本日の一品

USB部分が合体・分離できちゃう電源タップ

 なにかある度に買ってしまう電化製品といえば「電源タップ」ではないだろうか。電源タップも日夜進化を続けており、最近ではスマートフォンやデジタルオーディオプレーヤーの充電が行えるよう、USBポートがついた製品や、デザインの凝った製品が多く登場している。

 そんなイマドキの進化を遂げた電源タップの中でも、かなり便利だと感じたのがプリンストンの「Unitap」シリーズの「PPS-UTAP8WH」だ。

電源タップのパッケージとしては見慣れた透明ブリスターに入っている

 PPS-UTAP8WHは寒色系のホワイトの筐体で、パッケージもよくあるブリスターに包まれているため、一見すると普通の電源タップに見える。「Unitap」シリーズは「多機能型USB給電機能付マルチタップ」の総称で、その名の通り今回試したPPS-UTAP8WHも「USBポートが付いている電源タップ」で、それだけだとイマドキの電源タップでしかないのだが、本製品がおもしろいのは「USB部分が取り外しできる」ことにある。

電源タップの先端、USB ACアダプター部分はそのまま外して単体で利用できる

 スマートフォンなどモバイル機器を持ち運ぶ人や、複数台を充電する人であればUSBポートが2つ以上ついたACアダプターを持っている人も多いだろう。本製品は、そのACアダプターが電源タップに合体できるようになっており、室内では電源タップに一体化させることでスマートに利用でき、さらに外出時にはモバイル機器の充電に必要なケーブルごと、USB ACアダプター部分を持ち出せるようになっている。

電源タップと一体化して利用できるため見た目がとてもスマート

 電源タップとしての使い勝手も、5つある口のうちの1つは口が離れて設けられているため、大型のACアダプターを差し込んでも他の口を塞がず使い勝手がいい。USB ACアダプター側も4ポートとポート数も多く、電源タップに繋いでる状態の見た目の一体感もいいため、机の上の見た目を気にする人にはもってこいといえる。

USB ACアダプターのポート向きは上or下になる

 実際にUSB ACアダプター部分だけを取り外し、部屋の別箇所のコンセントに差し込んでみると、USBポートが上を向いているためケーブルの長さや充電する機器によっては使いづらいと感じることもあったが、外出先のホテルやカフェで利用する場合はコンセントもデスクやベッドサイドなどになるため、そこまで気にならないはずだ。

出力は最大で5V/3.4Aまで
プラグを収納できるので持ち運びにも便利

 肝心のUSB ACアダプターの仕様・性能としては4ポート合計で5V/3.4Aの出力で、QuickChargeやUSB PowerDeliveryといった急速充電規格には非対応。

 筆者のようにスマートフォンを常に3台、さらにタブレットかノートパソコンも持ち歩き、取材の合間にカフェで急速充電したいと考えている人には力不足だが、スマートフォンとBluetoothイヤホン、人によってはここにタブレットが追加されたり、旅行であれば同行者のスマホも充電したいといった普通の使い方であれば十分な仕様。コンセントプラグも持ち運びを意識して折りたたみができ、本体サイズも4ポートのUSB ACアダプターとしては十分にコンパクト。

 電源タップは引っ越しをした際や大型の家電を購入した際でもないと新たなものを買わないという人も多いだろう。本稿執筆の直前、筆者は自宅の引っ越しをしたのだが、古い電源タップを捨て、電源タップが必要な場所に新しい電源タップを設置した。

 場所によってはUSBポート付の電源タップはかなり便利と家族から好評なので、読者の皆様方もPPS-UTAP8WHをはじめ、イマドキの電源タップの購入を検討してみてはどうだろうか。

製品名発売元価格
Unitap PPS-UTAP8WHプリンストン3680円(税抜)