍できそうだ。
クラウドファンディングやIoT系の蓋自動開閉ゴミ箱を企画中の方々には、投げたゴミが無事バスケットゴールリングを通過すれば、その下で待ち受けているゴミ箱の蓋が瞬時に開き、ゴミを飲み込むと同時に累積勝率を表示してくれるような楽しいヤツを期待している。ファンファーレが伴えばよりベターです。
商品名 | 価格 | 購入場所 |
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センサー搭載 自動開閉ゴミ箱 PDB012 | 3828円 | 合羽橋シモジマ |