本日の一品

自転車にもランにも使える脱着可能なスマホホルダー

 自転車にスマートフォンホルダーを取り付けたいと思いつつ、選びきれないまま数年が経過しました。よくあるシリコン製のホルダーだと、屋外に置く自転車に装着したままだと劣化しそうだし、簡単に盗まれてしまいそうだし……と逡巡していたのです。ホルダーと土台を分離できる製品があるのも知っていましたが、そちらは価格がネックになっていました。

 そんな日々を送る中、仕様的にも価格的にも、ようやく筆者の理想に叶う製品を見つけたので紹介させてください。Boneの「Bone Bike Tie Connect Kit」です。

Boneの「Bone Bike Tie Connect Kit」。スマートフォンホルダーと自転車に取り付ける土台が分離する構造です。

 同製品は、スマートフォン本体に装着するシリコン製のホルダーと自転車のハンドルに取り付ける土台を分離できる構造になっています。ホルダーはシリコン製で、6.5インチ級の大型サイズの端末から、筆者が使用しているiPhone 12 miniのような小ぶりのものまで対応。カバーを付けたままでも装着できますし、端末を買い換えても使い続けられそうなのは安心です。それでいて価格は5000円未満と願ったり叶ったりです。

ホルダー部分。シリコン製で左右のバンドを本体に巻きつけて使用します。
裏面。土台に装着するためのアダプターを備えます。
iPhone 12 miniを装着してみた様子。
裏面。タブレットはさすがに無理ですが、大型サイズの端末にも対応します。

 ホルダーの背面にアダプターを備え、土台にカチッとハメ込んで固定する機構です。ステムにもハンドルにも取り付けできて、スマートフォン自体をタテにもヨコにも固定できるので、「Strava」のようなフィットネスアプリや、地図アプリを使うときでそれぞれ向きを使い分けられて便利です。また筆者は所持していないので試せませんでしたが、この土台にはGarmin社製の一部のサイクルコンピュータをそのまま装着することができるとのことです。

自転車に装着してみました。こちらはタテ方向。
ヨコ方向で装着。ガタ付きもなくガッチリと固定されます。

 さらに本製品は、自転車用の土台だけでなく、ラン用のアームバンドにも対応しています。スマートフォンを入れて腕に巻くラン用のアームバンドは数多くありますが、走行中に使う用事が出来たときなど、いちいちアームバンドを腕から外して操作してまた巻き直すのが実に面倒でした。本製品の場合、アームバンドに固定用のアダプターが備わっているので、自転車に取り付けたとき同様、カチッとはめ込めば固定完了。スマートフォンを使いたくなったときはちょっと手を伸ばして固定を解除すればすぐに本体を使用できます。これは便利です。

別売りのアームバンド用のバンドベース。バンドは自分で用意できるのでアダプタのみ購入しました。
腕に装着。腕を振っても勝手に外れることはありません。

 外出するのに生命の危機を覚えたほど暑い夏が終わり、ようやく外出に適した気温になりつつあります。短い秋の間の運動に精を出すきっかけ作りに、自転車とランの双方に対応したスマートフォンホルダーはいかがでしょうか。

製品名購入場所価格
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