てっぱんアプリ!

「Google カレンダー」の「勤務場所」機能でハイブリッドワークを加速!

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Google カレンダー
開発者: Google LLC
価格: 無料
対応OS: iOS 15.0 以降、Android OS
カテゴリ: 仕事

 日によってオフィスに出勤することもあれば、自宅で仕事することも、あるいはサテライトオフィスやコワーキングスペースなどの別拠点で作業することもあるかもしれない。そんなハイブリッドワークで活用すると便利なのが、「Google カレンダー」に新しく追加された「勤務場所」機能だ。

「勤務場所」機能が追加された「Google カレンダー」

時間帯ごと、日ごとの勤務場所を登録、他の人にも共有可

 予定やタスクの管理に欠かせないツール「Google カレンダー」に最近になって新しく加わったのが、日ごと・時間ごとの「勤務場所」を設定できる機能。主に企業ユーザーが利用しているGoogle Workspaceのアカウントで使用可能だ(無料のGoogleアカウントは非対応)。

 設定するには、まずアプリ画面の右下にある「+」ボタンをタップ。「勤務場所」という選択肢が現れるので、これを選んで設定画面を表示する。日付や時間帯を設定し、あとは仕事する場所を選択して「保存」すれば、そのGoogleアカウントのデフォルトの予定として登録される。ただし通常の予定とは異なり、カレンダー画面上では家やビルの小さなアイコンとともに場所名が表示される少し特殊な見え方になる。

 予定を共有している相手からは、もちろんこの勤務場所の情報も確認可能。同僚やチームメンバーが今日どこで仕事しているのか、明日以降はどこにいるのか、といったことが把握できるため、それを踏まえた円滑なコミュニケーションが可能になるだろう。

画面右下の「+」をタップ
「勤務場所」を選択
日時を選択し、場所を「自宅」か「オフィス」から選んで「保存」
カレンダー画面に予定の一種として勤務場所の情報が登録される
日単位の表示にして項目をタップすれば再編集できる
勤務場所の登録時には特定の曜日での繰り返し設定も可能

勤務場所が多いときは手入力 or 管理者が追加

 ところで、勤務場所を設定する際、デフォルトで指定可能な場所は「自宅」と「オフィス」の2種類のみ。もし他の拠点も追加したいなら、2つの方法で対応可能だ。1つは勤務場所を設定するときに「+」ボタンから手入力する方法。この場合はそのとき1回限りの場所名となるため、後で同じ場所を登録したいときには再度手入力が必要だ。

 もう1つは組織の管理者がアクセス可能な「Google Workspace 管理コンソール」で、「ディレクトリ」の「ビルディングとリソース」に拠点を追加する方法。拠点を追加後は、同じく「+」ボタンから「別のオフィス」を選ぶと、そこに永続的に候補として表示されるようになる。会社としてハイブリッドワークを推進するのであれば、このあたりの拠点の設定もしっかり準備しておきたい。

通常、指定可能な勤務場所は「自宅」と「オフィス」のみ
横の「+」ボタンで「別のオフィス」か「別の場所」という選択肢が現れるので、どちらかをタップ
場所名を手入力
入力を確定するとその場所名で勤務場所が設定される
手入力の手間を減らしたい場合は、組織の管理者に「Google Workspace 管理コンソール」で設定してもらう
「ディレクトリ」→「ビルディングとリソース」→「リソースの管理」にアクセスし「ビルディングを追加」をクリック
拠点を追加する
その組織のユーザーのGoogle カレンダーで、追加された拠点が候補として表示されるように