てっぱんアプリ!
パソコンとAndroidでクリップボードを瞬時に共有、AIチャットも使える「SwiftKey」
2023年11月17日 00:45
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
パソコンで仕事していると、スマホとの間でデータ共有したくなる場面はよくある。特に長文のテキストはスマホだと入力が面倒なので、簡単にデバイス間でやりとりできると便利だろう。そこで活用したいのが、無料のキーボードアプリ「SwiftKey」だ。
Microsoftアカウントでクリップボードを共有
「SwiftKey」は、Microsoftが提供するスマホ用キーボードアプリ。Android版とiOS版があるが、現在のところ日本語入力が可能なのはAndroid版のみで、今回紹介するパソコンとのクリップボード共有機能もAndroid版だけが利用できる。
一般的なQWERTY入力はもちろんのこと、キーボードをなぞって入力するスワイプ入力、さらには日本語のフリック入力に対応し、予測変換も可能な本格派。そのなかで特徴的な機能として挙げられるのが、パソコンとのクリップボード共有機能だ。
使用するには、まずアプリにMicrosoftアカウントでログインし、設定でクリップボードの同期を有効にする。Windowsパソコン側でも同じMicrosoftアカウントでログインしたうえで、「システム」→「クリップボード」の設定にある「デバイス間のクリップボード履歴」を有効にすれば準備は完了だ。
テキストをコピーした後、タップか貼り付け操作をするだけ
この状態でたとえばスマホ側でテキストをコピーすると、即座にその内容がパソコンのクリップボードにもコピーされる。あとはパソコン側で貼り付け操作を行なうだけだ。反対にパソコン側でテキストをコピーしたときは、スマホのキーボード上段にそのテキストが出現し、タップするだけで入力が完了する。スマホ側ではキーボードアプリとしてSwiftKeyを利用する必要はあるが、パソコン側では普段のIMEがそのまま使えるのもポイントだろう。
スマホ側ではクリップボードにコピーした内容の履歴が1時間だけ残るので、後で再利用するのも簡単なうえ、古いテキストが残り続けて管理が面倒になることもない(WindowsではOS標準でクリップボードの履歴機能が用意されている。「Windowsキー+v」を押して試してみよう)。
ちなみにMicrosoftのキーボードアプリらしく、GPT-4によるAIチャット「Bing Chat」を呼び出して使える機能もある。移動中にスマホでAIにアイデアを出してもらい、それをコピーして、仕事場のパソコンに戻った後すぐに活用する、といった使い方もできそう。クリップボード共有とAIチャットをうまく組み合わせれば、生産性アップ間違いなしだ。