本日の一品
AirTagの表面をキズから守る保護フィルム、どれがいい? 複数買って貼り比べてみた
2021年6月15日 06:00
AirTagを使い始めると気になるのが、表面と裏面が露出していることだ。 純正を含む市販のホルダーはこの表面と裏面がともに露出した状態になっており、地面に落下させて引きずったりすると、容易に傷がつきかねない。
この背景には、AirTagのスピーカーのある白い面を覆わないよう、Appleがアクセサリのデザインガイドライン上で規定していることが挙げられる。要するに表面を覆ってしまうと音が聞こえにくくなるので、空けておいてくださいというわけだ。
とはいえ傷がつくのはやはり避けたいところで、このAirTagの表面を保護するフィルムが、サードパーティー各社からいくつか登場している。5月下旬までに入手可能だった国内2社、海外2社の計4製品を購入して試した結果、現状でベストチョイスと筆者が判断したのが、今回紹介するミヤビックスの製品だ。
同梱されているのは、表裏それぞれのサイズに合ったTPU製のフィルムのセットで、シートを剥がしてAirTagの表裏それぞれに貼って使用する。透明であるため、貼られていることが見た目にほとんどわからない。近づいてよく見ると、シールの段差でようやくわかるといった具合だ。
こうした保護フィルムはスマホでもおなじみだが、貼付先がほぼ平面のスマホと異なり、AirTagは中央が盛り上がった形状であるため、伸縮性のある素材でないと端が浮いてしまいかねない。今回試した製品はいずれもこうした問題はクリアしており、本製品も例外ではないので安心して利用できる。
またミヤビックスの製品は、国内のもう一社の製品と違い、拭き取りクロスやゴミ除去用のシールなども付属しているのが加点要因だ。位置合わせ用のツールは何もないので、貼り付けの難易度はそこそこ高いのだが、これは海外2社も含めた他の製品も同じだ。
もっともこうした性格ゆえか、価格は表裏2枚で約千円とやや高価だ。4個パックのAirTagすべてに貼り付けようとすると4千円を超えてしまい、さすがにコスパの悪さは否めない。その後発売された国内他社の製品は、複数枚のセットをラインナップしている場合もあるようなので、購入にあたってはそちらもチェックすることをおすすめする。
ちなみに海外2社の製品は、数枚セットで価格も数百円とコスパはよかったのだが、いずれも同梱のシールは片面のみ、かつサイズが小さく端までカバーできないなど、実用レベルに耐えなかった。もちろんすべての製品がそうではないだろうが、納期が1カ月程度かかることも踏まえ、あまりおすすめしない。新たに入手を考える場合、こうした点も気をつけてほしい。
製品名 | 価格 | 発売元 |
---|---|---|
OFAIRTAG/S/12 | 998円 | ミヤビックス |