本日の一品

AirTagを人に持たせる用途に最適、アクセサリー感覚で使えるサクラ型のAirTagケース

 アップルの「AirTag」は、持ち物に取り付けて置き場所を探すためのタグであり、家族など人に持たせる使い方は推奨されていない。同意のないまま誰かの懐に忍ばせれば、ストーキングに近い用途に使われる危険もあるので、そうした用途はなるべく触れたくないというのが、メーカーとしても本音だろう。

パッケージ。CASE STUDIブランドで販売されている。筆者はヨドバシで購入した

 とはいえ、GPSのような高精度かつリアルタイムさを求めなければ、人の居場所の確認に使えてしまうのは紛れもない事実。みまもり端末のように月額の使用料や通信費がかからないこともあり、子どもや老人の居場所をカジュアルに把握するためのツールとして活用している人は、実際に少なくないようだ。

製品本体。同一形状およびカラーのものが2個同梱されている

 今回紹介するAirTagケースは、そんなAirTagを人に持たせる場合に向いた製品だ。AirTagをはめ込んでバッグの取っ手などに固定する仕組み自体は、従来のAirTagホルダーと変わりはないのだが、花(サクラ)の花びらを模した形状で、ちょっとしたアクセサリーのような見せ方ができることが大きな特徴だ。

中央部のくぼみにAirTagを取り付ける
素材はシリコンなので力任せに押し込むだけでよい
装着した状態。メーカーサイトの写真では裏返しに取り付けられている
裏面は完全に保護された状態。シリコンなので耐衝撃性はもちろん防水性も高い

 取り付け方は、花びらの中央部にあるくぼみに、AirTagをはめ込むだけ。素材はシリコンで、雨や汚れにも強い。表面は露出した状態になるので、保護シートなどを貼っておけば、水滴や擦り傷からの保護性能がさらにアップするだろう。いずれにせよ、バッグの内側にではなく、外側に取り付けるにもぴったりだ。

タグを穴に通し、結束するように取り付ける

 AirTagをバッグなどに取り付けるホルダーは、前面と背面それぞれに穴が空いたキーホルダータイプの発売が一段落し、最近はそれらとは異なる発想のさまざまな製品が登場しつつある。今回の製品は、ガジェットらしさは控えめにしつつ、一定の自己主張が求められる用途にはマッチするはず。家族の誰かにAirTagを持たせる場合に、候補として検討したい製品だ。

バッグに取り付けた状態。ちょっとしたアクセントとしても使える。ランドセルなどにも合うかもしれない
製品名発売元実売価格
AirTag Case Sakura Aster(CS-AT-AS-SK)KUTUROGIAN2480円