てっぱんアプリ!

電力消費と充電を見える化。「Ampere」を電池節約に役立てよう

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名:Ampere
開発者:Braintrapp
価格:無料
対応OS:Android 4.1 以上
カテゴリ:ツール

 スマートフォンのバッテリーをできるだけ長持ちさせるのに、画面をできるだけ暗くしたり、Bluetoothなどの不要な機能をオフにしたり、なんていう工夫をしている人もいるのではないだろうか。それが果たしてどれだけの節約につながっているのか、確認してみたいなら「Ampere」を使ってみよう。より効果的な節約の方法も探れるかもしれない。

バッテリーの状況をリアルタイムで把握できる「Ampere」

放電、充電の様子を数値で表示

 「Ampere」は、スマートフォンのバッテリーの電力消費や充電の状況がわかるアプリ。使用中にどれだけの電流が流れているか、つまり、どれだけの電力が消費されているのかがリアルタイムに数字で表示され、反対に充電中はどれだけ給電されているかがわかる。

 たとえば、バッテリー残量が少ないときに充電ケーブルを接続してみると比較的大きな電流が流れ、ハイペースで充電していっていることがわかる。一方、満充電に近づくにつれて電流値が小さくなり、充電がゆっくりになっていくこともわかる。充電器の性能によっても値は変わってくるので、使用している充電器が想定通りの仕様になっているかどうか確認するのにも使えそうだ。

アプリ画面上で充電中の様子をチェック。最初は1980~1480mAで給電されていたが……
満充電に近づくとやや電流値が下がってゆっくり給電するように
ちなみにメイン画面のバッテリー情報の表示スタイルは、左右スワイプで複数パターンから選べる

通知領域で他のアプリ使用中の電力消費もわかる

 充電していないときは電力消費の様子を知ることができる。ただし、有料の追加機能を利用しない限りは本アプリを表示しているときしか数値がわからないので、できればアプリ内課金で130円を支払って追加機能を有効にしたいところ。そうすると、画面最上部のピクト表示や通知パネルに電流値などを表示でき、他のアプリを使っているときにどれだけ電力を消費しているかも把握できるようになる。

 試しにメールアプリの画面を標準的な明るい色合いのテーマで表示したときと、暗い色合いのダークテーマで表示したときとでは、電力消費に2倍近い差があることがわかる。また、画面の明るさを50%から100%にしたときは3倍以上の消費電力になるようだ。より長くスマートフォンを使えるように普段から電力の消費具合をチェックし、節約につながる使い方を見つけてみてはいかがだろうか。

放電中のバッテリーの状況
アプリ内課金後は、「通知設定」の「追加情報」を設定することで、いつでも電流値などをチェック可能に
電流値に加えて、電圧、バッテリー温度、バッテリー残量を通知パネルに表示できる
通知パネルに電流値を表示してみた
明るいテーマだと400mAを超えるが……
ダークテーマにすると230mA前後になる
画面の明るさを100%にしたときは800mA超
50%にすると240mA前後となり、3分の1以下になった