本日の一品
モバイルでも写真を高速コピー。Type-CのUHS-II対応SDカードリーダー
2020年1月29日 06:00
UHS-Iとか、UHS-IIとか、SDカードの規格がどんどん拡張していっているのは理解していたけれど、まさかUHS-II対応のSDカード裏側の端子が、歯列矯正が必要なトトロの歯みたいになっているとは思ってもいなかった。
UHS-II対応SDカードのデータの読み書きには、従来のSDカードリーダーも使えるけれど、新たに追加された2列目の端子も利用して高速にアクセスするには、UHS-II対応のSDカードリーダーが必須だ。
そんなわけで、モバイルPC環境でもUHS-IIなSDカードをフルに使えるようにと思って手に入れたのが、SanDiskのUSB Type-C接続のSDカードリーダー。正規の価格は20ドル余りと、それほど高くはない。
SanDiskのUHS-II対応SDカードリーダーとしては、この他にUSB Type-A直付け型もある。主に日本国内で流通しているのはそちらなのだが、薄型のノートPCや、Type-CポートしかないMacBook Proでは使い勝手が良くない。
Type-CポートがあるPCなら、リーダー部分の厚みを気にすることも、干渉の心配をすることも少ない、Type-Cケーブルで接続するタイプの方が都合がいい。
これまで使っていたUHS-I対応のSDカードリーダーと比べるとサイズはかなり大きくなってしまって、決して持ち運びが楽ちんとは言えないけれど、データアクセスの高速さは段違い。
従来のSDカードリーダーと今回のUHS-II対応SDカードリーダーとで読み書きの速度を比較してみたところ、読み込みが約90MB/s→260MB前後と3倍近くに、書き込みが約85MB/s→190MBと2倍以上にスピードアップした。
PCへの写真データの転送時間が短くなれば、作業効率はぐんとアップする。手持ちのAndroidスマートフォンにも接続してSDカードの読み書きが問題なくできたので、友人や家族にデジカメ写真を渡すときにも活躍してくれそうだ。
カメラも含めてUHS-II対応にしてこそ、その本領を発揮できるというもの。なのだけれど、非対応のカメラでもUHS-IIのSDカードを物理的に使うことはできる。
なので、今はまだカメラを新調する予算はないという場合でも、SDカードとSDカードリーダーの2つをUHS-II対応にアップグレードして、写真編集の効率(データコピーの速度)を高めるのもいいかもしれない。
製品名 | 発売元 | 販売価格 |
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Extreme PRO SD Card USB-C Reader | SanDisk | 20.99ドル |