てっぱんアプリ!

9月1日は防災の日。災害時に冷静に対処できるようにする「PREP」を活用しよう

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: PREP
開発者: RC Solution Co.
価格: 無料
対応OS: iOS 11.0 以降
カテゴリ: 天気
ダウンロード:  iOS

 地震や津波、台風など、自然災害はいつやって来るかわからないもの。しかし、いざその時になってから焦っても間に合わない。事前にどれだけ準備しておけるかが大切だ。災害情報を得られるだけでなく、災害発生時にどう行動すべきかも教えてくれる「PREP」で、しっかり心構えしておこう。

災害情報や、災害時の対処法などがわかる「PREP」

地震、津波、台風など災害全般を取り扱うアプリにリニューアル

 「PREP」は、最新の気象・災害情報や、災害発生時の具体的な対処法のアドバイスが得られるアプリ。元々は「ゆれくるコール」の名称で、緊急地震速報を元にした地震情報などを提供していたが、災害全般の情報を取り扱うように8月25日にリニューアルしたばかりだ。同日の時点で公開されているのはiOS版のみで、Android版は後日リリース予定となっている。

 アプリ内でチェックできるのは地震情報のほか、時間帯ごとの天気予報、警報・注意報、台風の情報、新型コロナウイルスの感染者数など。現在地付近のそれら情報をグラフィカルに表示してくれる。現在地以外の指定した地域についても情報が得られるようになっているが、その場合は有償登録が必要だ。

24時間先までの天気予報のほか、台風の詳細、新型コロナウイルスの感染者数などの情報をグラフィカルに表現している

あらかじめ行動を決め、万が一のときに正しい行動を促す

 災害につながる気象関係の詳しい情報が得られるだけでなく、万が一災害が発生したときに、その場でとるべき行動についてもプッシュ通知で助言してくれる機能もある。たとえば「大雨」に備えたいときは、「プラン」画面で「大雨のアクションを登録する」を選択。そうすると自宅付近で土砂災害のリスクがあるかどうかなどの確認が促されるので、周辺環境やハザードマップを参照し、危険があると判断した場合は「避難する」を選ぶ。

 こうしておくことで、その後もし自宅周辺で災害が発生したときは、アプリに避難を促す通知が届くようになる。災害の渦中にあると、その場その場で冷静に判断するのは難しいこともある。本当なら即座に避難すべきところ、「自分だけは大丈夫」と思い込むいわゆる正常性バイアスのせいで自宅に止まってしまうかもしれない。あらかじめ災害時にとるべき行動を決めておけば、いざというときに慌てず素早く対処して、迅速に避難できるようになるだろう。

 このほか、家族の人数や想定される避難期間などを入力すると、災害時に必要になる防災用品の種類と数を算出してくれる機能も便利。有償ながら、本アプリ上で設定した避難場所や防災用品リストなどの情報を家族と共有する機能もあるので、これからの台風の季節に備える意味でも準備を整えておくのがおすすめだ。

「プラン」画面では、各種災害が発生したときにどう行動すべきかをあらかじめ登録しておける
地震、津波、大雨、噴火といった災害ごとの行動を設定可能
「大雨」のとき、自宅周辺が土砂災害に遭いそうかどうか。ハザードマップなどで調べて、リスクがあるなら「避難する」を選ぶ
行動の登録が完了。災害発生時はこの設定内容に従って通知が届くようになる
防災用品をどれだけ備蓄すべきか、避難日数で指定
家族の人数なども入力することで、備蓄すべきものや数を自動で算出してくれる