本日の一品
アンカーのマグネット式ケーブルホルダーで整理整頓「Anker Magnetic Cable Holder」
2021年10月11日 00:00
モバイルパソコンさえあれば、場所を選ぶことなくどこででも仕事が出来るのが、モバイルワークやリモートワークの定義であるが、昨今の様にコロナ禍でその期間が無限に思えるほど伸びてくれば、時として気分を変える意味でも、家庭での仕事場所を自室からほかの場所に移してみたくなる。
これは自由に使える自室を持っている恵まれた人も、自室は無く家庭内ノマドの様に、時にはリビングや寝室、時にはダイニングテーブル、そしてまたある時には廊下までもがワークスペースとせざるを得ない人も同様だろう。
このような市場を狙って、本体であるモバイルパソコンだけでなく、セカンドディスプレイやモバイルパソコン、スマホ、タブレットのスタンドや、小型のACアダプターなどの周辺機器が市場を大きく伸ばしてきている。
そんな中の変わり種で、リモートワークと相性の良さそうなリモートワーク支援ガジェットの「アンカーマグネット式ケーブルホルダー」(以降「ケーブルホルダー」)が便利だ。
ケーブルホルダーは、ケーブルに取り付ける5個のマグネット付き「ケーブルホルダー本体」と、それらをマグネットの力ででくっつけて整列させる「ベースプレート」の2個のパーツからなる。
ベースプレートには、6個の凸型のセパレーターが均等に配置され、5本の充電プラグケーブルを「見た目も綺麗に」整列配置できる仕組みだ。
そして、ベースプレートの背面は再利用できる粘着性のテープが全面に貼られており、テーブルなどの表面にしっかりと吸着できる。マグネット吸着している充電プラグケーブルのうち、任意の1本を引き上げても、しっかりとテーブルに固定されたままとなっている。
水洗いと自然乾燥を行うことで、10回くらいまでその吸着力は保てるようだ。
プラグケーブルのホルダーは、4面の内の1面にマグネットが取り付けられており、その面をベースプレート側に向けて置くことでしっかりと吸着する仕組みだ。
プラグケーブルホルダーはたいていの市販されているケーブル軸径にフィットするが、筆者の使っている1本のケーブルは、ケーブル直径がスリム過ぎて、使用後、ベースプレートに吸着させようとすると、ケーブルホルダーだけが最初に決めたプラグ脇の位置からどこかにずれてしまうことがあった。ある程度ケーブルの太さも必要そうだ。
筆者は、原稿を書いたり仕事をしたりするダイニングテーブルのすぐ脇にあるテーブル上の隅っこに、ケーブルホルダーを「ちょっと遠慮がち」に張り付けており、極めて便利に使っている。
5本のケーブルの内訳は、PD(USB Power Delivery)対応のUSB Type-Cケーブルが3本と、旧来のmicro USBケーブルが2本(1本はType-C変換アダプタ付き)だ。
我が家では、もう90%ほどのデバイスはType-Cとなってきているが、面白ガジェットや旧来のモバイルバッテリーの一部には、いまだにmicro USBポートしかない製品などがしぶとく残っており、なかなか迷惑な存在だ。
便利なケーブルホルダーを使用することで、一見してデスク上は綺麗に収まったように見える。ただ、その元を辿っていきACアダプター周辺を見てみると、まだまだ綺麗でクールな状況とは言えないのが現実だ。
今のところ筆者は、SlycoolのUSBポートが8個付いたACコンセントと6個のテーブルタップを使っているが、供給電力によってまちまちなサイズのUSB-ACアダプタや、個性的なケーブル引き出し機構の製品もまだまだ多く、テーブルトップの一見クールな見栄えとは大きく異なっているのが現実だ。
日夜進歩を繰り返し、新製品の登場が止まることの無い世界では、なかなか容易なことではないと思われるが、そろそろ「USB電源周りやクライアントデバイスの進化」をよく理解した、インテリア系にも明るくセンスの良い企業の出番が来るかもしれない。
商品名 | 価格 | 購入元 |
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アンカーマグネット式ケーブルホルダー | 1690円 | Amazon.co.jp |