スタパ齋藤のApple野郎

MacBook Proとデスクトップ向け入力機器でモバイル!

キーボードは東プレ「REALFORCE R3(R3HH21)」、マウスはロジクール「MX MASTER 3S」。どちらもBluetooth接続対応品だ。

 2022年の6月下旬、新しいキーボードを買った。東プレの「REALFORCE R3」Mac用/英語配列(R3HH21)である。

 このキーボード、ものすごく気に入って使っている。打鍵感がイイし、さらに無線接続にも対応しているのが非常にイイ。Bluetooth接続でMac Studioにつないで使っているが、必要に応じ接続先をiPhoneやiPadに切り替えても使用中。切り替えはキーボードショートカット一発で便利だ。

 それからマウスも、2022年の6月中旬に新調した。ロジクールのハイエンドマウス「MX MASTER 3S」を使い始めた。コレ、ロジクールのハイエンドマウスだけあって機能も性能も文句なしだが、さらに静音性を備えているのがグレイト。クリック音とかが静かなんですな。

 このマウスもまた、Mac StudioにBluetooth接続して使っている。ちなみに、このマウスは3台までの接続先とペアリングでき、マウス裏面のボタンで接続先を変更できる。また前出のキーボードは4台までの接続先とペアリングでき、キーボードショートカットで接続先を変更できる。

 で、キーボードもマウスもパソコンとBluetooth接続できるわけだが、あっそうかと思ってちょいちょい使っているM1 Max搭載16インチMacBook Proに、キーボードとマウスをつないで使ってみた。MacBook Proにはトラックパッドとキーボードが内蔵されているので室内使用時もモバイル使用時も、キーボードやマウスを敢えて外付けにするということは考えていなかったのだが、つないでみたら……。

 スゲっ!!! いきなりMacBook Proが連日連夜使いまくりのMac Studioと同じ使い勝手になった!!! なにこのMacBook Pro、こんなに使いやすかったの?

 ってまあ、そりゃそうかも。Mac StudioもMacBook Proも同じmacOSであり、ほぼ同じアプリを使っており、クラウド経由でアクセスできるファイルも同じ。画面サイズは違うのでソコは使い勝手が異なるが、いつものアプリとファイルが使えて、入力フィールもいつもと同じで、ヒッジョーに使いやすいのであった。

MacBook Proにいつものキーボードとマウスを無線接続するの図。ちょっと大仰だが、MacBook Proの使い勝手が爆発的に向上した。
いや、MacBook Proも使いやすいPCではあるのだが、俺的には内蔵キーボードの打鍵感はあまり好きになれず、またカーソルキーのサイズには大きな違和感があった。MacBook Proのトラックパッドは非常に秀逸だが、マウスを使うとより精密なポインター操作ができて生産性が上がる感じ。

 MacBook Proは、自宅室内のデスクトップPCがない場所で使ったりしている。仕事したり、DTMアプリを使ったり、ソフトウェアシンセサイザーで遊んだり、外付けSSDをつないで動画編集したり。そして、たまに、出張時や打ち合わせ時などに持ち出してモバイル。

 そんな使い方だが、そうか常用のキーボードとマウスを外付けすれば、MacBook Proってこんなに使いやすくなるんだ。じゃあもう室内でもモバイルでもキーボードとマウスを外付けで使おう。そうしよう。と、決めてみた。

モバイル利用だと……やっぱりケースが要る

 俺の最強に強まったM1 Max搭載16インチMacBook Proは、表示も音質も使用感も非常によく、最強に快適ではあるが、非常に重い。2.2kgもある。しかも傷防止のハードなクリアケース(500g)を装着しているもんだから、M1 Mac mini×2台分以上の重さなのである。

 そんな重いノートPCを持って、さらにキーボードとマウスも持って、室内を移動したり、モバイルしたりするの? と、俺も思った。だが実際に試してみたところ、想像とはちょっと違った。

 3kg近いノートPCだと、それに1kgや2kgの外付けデバイスが加わっても「相変わらず重い」くらいのもの。重いからずっと持っているのはイヤ。バックパックかキャリーケースを使うべきなどと「どう重さから逃れるか」という思考になる。そのくらい「重さより快適さが優先」されるのであった。

 ただ、MacBook Proとキーボードとマウスを外に持ち出してモバイルする場合、キーボードを運ぶためにケースが必要だと感じる。REALFORCE R3は税込3万4540円もしちゃう高価格キーボードなので、運搬中に落として壊したりしちゃうのはイヤなのである。

 そこでキーボードケースを物色。高級キーボードを守りつつ携行してゆく!!! ということで、結局2品を購入した。以下にご紹介。

まず買ったのはARCHISITE(アーキサイト)「Keyboard Sleeve」というソフトケース。Amazonで2,000円(Mediumサイズ)だった。
3サイズあり、対応キーボードはSmallがミニキーボード(ProgresTouch TINY 等)、Mediumがテンキーレスキーボード(ProgresTouch TKL、Maestro 2S、Quattro TKL、REALFORCE R2 TKL 等)、Largeがフルキーボード(ProgresTouch Full、Maestro FL、REALFORCE R2 等)となっている。※図はARCHISITE Webサイトより抜粋。
REALFORCE R3 TKLは、REALFORCE R2 TKLより僅かに大きい。でも大丈夫だろうとMediumを選択。結果、REALFORCE R3(R3HH21)がピッタリ入った。
続いて買ったのは、Geekriaブランドのテンキーレスキーボード用ケース。セミハードケースで、Amazonにて3,040円。
内部は2室構造で、キーボード収納部に加え、キーボード以外の小物を入れられるメッシュ区切りの空間がある。
Amazonの製品写真でREALFORCE R2 TKLっぽい写真が添えられていたので「REALFORCE R3 TKLでも大丈夫だろう」と思って買ったが、「強めに押し込まないとキーボードが収まらない」というミッチリさであった。ギリ、セーフ!

 2品買ったのは、先に買ったのがARCHISITE製はソフトケースで、最初はそれでいいと思っていたのだが、すぐに「やっぱりセミハードケースとかのほうがより安心だなぁ」とか思って後者を追加購入したのであった。室内移動用やライトなモバイル用にソフトケースを、出張など本格的なモバイル用にセミハードケースを、使い分けようと思う。

満足できない〜、ということでキーボードルーフ

 2品のケースにREALFORCE R3(R3HH21)を入れ、擬似的に携帯してみたりしたのだが、な〜んか満足できない俺であった。というのは、キーボードをケースに入れて一応は衝撃から守れたとしても、外圧とかで一部キーに力が加わって「キーが故障」したらヤだなぁと思ったのだ。ソフトケースのほうはそういう衝撃をすぐ受けそう。でもセミハードケースのほうも、グイッと押したら凹むので、キー故障とかあり得そうだ。

 そこでキーボードルーフを追加してみることに。キーボードルーフとは、文字通り「キーボードを覆う屋根」のようなカバー。キーボード不使用時にホコリを防いだり、誤ってキーに触れないようにするためのものだ。

 上のリンク先記事にあるように、テンキーレスキーボード用のキーボードルーフは既に使用中。だが、ちょっと検索してみたら、ナンと「REALFORCEテンキーレス専用キーボードルーフ RF-360」というズバリな製品を発見。さらにコレ、俺が使っているルーフ側面左右が開いているタイプではなく、ルーフ側面全体が覆われているタイプであった。即購入。Amazonで4,620円だった。

バード電子「REALFORCEテンキーレス専用キーボードルーフ RF-360」。ポリカーボネート製のキーボード(というかキートップ)カバーだ。重量は約200g。REALFORCEロゴ入り。
REALFORCE R3(R3HH21)に被せた様子。キーをしっかり保護してくれる。
カバー側面は4面とも壁がある形状なので、キーへのホコリ侵入をより防ぐことができ、キーボードルーフ自体がズレることもない。
REALFORCE R3(R3HH21)にキーボードルーフを被せた状態で前出のソフトケースに入れることができた。ソフトケースでもキーに圧力がかかることがなくなった。
セミハードケースでも同様。2室式のケースなので、一緒に入れた小物がキーを押すようなこともなくなってスッキリ。

 というわけで、キーボードルーフを被せたREALFORCE R3(R3HH21)をケースにイン! これならキーボードを保護しつつ、キーの故障の可能性も最小限に抑えつつ、毎日使っているキーボードをモバイル時にも安心して持ち出せるようになった。めでたしめでたし。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。