てっぱんアプリ!
2カ国語混在の会話の文字起こしも楽になる「音声文字変換」
2019年6月14日 06:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: 音声文字変換
開発者: Research at Google
価格: 無料
対応OS: Android 5.0 以上
カテゴリ: ツール
ダウンロード: Android
音声をリアルタイムでテキストに変換する専用ツールはいくつもあるが、いよいよ本命とも言えるGoogleからリリースされたのが「音声文字変換」。元々は耳の不自由な人が会話するのに役立つツールとして登場したもので、使い方によってはビジネスシーンにおける自動文字起こしツールとしても活用できそうだ。
長い会話もテキスト化。保存はコピー&ペーストで
「音声文字変換」は、スマートフォンに入力した音声をリアルタイムにテキスト変換するツール。Googleがこれまでにリリースしてきたアプリのなかには、音声入力に対応した翻訳アプリやキーボードアプリもあったが、それらは短いセンテンスに向いたものだった。本アプリでは、アプリを終了するまで音声入力を待機し続けるため、長い会話のやりとりでも中断することなく音声認識し、テキスト化してくれる。
アプリを起動すると、細かい設定も操作もなしにすぐに音声認識し始めるシンプルなつくり。ただし、テキスト化された内容を直接ファイルに保存するような機能はない。テキストを他の用途に使いたいときは、表示されているテキストを長押しして選択し、クリップボードにコピーして他のアプリに貼り付けて保存する、といった手順が必要になる。
ワンタップで外国語認識に切替可能
会話の文字起こしに特化していることもあり、認識言語をワンタップで切り替えられるのがポイント。たとえば外国語によるプレゼンと日本語によるプレゼンが混在するカンファレンスの講演などでも、それに応じて画面上で言語を切り替えれば、それぞれを正しく認識し、続けてテキスト化してくれる。日本語による外国語の逐次通訳があるようなときも、切り替えのタイミングが少しシビアになるが、対応可能だろう。
街角で外国語で話しかけられたときのやりとりには、既存の「Google 翻訳」アプリなどを使ったほうが便利な場合もあるが、会話ログとしてテキストに残したいような場面では、本アプリは幅広い分野で活用できるのではないだろうか。