本日の一品

モバイラーにおすすめしたい「Type-C」&10Gbpsな耐衝撃HDD/SSDケース

Type-Cで10Gbpsな耐衝撃HDD/SSDケース

 慢性的な内蔵ストレージ不足に相変わらず悩まされている。これくらいあれば十分だろう、と思って512GBのSSD内蔵MacBook Proを選んだはずなのに、最近は油断すると残り数GBとかになっている。恐ろしい。MacBook Proの場合、ストレージの増設・交換が不可なので、こまめにデータ整理するか、買い替えるしかない。同じような悩みを抱えるノートパソコンユーザーは少なくないのではなかろうか。

 そんなわけで、筆者が1カ月間、悩みに悩んだ末にたどり着いたのが「外付けストレージを利用する」という誰でも思いつきそうなごくシンプルな結論。しかし、普通に普通の3.5インチ大容量HDDを使うのは、ノートパソコンとともに持ち運びながら活用したい筆者にとっては不便このうえない。

ケースなので中身は当然空である

 MacBook Proの性能を最大限に引き出しつつ、軽く、小さく、それでいて安心して使えるものでなければ! 理想の外付けストレージ探しは難航を極めたが、丸1日費やしてついに見つけたのがこの2.5インチHDD/SSDケースだった。値段は2000円余りと安価ではあるけれど、ケースだけなので中に入れるHDD/SSDは別途購入しないといけない。ちなみに筆者は1TB容量のSSD(2万円余り)を選んだ。

ストレージはWestern Digitalの1TB SSDを選んだ。ネジは六角で、専用工具が付属。対応するストレージの厚さは7mmと9.5mm

 外付けストレージ探しで一番重視したポイントは、MacBook Proと直接つなげられるUSB Type-C接続であること。この製品は直付けのType-Cケーブルを外周に沿って固定できるので、ケーブルを別に持ち運ばずに済み、変換コネクタなしでMacBook Proと接続できる。しかもUSB 3.1 Gen.2対応で、最大10Gbpsのデータ転送が可能。Type-Cポートのみ備えるMacBook Proの性能を存分に活かせるスペックなのだ。

Type-Cなので変換コネクタなしでMacBook Proと接続可能

 外周は柔らかいシリコン素材でできていて、誤って落下させてしまってもある程度衝撃を緩和してくれる。Webサイト上の説明によれば、MIL規格準拠で、1.5メートルの高さ、かつ26方向から落下させても耐えられるとのこと。収納時に外周に巻いているケーブルも衝撃吸収に一役買いそうに見える。とりあえず、わざわざ収納ケースに入れることなく、そのままバックパックなんかに雑に突っ込んでも問題ないのがありがたい。IPX6相当の防水性能もあるので、転がりながら池にドボンするような体当たり取材もこなせそうだ。やりたくないけど。

外周と背面は柔軟性のあるシリコン素材。耐衝撃・防水性能をもつ

 搭載するストレージにHDDではなくSSDを選んだのは、耐衝撃性能を少しでも高めるため。1TBという容量は決して大きくないけれど、これはノートパソコン内蔵ストレージを主に占有している写真データの一時保管場所として考えているからだ。遠方取材になると1週間足らずで数十GB消費することも珍しくなく、500GB程度の容量だとバックアップを少しサボっただけで厳しくなるが、1TBもあれば十分だと考えた。まあ、そう思って買ったMacBook Proが容量不足に陥ったわけなんですけど……。

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