本日の一品
大型リビング扇風機と比べて小型で安価な「どこでもFAN」を買った
2021年7月26日 06:00
今からエアコンのリモコンを入れるのではとても間に合わない・・・ということはよくあるシチュエーションだ。これからの季節、外から帰宅した直後や、お風呂上りなど、取り合えず額や顔を冷やしたい・・・というのが典型的なシーンだ。
ここ2~3年はリビングに設置するファン部分が上下に伸び縮みして、充電式バッテリー駆動、専用リモコンとスマホでコントロールできる新世代IoT扇風機が人気だ。
最新のIoT扇風機でも、レガシーな電源コード方式なら部屋から部屋への移動が面倒だったり、コードレスならけっこう頻繁に必要になる充電が面倒だったりする。
大型の扇風機は狭いウサギ小屋系の共同住宅に住む筆者などの場合には、活躍シーズンが終わってしまったオフシーズン時の保管場所に苦慮することが多い。
そんなことを思っていた時、愛犬のドッグフードをいつも買いに行く大きなホームセンターで、コンセント電源でも、USB電源でも、乾電池でも動作する3電源方式の「どこでもFAN」というコンパクトな扇風機を偶然見つけた。
パッケージの同梱品は、本体のどこでもFANと専用ACアダプター、USBケーブルと取説の4点だ。部屋のあちこちやテラスなどの屋外に持ち出す時も単体で396gと軽量で負担にならない重さとサイズだ。
本体はイエローの持ち手とブラックの本体のツートンカラー。極端に目立つこともなく、大きな持ち手は極めて握りやすく移動には快適だ。前面下部のPOWER、TIMERの2つのボタンで風量は弱・中・強の3段階、自動切りタイマーは1時間、3時間、5時間をセット可能だ。
直径12㎝の4枚羽根の扇風機本体部分は中央に配置され、左右首振り機能は無く手動の上下だ。守備範囲は真上から真下まで上下に各3段階ずつ、仰角90度、俯角90度の180度範囲なので、お好みの位置で柔軟に使用できる。
どこでもFANは自由に設置場所と風向きを自由に変えることが出来るので、上から風を吹き降ろすことも下から風を吹き上げることもどちらも極めて簡単だ。
筆者は時によって、コンセント電源で使ったり、たくさんあるUSBモバイルバッテリーを使ったり、PCのUSBポートから電源を借りて家中のあらゆる場所でフレキシブルに便利に使っている。
3電源方式なのでどこに居ても電源の確保は極めて簡単だ。しかしそれも面倒だというなら、この際、多少重くなるが、単1乾電池4個を本体底部に収納して完全電源フリーな本来のどこでもFANとして活用すれば良いだろう。
乾電池4個分の実測537gがどこでもFAN本体(396g)下部に加算され933gとなるが、なんと単1乾電池4本で50時間の連続駆動が可能だ。重くなったが重心も低くなって安定性が良くなり、本体を抑えずに操作の為に前面ボタンを押しても以前のようにどこでもFAN自体が後退するということが無くなった。
どこにでも簡単に持って移動できることと、電源フリーなので、家族はキッチンにどこでもFANを持って行き、たった今作ったばかりのまだ暖かいすし飯を冷やすのにも便利に使っているようだった。改めて持ち運びが軽くて電源フリーとは便利なモノだと感じた。
もちろんコンセント電源やUSB電源が使いやすい場所なら、付属の電源コードをどこでもFAN本体に挿入するだけだ。いったん電源はオフになるが、再度オンにすれば、予め決められた優先順位に従って、電源が乾電池から外部電源に切り替えられ、乾電池の消費は押さえられる仕組みだ。
使い方としては多少重量が加算されるが乾電池を入れた状態でどこでもFANを使用するのが便利だ。筆者は暑いシチュエーションの多いダイニングテーブルの脇に製品付属のコンセント電源とケーブルを常設して、移動先の他の場所ではUSB電源か内蔵乾電池で使用している。
季節が変わって、もう扇風機を殆ど使わない時節になれば、次の出番まで本棚に収納しておくか、次に必要な時期まで一時避難を兼ねて床置きや本棚の上に押し上げて低速でエアコンから出た温風のサーキュレーターとして活用することも可能だ。
机の上や周囲に色々なモノの多い筆者は、最近、本棚に超大型のダブルクリップでフックの様な出っ張りを作り、そこにどこでもFANをぶら下げてPC USB電源で活用している。今年の夏も大きなリビング扇風機を買うことなくパーソナルなどこでもFANで越せそうだ。
商品名 | 購入先 | 価格 |
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どこでもFAN | 南千住ロイヤルホームセンター | 2790円 |