てっぱんアプリ!
プレイリストも“歌ってみた”も再生できる「YouTube Music」
2018年12月7日 06:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: YouTube Music
開発者: Google LLC
価格: 無料
対応OS: iOS 9.0 以降、Android OS
カテゴリ: 音楽
ダウンロード: iOS Android
2018年11月に「YouTube Music」がスタートした。ここ数年、続々と登場してきた定額音楽配信サービスに似たプレイリスト型の機能をもちながらも、YouTubeを土台にしたサービスならではの特徴も多い。既存の定額音楽配信サービスとの違いも含め、「YouTube Music」の中身をチェックしてみよう。
Google Play Music会員は追加料金なしでPremium
「YouTube Music」は、Googleが提供するサブスクリプション型の新たな音楽配信サービス。Googleアカウントがあれば無料で使い始めることができ、月額980円(Web、Androidの場合。iOSでは1280円)の「YouTube Music Premium」に登録することで広告非表示、ダウンロード再生、バックグラウンド再生、Chromecastなど外部デバイスを利用した再生といった機能を利用できる。
機能や無料ユーザーの制限、月額料金は、競合となるSpotifyやAWA、Apple Musicなどの定額音楽配信サービスと似ている。ただし、Google Play Musicを有料で利用しているユーザーはそのままYouTube Music Premiumを楽しめるようになっているので、Google Play Musicの有料会員にとってはお得。なお、同時にサービス提供を開始した「YouTube Premium」は別サービスで、YouTube Premium会員はYouTube Music Premiumも利用できるが、その反対は不可となっている。
動画を映像または音楽のみで再生。好みの曲をエンドレスで
既存の定額音楽配信サービスに言及したものの、YouTube Musicのサービスはコンテンツ面でそれらに近い部分もあれば、異なる部分もある。例えば、検索した好きな楽曲を再生できるほか、YouTubeの運営元や一般ユーザーが作成したプレイリストから選んで楽曲再生する、いわゆるプレイリスト型の音楽サービスとしても使える。が、それに加えてYouTubeに投稿されている楽曲(静止画つき)や、動画(の一部)も再生できるのがポイント。
動画には、アーティスト公式のミュージックビデオに加えて、「歌ってみた」や「演奏してみた」のような「やってみた」系のコンテンツもあり、検索して簡単に見つけることができる。音楽のみを再生するか、動画も再生するかを選択でき、再生を開始すると関連する動画(楽曲)が自動でキューに追加される。
このおかげで、プレイリストの選択やお気に入り登録のような作業をすることなく、好みに近い動画・楽曲をほとんどエンドレスで再生し続けられる。動画コンテンツを大画面テレビに接続したChromecastで延々とバックグラウンド再生するようにしておくと、好きな映像と音楽ばかりが流れる独自のテレビチャンネルができたような感覚になれるのも面白い。