てっぱんアプリ!

スマホで自動文字起こしする「AutoMemo」。議事録作成の補助に大活躍!

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: AutoMemoアプリ
開発者: SOURCENEXT CORPORATION
価格: 無料
対応OS: iOS 13.0 以降、Android 8.0 以上
カテゴリ: 仕事

 何がどういう経緯で、どんな結論に至ったのか、社内のミーティングの議事録を残しておくことは大事。でも、その場で話されていることをリアルタイムにキーボードでタイプしていくのでは間に合わない。そんなときに活用したいのが、文字起こしアプリ「AutoMemo」だ。

AIによる自動文字起こしが可能なアプリ「AutoMemo」

スマホで録音するだけで素早く文字起こし

 「AutoMemo」は、スマートフォンで録音した音声を自動で文字起こししてくれるツール。2020年から販売されている自動文字起こし対応のICレコーダー「オートメモ」シリーズのアプリ版で、これまでは専用ハードウェアが必要だったが、アプリ版ではそれなしにスマートフォンだけで録音と文字起こしが可能になっている。

 使い方は、アプリ画面上のボタンを押して録音をスタートし、終わりにもう一度ボタンを押してストップするだけ。その後、自動でクラウドに音声データがアップロードされ、しばらく待つと文字起こしされたテキストが表示される。テキスト化されたものは「共有」機能を使って、クリップボードへのコピーやクラウドストレージなど他のアプリによる送信・保存が可能だ。本アプリにはテキスト編集機能はないので、まとめ直すときはいったんクラウドストレージに保存してパソコンで編集すると良いだろう。

マイクボタンをタップして録音、再度タップで停止。その後、音声データがアップロードされ解析される
解析が完了し、テキスト化されると通知がある
テキスト化された内容を確認しながら音声再生して聞き直せる
テキストは「共有」機能でクラウドストレージなどに保存可能

再生速度変更やマーク機能で効率よく聞き直せる

 テキスト化された後も録音音声は聞き直すことができ、速度を0.5~2.0倍の間で変えてスロー再生と早回し再生することも可能。録音中やテキスト化後には、任意の場所にしおりのような「マーク」を追加することもできるので、話題の区切りや重要な会話のところでマークしておけば、後で聞き直してポイントとなる箇所をまとめるときに役立つ。

 日本語はもちろんのこと、英語をはじめとする多言語にも対応し、ネットワークにさえつながっていれば場所を問わず活躍してくれる。無料のベーシックプランでも1カ月ごとに合計1時間まで文字起こしが可能で、月額980円で月30時間まで文字起こしできるプレミアムプランも用意。毎週のように議事録をとる会議があるなど、文字起こしの機会が頻繁にあるならプレミアムプランを利用するのがおすすめだ。

0.5~2.0倍の間で再生速度を変えられる
重要そうな箇所は「マーク」。後で該当の場所からすぐに聞き直すことができる
多言語に対応するので、国内でも国外でも活躍してくれる
無料のベーシックプランでも月1時間使える。頻繁に文字起こしするならプレミアムプランを