本日の一品
6つのキーにショートカット、左右どちらの手でも使えるUSB手元スイッチ
2018年11月29日 06:00
上海問屋の「USB手元スイッチ」は、6つのキーを備えた手のひらサイズのコントローラだ。左右どちらの手でも使える形状で、さまざまなショートカットキーを割り当てて、マウス操作の補助に利用できる一品だ。
この製品、元はPCsensor.comの「HK 6」という製品のようで、パッケージもそのままだ。一般的にこうしたローカライズされていない海外製品は当たり外れも激しく、人柱的な要素があるのは事実だが、本製品は有線接続ゆえ技適も不要、かつ税別1999円と安価なため、気軽に試すにはぴったりだ。
本製品は6つのキーにさまざまなショートカットを割り当てて使えるコントローラで、PC側にインストールしたユーティリティを用いてショートカットを設定すると、すぐに利用できるようになる。左右どちらの手でも利用できるが、基本的にはマウスを右手に持ちつつ、本製品は左手で持って使うことになるだろう。
設定できるのはキーのコンビネーションによるショートカットが中心で、ゲーミングマウスのように入力の遅延を含めてマクロを記録するようなことはできないが、価格的にはあまり多くを望むべきではないだろう。複数キーのコンビネーション以外に、長押しを設定できる点などはプラス材料だ。
本製品のもうひとつの特徴として、メモリを搭載しており、ショートカットを本体内に保存できることが挙げられる。他のPCに接続してもショートカットがそのまま利用できるので、プレゼン用途などで本製品を持ち歩き、別のPCにつないで使う場合には重宝する。またPCを再インストールした場合などに、ショートカットを再設定せずにすぐに使えるのはありがたい。
実際に使ってみた限り、問題点は主に2つある。ひとつはボタンがかなり硬くしっかり押し込まなくてはいけないことで、マウスのような軽いマイクロスイッチを想像していると面食らう。もっとも、ボタンの上に指を置いたままにしていても、うっかり押してしまわないのは利点でもあり、評価が分かれるポイントだろう。
もうひとつは、指先だけでは6つのボタンの判別しづらいことだ。左右の違いはすぐ分かるものの、上中下と3段あるうち、1段目と2段目、2番目と3段目の違いを、指先だけで直感的に把握するのは難しい。2段目の中央付近にホームポジションを表すシールなどを貼ってやれば、目視なしに判断できるようになりそうだ。
なお本製品は、ユーティリティが8cmCDで提供されている。最近では8cmCDが読めない環境も多いはずなので、この点は注意した方がよいだろう。ちなみにOEM元のサイトに行けば入手も可能だが、階層がかなり複雑で見つけにくく、また通販ページのリンク先にあるユーティリティはどれも非対応で動作しないので要注意だ。製品添付のユーティリティ「FootSwitch v6.9.1」と同じものもPCsenser.comのページにあるので、参考にしてほしい。
製品名 | 販売元 | 価格 |
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DN-914808 上海道場2段 USB手元スイッチ | 上海問屋 | 1999円(税抜) |