本日の一品

リバーシブルでインビジブル? ごっそりまとめられるケーブルスリーブ

リバーシブルなケーブルスリーブ

 デスクやその背面を縦横無尽に走る、うっとうしいケーブル類をきれい整理にしたい……。スマートフォンやパソコンを使う人なら永遠の課題と言えるものではないだろうか。デスクだけでなく、リビングのAVラックの裏側が取り返しのつかない惨状を呈している家庭もあるに違いない。筆者もそう。そのうち腐海に沈むと思う。しかし、今回はまだ取り返しがつきそうなオフィスのデスク周りを、リバーシブルなケーブルスリーブでまとめてみた。

 こういったケーブルマネージメント系のアイテムは、それこそさまざまなタイプがある。電源タップを入れてそこに配線を集中させるケーブルボックス、壁面や床にまっすぐ沿わせるケーブルカバー(モール)、デスクの背後に這わせるケーブル受けなど、目移りするほどだ。しかし、実際のところ自分の望む理想の見た目ですっきり収納できるソリューションが見つかることは、まれだ。

 例えば筆者がデスク周りを整理するにあたり、ケーブルマネージメント系アイテムに求めた主な必須要素は以下の3点。

  • たくさんケーブルをまとめられる(将来性)
  • 設置が容易(柔軟性)
  • できるだけ目立たない(デザイン性)

 現状をうまく片付けたとしても、いずれ新しい配線を追加することになるだろうから、できるだけたくさんのケーブルを収納できるものにしたい。配線の追加も、変更も、後から簡単にできるようになっていないと困る。カラフルなのはオフィスの雰囲気に合わないので、シンプルで目立たない方がいい。

 そういう条件のもと探して見つけたのが、白と黒のリバーシブルで、面ファスナーでケーブルを巻いてまとめられる、ネオプレーン素材の柔らかいケーブルスリーブだった。eBayで3メートル×2個が2018円(送料込)と、長さのわりに安価。国内で流通しているものもあるが、割高なので入手性と価格を天秤にかけて選びたいところ。

サイズは、スマートフォンを横に置くとこんな感じ

 このケーブルスリーブの最大の特徴は、もちろんリバーシブルなところ。オフィスのデザインが白基調であれば白を表にしてケーブルをまとめるといいし、黒基調のオフィスなら裏返して使えばいい。そしてもう1つ、ハサミで好きな長さに簡単にカットできる。柔らかいのにほつれが少ない素材なので、途中任意の場所にハサミを入れてケーブルを取り出せるのが便利だ。

広げて、巻いて、面ファスナーで留めてホース状にして使う
裏返して同じように面ファスナーで留めると、白に
ハサミを入れて好きな長さにカットできる
小さく切って途中でケーブルを取り出すことも可能

 広げたときの幅が約13cm、巻いて面ファスナーで留めたときの幅が約5cmで、パソコンの電源ケーブルなら10本くらい余裕でまとめられるサイズなのもありがたい。以下にあるケーブルスリーブの使用前後の写真を見るとわかるように、白を表にまとめることで、デスク周りのごちゃごちゃ感はかなり解消され、壁やデスクの色に溶け込むようになった……気がする。

ケーブル整理前。だらしなくぶら下がったケーブルたち。デスクの下も上も、特に電源タップ周りは救いようがない
(約1時間かけた)ケーブル整理後。だらしなさはすっかり解消。デスク上から電源タップを排除し、作業スペースを広げることができた。その分デスク下の電源タップ周りが少しごちゃついているが、デスク上から移動してきて2個分をまとめたわりには、マシ

 まあ、こういった作業の際には必ず全体的な配線方法の見直しが必要になるわけで、ケーブルスリーブうんぬんよりも、そちらの影響の方が断然大きかったりするのだが、ひとまずはすっきりできて満足、満足。

これで気分を一新して、また仕事を頑張れる
製品名購入場所購入価格
Neoprene Adjustable Cable Management SleeveseBay2018円(3メートル×2個、送料込)