急速に陳腐化しまくる俺のベアHDD

2007年3月9日 17:40

 Windows XP→Windows Vista環境への移行がそろそろ終わりつつある。まだVistaで動いてくれないアプリがいくつもあり、慣れたXP環境からVistaへと乗り換えての不便も少なくないが、やっぱ結局新しいOSをいじくって手なずけていくのは楽しいモンですな。

 古いマシン(XP環境)から新しいマシン(Vista環境)への引っ越しで、何が面倒かと言えば、度重なるファイル転送。あっちのPCのあのファイルは、後々まで必要っぽい。旧メインマシンのファイル群も消しちゃぁ困る。てな感じ。ファイルサイズの小さいもの、例えば設定ファイルの類ならネットワーク経由でコピーすればいいが、ある程度ボリュームがあるファイル群だと、やっぱHDD経由でコピー・移行するのが現実的だ。

 こういう作業を高速に効率よくやろうと思い、ラトックのSA-DK2EU-Rというキャニスター製品を買った。コレ、けっこー快適であり、頻繁に使っており、役立っており、(割高感があるが)思い切って買って良かったナ、と。

 この製品、ラトックの他一連のキャニスター製品と同様に、専用のHDDトレイの中にベアHDDを入れ、リムーバブルHDDとして使う機器だ。バルクのベアHDDと専用トレイを買えば、ソレがそのままリムーバブルHDDになるから、普通一般の外付けHDDを買うよりも安く上げられる。

 で、時代はSATA HDDって感じなので、手持ちのHDDを徐々にSATA化していこうとショップに寄ると、んま!! 最近は300GBとかのSATA HDDが……1万円少々!? ってウソでしょ? 俺の手持ちのだなぁ、IDEのだなぁ、60GBのだなぁ、HDDはなぁ、買った当時はなぁ、1本18,000円とかだったような気がするが、こういった情報は精神衛生上よろしくないので脳内から削除していく!!

 そして大容量SATA HDDを購入して、俺のHDD環境の残念感をリセットしたつもりになって帰宅するも、なんか何本も何本も小容量HDDがあるんですけど俺の部屋。IDEの60GBあたりがズラリと。購入した頃の価格を考え……ないことにしてゆく!!

 いや60GBのHDDと言っても十分大容量なんですよ。一生かかっても書ききれない読み切れないほどのテキストファイルが入るし。Windowsだって何本もインストールできるゾ。

 しかし、ちょっと大容量のHDDを使い始めちゃうと、それに対して比較的に小容量のHDDって、一気に使わなくなってしまう。HDD内に容量的余裕があると、何かと便利に……というか容量をあまり気にせずに自由に使える。し、複数ドライブのバックアップなんかも1本のHDDに収められる。

 小容量HDDと比べると、大容量HDDにはいろいろな利便や快適さがあるのだ。が、サイズ・質量はほぼ同じ。そう思うと、同じサイズなのに便利さが少ない小容量HDD……やっぱ使わなくなっちゃうんですな。

 なんかこーゆーコトの繰り返しですな。テラバイト時代が速攻で過ぎてペタバイト時代に!? と思っていたらエクサバイト時代? 俺たちにはこんなに容量が必要なのかーっ!? とか思う。が、実際、メガバイトクラスのストレージで済む人は非常に少なくなってるんでしょうな。

ラトックのSA-DK2EU-R。SATA HDD向けのキャニスター。PCとの接続はeSATAケーブルを使ったSATA接続もしくはUSB2.0接続に対応している。ベアHDDとHDD収納用トレイを買い増せば、このようにリムーバブルHDD環境ができる。