スタパ齋藤のApple野郎

も~っ!!! マスクしてるからiPhoneのロック解除が面倒~っ!!!

アーッ!!! コントロールセンター使えばいいのかーッ!!!

 マスク着用生活が当たり前になってきた2020年春先、俺の鬱憤はマキシマムに達したのであった。すなわち「マスクしてるからiPhoneのロック解除が面倒」問題である。

 俺の場合、Face ID対応iPhoneつまり顔認証でロック解除できるiPhoneを好んで使用しているが、マスクで顔が覆われるとFace ID顔認証が通らず、ロック解除できない。ので、マスク着用状態では、上にスワイプ&パスコード入力をする必要がある。あ~面倒。

 だが、間もなくこの問題は軽く解消された。ロック解除をせずとも、iPhoneの一部機能やアプリを使えることが判明したってゅ~か、単純に「あっコントロールセンター使えばいいのか」と気づいたのだ。

 コントロールセンターはiOS 7から導入された機能で、よく使う機能に素早くアクセスできるというもの。詳しくは公式ページ「iPhone や iPod touch でコントロールセンターを使う/カスタマイズする」で説明されているが、ロック画面からも呼び出すことができる。iPhone X以降の機種では、画面右上隅から下にスワイプすれば呼び出せる。またロック画面を右から左にスワイプするとカメラアプリ、左から右にスワイプすると今日の表示が現れるのも、ご存知のとおり。

 コントロールセンターの下部はカスタマイズできる。設定>コントロールセンターから呼び出せる機能やアプリの追加や削除が可能で、並び順を入れ替えることもできる。

 コントロールセンターに素早く呼び出したい機能やアプリを登録すれば、マスク着用状態でも鬱憤がたまらないというわけだ。あらまあ、単純に便利~♪

コントロールセンターに登録できる機能やアプリは?

 ユーザーがコントロールセンターに登録できる機能やアプリは限定的ながらも、そこそこの数がある。現時点では以下のとおり。

 それぞれの機能は公式ページ「コントロールセンターから App、設定項目、機能にアクセスする」にて説明されている。で、ご参考までに、俺が現在コントロールセンターに何を登録しているかご紹介。↓13個あった。

 並びとしては↓こ~んな感じ。使用頻度順って感じで並べつつ、アイコンの見分けやすくするために並びを変えていたりもする。

 他人のコントロールセンターの下側ってよくわかりませんな。というコトで、ザッとご説明。

いちばん上の段は多用する機能群。左からフラッシュライト、拡大鏡、計算機、カメラ。フラッシュライトは背面カメラLEDフラッシュを懐中電灯として使う機能だが、アイコンの長押しで明るさ調節ができる。拡大鏡は「あっ老眼鏡忘れた!」てな時に虫眼鏡的にスゲく役立つ。カメラは……ココになくてもイイかなって感じではあるが、まあいろいろなトコロからアクセスできた方がいいので残してある。
その下の段は、時々使う、ナニゲに役立つ機能群。左から、テキストサイズ、ダークモード、画面収録(iPhoneロック状態では使用不可)、メモ。テキストサイズは「あっ老眼鏡忘れた!」的な場合に表示文字サイズを拡大できてちょいちょい役立つ。画面収録はスクリーンショットの代替みたいな感じで使用。ダークモードは「(周囲を気にして)ちょっと画面暗くして使おう」という時にチョイ便利。メモはiPhoneのロックを外さなくても使える(新たに書ける)のが特に便利。「あっ老眼鏡忘れた!」という場合は、一時的にテキストサイズを巨大にし、巨大文字でメモ書きしたりするが、キーボードは見づらい。
下2段は、左からWallet、ボイスメモ(iPhoneロック状態では使用不可)、アラーム、タイマー、低電力モード。どれも多用する機能ではないが、即呼び出せると便利なシチュエーションがあるので登録している。例えば空港におけるWalletは、ロック状態からでもeチケットすぐ表示できたりして便利(まあ電源ボタンダブルクリックでもいいんスけどね)。アラームやタイマーやストップウォッチは、どれかひとつ登録すれば他の時計関連機能も使えるが、アラームとタイマーはわりと使うので一応登録している感じ。下段左の低電力モードはほとんど使わないが、「微妙に電池残量がヤバいかも~」ということが希にあり、そんな時に「設定から辿らなくてもコントロールセンターからすぐ省電力動作にできて安心」ということで一応登録している。

 てな感じ。ロック解除しなくて使えるコントロールセンター、ユニバーサル・マスキング時代にはナニゲにアレコレと便利なのである。

iPhoneロック中のアクセス、場合によっては考えもの!?

 iPhoneのロック解除をしなくても、iPhoneのいくつかの機能やアプリが使えたりするコントロールセンター。また、ウィジェットを含む表示がなされる「今日の表示」も、iPhoneがロックされていてもアクセスできる。考えてみると、場合によってはコレって微妙に危険……かもしれない。

 コントロールセンターに登録できる機能やアプリは、まあ他者に使われても大事には至らないように思う。でも他人にコントロールセンターにアクセスされること自体、気持ち悪いかもしれない。

 それとウィジェットの使用状態によっては、たとえばメモやカレンダーやタスクの一覧の一部を、他者に見られてしまうかもしれない。写真も同様。内容によっては、個人情報漏洩につながるかもしれない。

 これを防止するには、iPhoneのロック中にアクセスを許可する項目を設定すればいい。具体的には、設定>Face IDとパスコード(の下の方)で設定できる(iOS 11以降の場合)。↓こんな感じ。

 ↑これらの項目のうち、ロック中にアクセスさせたくない項目はオフにするわけですな。けっこういろいろ「ロック中にはアクセス不許可にする」ことができる。全部オフにしちゃえば、ロック中のiPhoneを他者に使われちゃうかも~的な心配を大幅に減らせる。

 でもマスク着用時にはとても不便に。利便と不安はトレードオフってわけですな。

 余談だが、iPhone 12シリーズは残念ながら指紋認証非対応。このタイミングで「iPhone 12シリーズはFace IDにも指紋認証にも対応しました」とか言って登場したら「Appleマジで神!!!」となったんスけどね~。まあiOS 13.5からはマスク着用状態でFace IDが通らないとパスコード入力フィールドがサクッと表示されるから、悪くはないんスけどね~。某Android端末みたいに、顔認証も指紋認証にも対応とかにしてくれると、とても有り難いんスけどね~。残念。

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スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。