てっぱんアプリ!

JR東日本のアプリ「Ringo Pass」で移動がもっと便利に! タクシー支払とシェアサイクルを統合した、その使い方は

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Ringo Pass
開発者: JR東日本
価格: 無料
対応OS: iOS 10.0 以降、Android 6.0 以上
カテゴリ: ナビ
ダウンロード:  iOS Android

 アプリから簡単にタクシーを呼び出せる配車サービスと、自転車を使って身近な場所の行き来を便利にするシェアサイクルのサービス。この2つをさらに活用しやすくする「Ringo Pass」が登場した。普段からどちらか、もしくは両方のサービスを利用している人はぜひチェックしよう。

タクシー配車とシェアサイクルをさらに使いやすくする「Ringo Pass」

QRコードを読み取るだけでタクシーの支払完了

 「Ringo Pass」は、タクシー配車サービスの支払とシェアサイクルの利用をより簡単にするアプリ。最初にクレジットカードとSuica(モバイルSuica)の情報を登録しておくことで、タクシー配車サービス「S.RIDE」における支払の手間と、主に都市圏に展開しているバイクシェアサービス(ドコモ・バイクシェア)の利用にかかる手間を減らすことができる。

 タクシー配車については、地図上で現在空車の車両を見ることはできるが、実際の配車は「S.RIDE」で行う。別途インストールしたS.RIDEアプリを使って配車手続きをし、乗車した後、タクシー車内に掲示されているQRコードを本アプリで読み取ることで即座に支払を完了できる。降車時に運転手と料金についてやりとりすることなく、スムーズな乗り降りが可能になるわけだ。

画面上で「タクシー」をタップすると「配車」と「車内決済」のボタンが表示。「配車」を選ぶと「S.RIDE」アプリを起動する
「車内決済」では、乗車後にQRコードを読み取るためのカメラ機能を起動できる

シェアサイクルの初期登録と利用がぐっと楽に

 シェアサイクルについては、地図でそのサイクルポートがある場所をすばやく見つけ、各ポートで利用可能な台数もあらかじめ把握できる。シェアサイクルに備え付けられているリーダーを所定の手順で操作して、モバイルSuicaをインストールしているスマートフォンやSuicaのICカードをかざせば、すぐに乗り出すことが可能だ。Suicaはいわば自転車の鍵代わりになるもので、料金は本アプリで登録したクレジットカードに請求される仕組みになっている。

 シェアサイクルは現在のところドコモ・バイクシェアが運営するバイクシェアサービスに対応し、タクシーの支払はkmタクシーと大和自動車交通に限られる。タクシーは日本全国、いつでもどこでも使える、というわけにはいかないが、シェアサイクルについては、これまで初期の利用登録が複雑だったところが大幅に簡略化されるため、より多くの人が気軽に利用して、その便利さを実感できるようになるはずだ。

地図上でサイクルポートの場所がわかる
そのポートにある自転車の台数もチェック可能
シェアサイクルの利用には、最初にクレジットカードとSuicaの情報登録が必要となる
登録が完了したら、シェアサイクルのリーダー部分にスマートフォンやICカードをかざせば乗り出せる