本日の一品

これで「充電待ち」がなくなるぞ! 60+40WのType-C 2ポート充電器

最大100W出力の「Anker PowerPort III 2-Port 100W」

 USB PD対応のデバイスがますます身の回りに増えてきている。スマートフォンもそうだけれど、個人的に一番やっかいだと思うのがノートパソコンだ。30W程度までの汎用USB充電器だと、出力不足で充電できないノートパソコンも多い。結局、デカくてかさばるノートパソコン純正の充電器を使うはめになってしまう。

 1台だけならそれでも許せるけれど、手元で同時に充電したいノートパソコンが2、3台あると、充電器とケーブルのごちゃつき具合に「ああああああ」という声が出そうになる。共通規格であるUSB PDに対応している強みを活かして1台ずつ順番に充電するにしても、それなりに時間がかかるから「充電待ち」状態は避けられない。

 そんなにたくさんのノートパソコンを同時に使うことなんてないだろう、と思われるかもしれない。が、筆者としては、レビューしなければならないノートパソコンがどんどん手元に溜まっていくことが、まれによくある。これも効率よく充電できる充電器がないせいだ!(責任転嫁)1つで複数台充電できるUSB PD充電器が欲しい!

 というわけで、アンカーから発売されたばかりの「PowerPort III 2-Port 100W」をさっそく購入した。合計出力最大100WのType-Cポートを2つ備えた充電器だ。2つあるうち上のポートのみを使用するときは最大100W、上下2つのポートを同時に使用するときは上が最大60W、下が最大40Wとなる。

2ポート同時使用時は上が最大60W、下が最大40Wの出力となる
プラグは折りたたみ式でかさばりにくい

 60Wもあればほとんどのノートパソコンを充電しながら使用することが可能だし、40Wだと機種によっては不足する場合もあるが、それでもだいたいは充電・給電に対応できる。メインで使っているノートパソコン、MacBook Pro(13インチ、2016年モデル)は、40Wでも充電しながらの使用が可能だった。

2台のノートパソコンを同時に充電可能
ノートパソコンとタブレットの組み合わせももちろんOK

 ちなみに、Apple純正充電器(最大61W、1ポート)とPowerPort III 2-Port 100Wは、サイズ感がだいたい同じで、実測すると容積は後者の方がわずかに小さい(約8立方cmの差)。ここは5年の進化を感じる部分だ。デバイスを2台同時充電できることを考えると、出張などで積極的に持ち運んでもいいかな、と思える。

Apple純正の最大61WのUSB PD充電器(左)との比較。幅は2.5mmほどApple純正が薄い
高さと奥行きはPowerPort III 2-Port 100Wが5mm低い。トータルの容積で見るとわずかにコンパクト

 とにかく電源コンセント1口で、2台のノートパソコンを同時に充電できる省スペース性と効率の良さは本当にありがたい。仕事の生産性もまあまあ、あくまでもまあまあ上がるというものである。

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製品名発売元実売価格
PowerPort III 2-Port 100Wアンカー・ジャパン6990円