スタパ齋藤のApple野郎

iPhone+三脚型ホルダーでイロイロ超便利!!!

こんなに便利でインカ帝国っ!!! インダス川っ!!!

 至極単純明快な話ではあるが、三脚的にも使えるiPhoneホルダーがあると、イチイチ何かと便利なのだ。例えば、俺的に最近非常にっていうか最強に気に入っているのがサンワサプライのミニ三脚「200-DGCAM018」である。↓コレ。原稿執筆時のサンワダイレクト税込価格は1280円。

 至ってフツーな感じの三脚型スマートフォンホルダー。ホールド部分はバネ式で滑り止めゴム素材付きで、短辺5.6~8.5cm/厚さ約1.5cmまでのスマートフォンをホールドできる。iPhone 11 Pro Maxをアップル純正「Smart Battery Case」に入れたままでもホールドできた(写真の端末はiPhone XS MaxをSmart Battery Caseに入れた状態)。スマートフォンは縦位置でも横位置でも固定可能。斜めでも固定可能なので、撮影時の水平を取りやすかったりもする。携帯時は直径3×長さ15cmの筒状になり、重さは80gなので常時携帯楽勝。

 三脚として使うと、単純に撮影時にブレないとか、タイマーを使った集合写真を撮れるようになるとか、自然な雰囲気の自撮りができるようになるといったメリットがある。あと動画をちょっと撮る時でも、三脚を使うと使わないとでは、得られる動画の“鑑賞しやすさ”が大いに違う。三脚を使った方がずっと安定感があって観やすい動画となる。

 ナニゲにイイのがスマートフォンの画面を35°まで傾けられる点。単なるiPhoneスタンドとして机上で使う時に便利なのだ。35°傾けた時にクリック感があって固定されるが、その途中でも一応軽く固定されるので、35°まで無段階調節できると言えよう。

 それと、三脚部分を閉じると、一脚状態になる。一脚下部を机上や手すりなどに押し当てつつ撮影すると、やはり手ブレを大きく抑えられる。三脚を立てられない場所でも、手ブレのない静止画や揺れの少ない動画を撮れるようになる。

 また、一脚部分を手で握ると、片手でも安定的にスマートフォンを握れる。例えば左手で一脚部分をガッチリ握ればiPhoneを安定させられ、右手でシャッターを始めとする操作を行えるようになるので、より安定して構えて効率よく撮影していける。凄く快適っスよ、こういうグリップがあると。

 それからコレ、スマートフォンホルダー部分と三脚部分が分離可能。ホルダー部分を一般の三脚に固定したり、三脚部分に(三脚ネジ穴付きの)カメラを固定して、個別に使うこともできる。

 非常にシンプルでわりと安価なのに、「これがデキればいいな」というコトがだいたいデキちゃうのが偉い。ていうかこの俺、このテのスマートフォンホルダーや三脚をた〜くさん持っているのだ。そもそもこういうグッズが好き。使うと便利だから好き。

 なのだが、どれも一長一短があったりして、「コレがベスト!!!」と言い切れる製品がナイのである。金属製で頑丈だけどちょっと重めで操作もやや面倒とか、樹脂製で小型軽量でホールド力もバッチリだけど画面を傾ける機構がナイとか、機能性はバッチリで扱いやすいけど高価で重いとか。

 そんな中、結局いつも使うのがコレなのであり、総合的な機能性や使い勝手のレベルが高いミニ三脚「200-DGCAM018」なのであった。でもベストと言うには、ちょっと微妙な点が残る。

 というのは“各所に華奢さが感じられる”から。三脚のヒンジ部が細めだとか、スマートフォンをホールドする爪部分が薄めだとか、画面を傾けるヒンジ部分も頼りなさげだとか、なんかこう堅牢さってものに欠ける気がする。

 のだがしかし!!! 多用しているわりには全然壊れたりしない。ガタがくる感じもない。「いつ壊れるのかナ〜?」と少々ドキドキしつつ多用しているわけだが、「コイツ全然壊れやがらねえゼ!!!」みたいに期待(!?)を裏切られているのであった。

 ところがしかし!!! 俺的にはこのミニ三脚を「いつ壊れるのかナ〜?」的に完全には信用していないので、リスクがあるシチュエーションでは使わないのである。例えばiPhone 11 Pro Maxで断崖絶壁とかダムの絶壁とかを上から覗いた写真を撮る時。ミニ三脚「200-DGCAM018」のどこかがパキッと折れてiPhone 11 Pro Maxが落下したらどうしましょう!!! とか思うので、そういう場合は、金属製で超ガッチリとiPhone 11 Pro Maxをホールドできる金属製のホルダーを使ったりする。

 しかししかし!!! そういうガッチリ系ホルダーを使った後にこのミニ三脚「200-DGCAM018」を使うと、「やっぱ手軽に使えて機能性も高いし便利だネ〜これ♪」とか思ってしまう俺なのである。トータルバランスとして使用感最高のミニ三脚なのだ。

 とか細かなコトをくよくよ考えつつ、使用感トップレベルなのにいつまでもミニ三脚「200-DGCAM018」を信用できない俺なんですけど、いつコレを信頼すればいいんでしょうか? てゅーかコレの絶対壊れなさそうだけど機能性や使用感はだいたい同じの、金属製バージョンを出してくださいサンワサプライさん!!! とか思う俺なのであった!!! 終劇!!!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。