本日の一品

フリックやキーボード操作で疲れた手指をほぐすマッサージャー「ルルド ハンドケア」

 わたしたちの手は、毎日酷使されている。デスクワークではキーボードを叩き、プライベートではスマホ画面を縦に横にとフリックフリック。たまにマッサージしてもらいたい、と思うが、なかなかマッサージ師のところに通う時間もお金もない。

 そんな筆者のところに突然やってきたのが、ハンドマッサージャー「ルルド ハンドケア」だ。

 通常のマッサージアイテムは、デザインが年配者好みだったり、無骨だったり、くすんだカラーリングだったりするのだが、ルルドが目指すのは「女性が、自分の部屋やリビングに置きたくなるもの」。マッサージクッションやアイケア製品、美容家電などヘルスアンドビューティー分野で、女子たちからの人気が高い。

 今回入手したハンドケアも同様で、女子ウケするようなコロンとしたフォルム。ホワイトカラーが清潔感を漂わせる一品だ。白ウサギやハムスターを彷彿とさせるボディということもあり、うさぎ、ネコ、ハムスター、ヒツジなどにデコって変身させられる「フェイスシール」まで同梱されている。どこまで女子ウケを狙えば気が済むのか。

コロンとしたフォルムのためか、口を開けた何かの生き物みたいだ
同梱のフェイスシール。眉っぽいものをどこに使うのだろうかと考えてしまった

 使いかたは簡単で、手首まで本体に差し込んだら電源ボタンを押すだけ。10分たてば、自動的に運転が停止する。

 マッサージには「指先コース」と「全体コース」があり、電源ボタンを押すことで切り替え可能。2段階の強弱やヒーターのオンオフも選べ、自分にとっての「心地よさ」を探すことができる。

電源オフの状態から電源ボタンを押すごとに、「全体コース」として電源オン(青点灯)→「指先コース」(緑点灯)→電源オフ(消灯)と切り替わる
電源ボタンとは別にヒーターボタンを押せば、マッサージなしで手を温めることも可能。電源ボタンオン時にはオフ状態
マッサージ強弱ボタン。電源ボタンオン時には「弱」で消灯しているが、押すことで「強」に切り替わりボタンが点灯する

 早速、使ってみた。運転を開始すると、「ブブブブブ……」という音とともに手のひらや指全体に圧がかかるのがわかる。血圧を測るときに腕に巻かれた腕帯に空気が送り込まれる、あの感覚だ。空気が抜けていくと、どっと血が流入してなんともいえない爽快感を得るが、まさにあの感覚。それを指一本一本に対し行うのが、このハンドケアなのだ。

 ハンドケアの特徴の一つは、この指一本一本を包み込むグローブ型のエアーバッグを採用している、というもの。そのおかげで、まるでマッサージ師から丁寧に施術を受けているような、そんな心地よさが味わえる。

一本一本の指を独立したエアバッグが包み込む構造
マッサージ中、しっかりと圧がかかっているのがわかる

 手のひら全体をぎゅうっと押したり、指を伸ばしたり引っ張ったりする手わざを再現したマッサージで、手の血行は良くなり、コリもほぐれる。10分が終わる頃には、すっかり手全体が軽くなっている。ちなみに、親指だけを突っ込めば、肩こりに効くツボもいい感じにほぐしてくれる(感想は個人によるものであり、すべての人が同様の効果を得られるわけではない)。

親指に使用中。親指と人差指の間がほぐれていく

 今は夏なので無縁だが、ひび割れなどの気になる寒い季節になったら、ヒーターを活用することもできる。ハンドクリームを手指にたっぷり塗り込み、ハンドケア内部が汚れないよう薄手のビニール手袋を装着し、その状態でマッサージを受けるのだ。片手ずつしかできないため、合わせて20分かかってしまうが、その時間は動画を見たり、逆に目を閉じてオーディオブックに耳を傾けるなどしてリラックスタイムにしてしまうのもアリだろう。

 女性向けのデザインではあるが、手長17.9cm、手幅7.9cmもある筆者の手でも差し込めるため、よほど大きな手でなければ男性でも使えるサイズ。手指の疲れに悩んでいる、マッサージしてくれる人がいない、というのであれば、試してみるのはどうだろうか。

製品名発売元実売価格
ルルド ハンドケア AX-HXL180アテックス1万800円