てっぱんアプリ!

宅配料金が大幅割引! 住所を知らないネット友だちにも送れる「ゆうパックスマホ割」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: ゆうパックスマホ割
開発者: 日本郵便株式会社
価格: 無料
対応OS: iOS 10.0 以降、Android 5.0 以上
カテゴリ: ライフ
ダウンロード:  iOS Android

 ネットオークションやフリマアプリの活用が広がり、簡単に荷物を発送できるサービスも増えてきた。相手や自分の名前・住所を伏せたままやりとりできる匿名配送も可能になっているが、その選択肢の1つとして「ゆうパックスマホ割」が登場している。割引額が大きいので、小物の発送にも便利そうだ。

住所がわからない相手にも発送できる「ゆうパックスマホ割」

メールやLINEなどを知っている相手に荷物を送れる

 「ゆうパックスマホ割」は、日本郵便が提供するスマートフォンアプリを使った荷物の発送・受け取りサービス。最大の特徴は、相手の正確な名前や住所を知らなくても荷物を送れるというもので、たとえばネット上のハンドルネームしか知らないような人にもプレゼントが可能だ。

 手順としては、最初にユーザー登録を行なって「ゆうびんID」を取得し、クレジットカード情報を登録する。その後「あて名ラベル作成」から「かんたんSNSでお届け」を選び、依頼主(自分)の情報や荷物の内容などを指定して、相手に荷物の受け取り場所を指定してもらう依頼メッセージを送る、という流れ。

ユーザー情報を登録してゆうびんIDを取得
決済に使うクレジットカード情報も登録
発送は「あて名ラベル作成」から
「かんたんSNSでお届け」を選択
発送元(自分)の情報を入力
相手の識別用の名前を入力。本名である必要はない
荷物の情報を入力
発送を予定している窓口のある郵便局を指定する
送りたい相手に「受取場所選択依頼」のメッセージを送信。メール、SMS、LINEから選択できる(Twitter対応もアナウンスされているが、指定できなかった)
LINEでの例。このようなメッセージを相手に送信する

 この依頼メッセージの送信方法として、メール、SMS、LINEのなかから選択できるようになっている。Twitter対応もアナウンスされているが、複数の環境で試した限りでは6月頭の時点でTwitterは選択できなかった。メッセージを受け取った側はその依頼メッセージを見て受け取り場所を指定し、最後に荷物を発送する側が郵便局の窓口などで実際に発送手続きして完了となる。

受け取り側がもらったメッセージにあるURLにアクセス
Webもしくは本アプリから手続きが可能
受け取りたい郵便局窓口やコンビニなどを指定
相手が受け取り場所の指定を終えると、発送側のアプリに通知がある。次は実際に荷物の発送へ

送料が180円も割引。フリマアプリでより出品しやすく

 注意しなければならないのは、「かんたんSNSでお届け」を選択した場合、発送側は郵便局の窓口に荷物を持ち込む必要があること。また、受け取る側も自宅のような特定の住所では受け取れず、郵便局窓口や提携コンビニエンスストア、宅配ロッカーサービスから選んで、届いた後に受け取りに行かなければならない。

 それでも、発送料金はゆうパックの基本料金から180円割引され、さらに「アプリ限定割引」として100円、年間10個以上の発送で以降10%それぞれ割引されるなど、割引額が大きいのがメリット。匿名配送になるので、ネットオークションやフリマアプリでの利用に便利なのはもちろんのこと、品物の本来の値段が安く、「送料込み」にしてしまうとやや割高に見えてしまうようなときでも、ゆうパックスマホ割で送料を安価に抑えれば、より出品しやすくなりそうだ。

郵便局へ行く前に「支払手続き」。ただしここでは決済されない。割引額も大きい
画面に表示される手順を参考に発送手続きを行なう
郵便局でQRコードを提示して決済と発送が完了