てっぱんアプリ!

グーグルのアプリ「Action Blocks」は一言もしゃべらずスマホを音声命令で操作できる

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

◇   ◇   ◇

アプリ名: Action Blocks
開発者: Google LLC
価格: 無料
対応OS: Android 5.0 以上
カテゴリ: ツール
ダウンロード:  Android

 スマートフォンの音声アシスタント機能はかなり実用的になってきたけれど、いまだに内容によっては声に出して指示するのが恥ずかしいこともある。毎回正しい言葉遣いでなければ望んだ結果が得られなかったりもする。そんなときに活用してみたいのが「Action Blocks」だ。

音声アシスタントへの命令をボタン化する「Action Blocks」

好きな命令をすべてホーム画面でボタン化

 「Action Blocks」は、Androidの音声アシスタント機能「Google アシスタント」への音声命令をボタン操作に置き換えることができるツール。あらかじめテキスト入力した命令内容をホーム画面のウィジェットに割り当て、タップするだけでその命令内容をGoogle アシスタントに渡して実行してくれるというものだ。

 使い方は、実行したい音声命令をキーボードから入力し、念のためテスト実行して問題なく動作することを確認したら、アイコンと名前を付けて登録。その後、ホームアプリの機能でウィジェットとしてホーム画面に配置する。命令内容はいくつも登録でき、個別にウィジェット化して配置できるので、好きな命令を好きなだけボタンにしてしまおう。

最初に画面下部にある「Create Action Block」をタップ
カテゴリーを選択。ただし、結果的にはどれも同じなので迷う必要はない
音声命令をキーボードから入力。「Always speak action out loud」は、オンにすると実行時にスマートフォンがその命令をしゃべる。オフがいいだろう
テスト実行して動作を確認する。アラームを設定する場合は確認ボタンのタップが必要だ
アイコン(または好きな画像)と名前を設定して登録
ホーム画面でウィジェット追加画面を呼び出し「Action Blocks」を配置。その後、登録済みの内容を指定すれば完了となる

長くて間違いやすい命令もワンタップで

 音声命令を登録する画面では、電話をかける、音楽を再生する、アラームをセットする、といったように目的に応じたカテゴリーが用意されているが、どれを選んでもできることは同じ。音声命令を1からテキスト入力することに変わりはなく、そのカテゴリーごとに登録時のデフォルトのアイコンや名前が異なっているだけだ。

 活用例として考えられるのは、今日のニュースや天気を確認するような、日常的にスマートフォンに話しかけているルーチンワーク的な音声命令をボタン化する、というもの。Google アシスタントを起動する手間も、正確に声に出す必要もなく、ワンタップするだけで実行できるのは楽ちんだ。

 Google Homeアプリで管理しているスマートホーム機器の操作も可能で、寝室の明かりを点ける・消す、スマートスピーカーでラジオを聞く、などのような操作ももちろんOK。音声命令だと長くて間違いやすい操作を簡略化できるという意味でも役立つ場面は多いだろう。

スマートスピーカーのGoogle HomeやNest miniでラジオを再生することもできる
照明をオンオフするときは日本語だとうまくいかないことがある。英語だと正しく動作するようだ