てっぱんアプリ!

「Slack」へのメール転送をスマホから設定する方法は?

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Slack
開発者: Slack Technologies Inc.
価格: 無料
対応OS: iOS 12.2 以降、Android OS
カテゴリ: 仕事
ダウンロード:  iOS Android

 チャットスタイルのコミュニケーションツールとしてビジネスにも今や広く使われている「Slack」。従来のメール中心のやり取りから、徐々にSlackへ移行していきたい、と考えている人もいるはずだ。それにはまずメールをSlackに転送するところから。今回は無料プランで、かつスマートフォンのみでも転送設定できるようにする方法を紹介しよう。

人気のビジネスコミュニケーションツール「Slack」

受信したメールをSlackの転送専用メールアドレスへ

 ビジネスコミュニケーションツールの「Slack」では、有料プランの場合、アドインアプリをインストールすることで受信したメールをSlackのチャンネルなどに転送することができる。ただし、無料プランのままのユーザー(組織)ではアドインの利用は不可。デスクトップPC版のSlackであれば別の方法でメール転送の設定が簡単にできるものの、スマートフォンだけではそれもちょっと難しい。無料プランかつスマートフォンの環境でメール転送を設定するにはどうしたらよいだろうか。

アドインの「Email」をSlackに追加することでメール転送できる。ただし有料プランの場合のみ

 大まかな流れとしては、転送先にしたいSlackのワークスペースの設定で、まずは転送用のメールアドレスを取得し、それをメールサービス側の設定で転送先として指定する形になる。ここではメールサービスとしてGmailを利用しているときの設定例を紹介したい。

Slackでの準備

1. スマホでChromeなどのWebブラウザーを使い、Slackのワークスペースにサインインする

2. Webブラウザーの画面右上の「…」から「PC版サイト」のチェックをオンに

3. ページ左上のワークスペース名をタップしてサブメニューを表示し「環境設定」を選ぶ

4. 「メッセージ&メディア」の「転送先メールアドレスを取得する」ボタンをタップ

5. 生成されるメールアドレスをクリップボードにコピーしておく

Gmailでの設定

1. スマホでChromeなどのWebブラウザーを使い、Gmailにアクセス。右上の「…」から「PC版サイト」のチェックをオンに

3. ページ右上の設定ボタンをタップし、さらに「すべての設定を表示」ボタンをタップ

4. 「転送」タブを選び、「転送先アドレスを追加」を押して、コピーしていたメールアドレスを貼り付ける

5. Slack側で受信した認証メッセージを確認。リンクにアクセスして承認するか、Gmailの設定画面でコードを入力する

6. 転送先を選び直して「変更を保存」で完了

 以上の設定で、メールを受信したときには随時Slackのダイレクトメッセージの「Slackbot」内に転送されるようになる。これでメールからSlackへとスムーズに移行できるようになるはずだ。

メールがSlackに転送された

 ただし、無料プランではSlackに保存されるメッセージ数に制限があることに注意が必要だ。受信メールが大量にある場合、古いメッセージがすぐに見られなくなってしまう可能性がある。また、今回の方法では「Slackbot」にしか転送されないため、特定のチャンネルに転送したい時にはやはり有料プラン向けのアドインアプリなどを使うべきだろう。