GALAXY Note用アクセサリ購入記───携帯編
前回に引き続き「GALAXY Note SC-05D」用のアクセサリ関連ネタをば。今回は、端末を外に持ち出して使うためのアクセサリ類について。アレコレ雑多にあるが、どれも実際に購入して使っているものなので、その使用感などについてレポートしてみたい。
まずはGALAXY Noteを携帯するときに多用しているバッグから。俺の場合、トートバッグをよく使う。主に使っているのは、タリーズ(TULLY'S)の安価なトート「タリーズセカンドトート」、フアクトリ越湖で買ったトート、それから最近超多用しているpocketgames(PDA秘宝館)の「松下ラゲッジ×pocketgames:マルチポケット帆布トート」だ。
タリーズブランドの「タリーズセカンドトート」。スマートフォンと財布と本と飲み物と、程度の収納力。アスマルという通販サイトで購入できる。お値段は1260円 | フアクトリ越湖という帆布バッグ工房で買ったトート。型番や価格などは失念。iPadが横置きでピッタリ入る。iPadとサブノートとスマホ数台、てな収納力があり便利 | pocketgames(PDA秘宝館)で買った「松下ラゲッジ×pocketgames:マルチポケット帆布トート」。複数台の端末など携えてのモバイルにはヒッジョーに便利なトートだ |
で、上の写真のいちばん右にある「松下ラゲッジ×pocketgames:マルチポケット帆布トート」(以下、マルチポケット帆布トート)がナイス。トートバッグの類の多くは「なかにガッサリとものを放り込む」ような感じの「大雑把な帆布袋」で、細かなポケットなどが少ないのがフツーだ。が、このマルチポケット帆布トートの場合、ポケットたっぷり。モバイルのためのトートバッグになっている。
マルチポケット帆布トートのサイズと展開図。ポケットは大小合わせて11個。GALAXY Noteが収まるポケットもいくつかある。内側のファスナーポケットにはiPadが収まる。pocketgamers価格1万2800円 |
内側はパープル。本体生地と内張生地が別になっており、柔らかな肌触りとバッグのコシを両立しているようだ。わかりやすいようにバッグを裏返しにしてポケットの様子を見てみた。長辺側には6個のポケットと1個のファスナーポケットがある |
短辺側のポケットやメッシュポケットには鍵などの小物や飲み物を収められる。トート内にはA4サイズくらいまでの書類や雑誌、ノートPCなどが入る |
持ち手はループはぎりぎり肩掛けできるくらいの長さがある。柔軟なので自立はしない。手が当たる部分には革の補強。トート本体部は自立する程度コシがある。本体生地と内張生地の間には緩衝材を兼ねた補強材が入っている |
マルチポケット帆布トートはけっこー大容量。装備が多い場合、マルチポケット帆布トートにGALAXY NoteとiPhone 4S、第三世代iPad、NEX-7ほか予備バッテリーや小物を入れて出かける。取材道具一式が入っちゃう感じ。それぞれのモノを見つけやすく取り出しやすいので、上の写真の左や中央のトートは徐々に出番が減ってしまっている。
ただこのトート、持ち手部分が柔らかいのが玉に瑕。それでも気にならない人は少なくないと思うが、一瞬置いて再度持ち上げるとき、持ち手部分が自立していると手間なく持ち上げられる。ので、持ち手はある程度硬く、自立してくれたほうがいいと思う俺なのであった。
あと、トート全般で同様だが、上部開口にファスナーフタなどがないトートは、犯罪者にとって格好の「ターゲット」だ。スリに遭わないよう、混雑時などは開口部を布で覆うなどしたほうがいい。……なら最初からファスナーで開口部を閉められるトートを使えば? とか思うわけだが、いちいちファスナーなどで開口部を開閉するのは、「モノをサクッと出し入れできる」というトートバッグの利便を大きく削いでしまったりする。
■GALAXY NoteはだいたいA6サイズ
それからバッグインバッグの類。結論から言えば、GALAXY Noteはバッグインバッグとかビジネス系のオーガナイザーとの相性が良い。というのは、これらのバッグや入れ物はたいてい「A6サイズの手帳がちょうど入るくらいのポケットがある」からだ。ちなみにA6サイズはほぼハガキサイズですな。
そしてGALAXY Noteもまた、だいたいA6サイズ。A6サイズより短辺がちょっと細身(ハガキよりさらに細い)って感じ。なので、A6サイズ手帳の収納を想定したポケットになら、ケース入りのGALAXY Noteがスコッと収められたりする。
リヒトラブの「バッグ・イン・バッグ A-7553」。メインの収納室以外にポケットが5つあるオーガナイザーだ。A6サイズポケットにはケース入りのGALAXY Noteがぴったり収まる。手前右のポケットには、フタを閉めなければGALAXY Noteが収まる。メインの収納室はA5ノートが入るサイズで、つまりA4を二つ折りにした書類などが入る。メーカー価格892円 |
ノーマディックの「バッグインポーチ L BP-01」。外側にはケース入りGALAXY Noteがスッポリ収まるポケットがある。反対側には大ぶりのフタ付きポケット。内側にはA5サイズ程度までのノートなどが入る空間があるほか、小物ポケットもある。実勢価格は3130円くらい |
それから、GALAXY NoteがA6サイズよりやや細身であるということは、A6サイズのノートカバーとかシステム手帳とかに収まったりしない? とか思って試したら、いろいろなカバー類に収まるんであった。ポケットに収まる感じではなく、GALAXY Noteのフリップカバーを利用し、システム手帳やメモ帳カバーに「固定」できるというイメージ。合体とも言えよう。たとえばメモ帳カバーと合体。
パイロットの「コレト手帳」用の「コレト手帳カバー PBC07-45」。同シリーズの153×90mmサイズのノート(リーフ)類が収まるカバーだ |
フリップカバーを装着したGALAXY Noteがスコッと収まる。こういうサイズのカバー類でGALAXY Note用に流用できる品は多い。非常に愉快と言えよう |
さらにシステム手帳系とも合体。ただし、リング綴じ式のシステム手帳とは相性が悪い。リング部とGALAXY Noteが干渉しがちなのだ。市販の定型ノートを差し込んで使えるタイプの手帳(カバー)なら、GALAXY Noteと合体しやすいものがわりと見つかる。
BRITHOUSEのLIMONTA(リモンタ)というA6サイズのノートジャケット。A6サイズのメモパッドやノートなどを入れて使える。あらかじめメモとダイアリーが付属するが、ダイアリーを抜いてGALAXY Noteをセットするとわりとピッタリ入る |
GALAXY Noteへの手書きも、紙へのメモ書きなども、両方鋭意行う!! てな人にはこういう合体作戦、いいかもしれない。GALAXY Noteに紙の手帳の利便を追加する、あるいは、紙の手帳の利便にGALAXY Noteという情報端末を追加する、てな方向でもこういう合体は愉快だと思われる。
■ちょっとした便利グッズ
次に、GALAXY Noteと併用するとイイ感じだったりするグッズを少々。
まず、GALAXY NoteはUSBホスト機能を持つので、キーボードやマウスなどをUSB接続して利用できる。でもまあペン入力の強力さがあるので、キーボードやマウスを接続する必要性はそう高くない。が、USBメモリやメモリカードリーダーなどを接続できるのはアレコレ便利。
具体的には「USBホストケーブル」を使えば、USBメモリやメモリカードリーダーを接続できる。ので、お仕事にGALAXY Noteを使うとか、デジカメとGALAXY Noteを併用したいって場合は、やはりゼヒ、USBホストケーブルを携行したい。
GALAXY NoteなどのUSBホスト機能を持つAndroid端末にUSB機器を認識させるには、USBホストケーブルと呼ばれる専用ケーブルが必要になる。ドコモの「microUSB-USB A変換アダプタ L01」もそのひとつだ。なお、全てのUSB機器が認識されるわけではない |
デジカメから抜いたSDHCカードをメモリカードリーダー経由でGALAXY NoteにUSB接続。端末がホストケーブルやストレージを認識し、「マイファイル」アプリなどのファイルマネージャー系アプリなどでカード内のファイルを扱えるようになる |
ファイルを一覧したところ。画像はサムネイル表示されたりする。以降はAndroid端末上でのファイル操作を行えばよい。メモリカードは、通知領域を開いてタップ(取り外し操作)したあとに外す |
それから、使ってみたら案外良かったのが、端末をしっかりホールドするためのグッズ。具体的には「Bunker Ring2」と「Smarpea(スマーピー)」だ。また、結論から言えば「Smarpea」のほうがコンパクトで機能的なのでスマートに使える。
「Bunker Ring2」はスマートフォンなどの本体背面などに貼って落下防止に役立てるグッズ。リングを指に通してホールドするんですな。粘着力は洗えば回復するので繰り返し使える。スマートフォンを立てるスタンドとしても機能する |
「Smarpea(スマーピー)」も「Bunker Ring2」と同様の機能を持つグッズ。ただし、より薄くコンパクトに作られていて、リングは2個。それぞれのリングは個別に動く |
このふたつのグッズに共通するのは、スマホ類をしっかりホールドできる(落としにくくなる)たりスマホスタンドとして機能するところ。そして、両者ともスッゲく強力な粘着力があるということ。GALAXY Noteで試してみると、純正の電池室フタに貼り付け、剥がそうとすると、GALAXY Note本体からフタがバリッと剥がれちゃうほどだ。
場合によっては端末側に損傷を与えかねない強力な粘着力。GALAXY Noteの場合なら、付属のフリップカバー(表面が少しザラザラしている)に貼るとちょうどよく強力な粘着力が発揮される感じ。安心感のある粘着力だが、貼り剥がしの際は要注意の粘着力である。
■大容量バッテリーより標準バッテリー!?
GALAXY Note購入当初、「こここコレは使いまくりの端末になるハズ!!」と思いつつ「すすすすなわち予備バッテリーも必要になるハズ!!」と考え、大容量バッテリーも購入した。GALAXY Noteの標準バッテリーは容量2500mAh(3.7V)だが、この倍の容量となる5000mAh(3.7V)ってのが売られていたのでサクッと買った。
「Samsung GALAXY Note [docomo SC-05D] 対応 超大容量バッテリー 5000mAh 【ドコモ版専用】」という名で売られていた「倍容量バッテリーと専用の電池室フタ。装着すると出っ張りができる。が、INNOの「ドックジュニア microUSB」というクレイドルにはセットでき充電できる |
この倍容量バッテリー、確かに長保ち。俺の使い方でGALAXY Noteを2日くらい通して使える。意識してバッテリーを節約しつつ使えば3日イケそうだ。
このバッテリーはAmazonで3980円で購入したが、現在では価格競争が激しいのか、1280円とかで買えるようだ。また、Amazonにて「GALAXY Note 大容量」あたりで検索すると見つかるが、5000mAh(3.7V)容量のバッテリー3本+電池室フタ2枚+充電器+ホストケーブルほかイロイロのセットで8500円などという猛烈な製品も売られている。
なるほど、GALAXY Noteはまあ電池の保ちは実用レベルで良いとは言え、超使える端末なのでみんな大容量バッテリーを欲しがるわけですな……と、当初は思った。のだが、その後使い続けてきたら、「標準バッテリー複数枚持ちのほうがいいかも」と思うようになった。
というのは、バッテリーサイズ自体が異なる大容量バッテリーを使っちゃうと、途端に各種フリップカバーを利用できなくなり、ケー類も同様に利用できなくなり、前述の手帳と合体作戦も不可能となり、場合によってはこれまで入っていたポケットにGALAXY Note収まらなくなったりもする。大容量バッテリーと専用出っ張りタイプ電池室フタは、悪い意味でGALAXY Note用アクセサリーキラーと言えよう。
なので、購入した大容量バッテリーは緊急用として備蓄状態。むしろ周辺アクセサリをそのまま活かせる標準バッテリーのほうに魅力を感じている現在である。標準バッテリーなら薄いので携帯してもゴロつかないしネ。あと、GALAXY Noteは起動が比較的に速いし電池室フタも開きやすいので、電池交換でのバッテリー持続時間対処も現実的ですな。
てなところが、現在俺が使用中の「GALAXY Note用アクセサリ」である。GALAXY Note自体楽しい端末だが、アクセサリの豊富さもまた愉快なところ。今後もアレコレとチェックし、おもしろいアクセサリがあったらまたレポートしたいと思う。
2012/5/28 06:00