てっぱんアプリ!
一段上の資料に仕上がる、見栄えのするフォントを見つける方法
2023年11月24日 00:01
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
寝る間も惜しんで作り上げた資料なのに、他の人があまり真剣に読んでくれない気がする……。もしかするとそれは、使っているフォントがカッコよくないからかも。気を引く資料にするには、フォントに何を使うかも意外と大事な要素。そのフォント選びを手助けしてくれるアプリやサービスを紹介しよう。
iPhone/iPadなら、3500種類以上のフォントを試せる「Phont」
スマホやパソコンに最初からインストールされているフォントは、画面上のインターフェースのなかで使うのに最適化されたデザインのものが多い。それらのフォントは必ずしもスライドや印刷物で見栄えするとは限らず、見た人にインパクトを与えるような使い方も難しかったりする。でも、世の中にはそういった用途にも向いた、ユニークなフォントがたくさんあるのだ。
そこで役に立つアプリが「Phont」。iPhoneとiPadに対応したアプリで、実に3500種類以上ものフォントが収録され、その字形を確認できる。欧文フォントはもちろんのこと、日本語フォントや韓国語フォント、アラビア文字やタイ文字に対応するフォントなども豊富に揃っている。
任意の文字列をそのフォントで表示したときにどう見えるのかをプレビューできるので、実際に資料のなかにある文言を入力して見栄えを確認してもいい。気に入ったものはお気に入り登録しておけば、後ですぐにチェックできる。移動中にiPhoneの画面上でじっくり探し、実際の資料で使うフォントのアタリをつけておく、という使い方がおすすめだ。
フォントをダウンロードしたいときは月額100円からの有償登録が必要。ダウンロードしたフォントはKeynoteなどのアプリ内で使えるので、iPadで直接資料づくりする場合には購入を検討しよう。
無料で使えるフォントが見つかる「Google Fonts」、Androidユーザーにも
実際にフォントを使いたい資料は、おそらくパソコンで作成しているものであることが多いはず。そのためにはパソコンにフォントをインストールしなければならない。先ほどのアプリ「Phont」で見つけたフォントはそのまま(Windows)パソコンにインストールすることはできないので、「Google Fonts」というWebサービスを利用しよう。
Google Fontsは、Phontと同様にさまざまな字形のフォントを見つけてダウンロードできるサービスで、1500種類以上のフォントを収録している。Phontほどの数ではないものの、Phontで見つかるものと同じフォントがGoogle Fontsに収録されていることも少なくない。しかもどのフォントも無料でダウンロードでき、商用利用可能だ。Webブラウザーでアクセスできるので、Androidスマホから利用できるのもメリットだろう。