スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
充電の「ぐぬぬ感」が解消!? アンカーの巻き取り式充電器がスーパー良き良きだった
2025年11月4日 00:00
なーっ!!! ナンすかソレは!!! そんなのがあったのか!!! と知った瞬間に買って使った途端にその超絶便利さに感動したのが、Ankerの「Anker Nano Charging Station(7-in-1、100W、巻取り式 USB Type-Cケーブル)」だ。直販価格は9990円。
買って使ってみた俺的結論から言うと、非常に多くのUSB Type-C充電必要ユーザーにド直球でオススメしたいUSB充電器だ。マジでオススメ。超オススメ。スゲく便利。てのは、使いたい機能が全部入りなんスよコレ。
まず100W出力のUSB充電器ということ。まあフツーに使うなら十分に高出力。また出力ポートも豊富で実用的。
それから3口のマルチタップにもなるというコト。別途用意していたマルチタップが、このAnker Nano Charging Stationにより不要になったり机上が片付いたり。
そして決定打は、巻き取り式USBケーブルが2本も内蔵されているという点。USB Type-C充電をするとき、ケーブルをUSB充電器につなぐとか、充電しないときにUSB Type-Cケーブルが横たわって邪魔&目障りとか、そーゆー微妙な「ぐぬぬ感」が一切ナイ!!!
さらなるダメ押しは、USBポートから出力されている電力をリアルタイム表示でモニターできること。「ホントにコレ急速充電されてるの?」的なコトが可視化されて「よし急速充電中だ!」と確認&安心&スッキリできる。
ちなみに俺の場合、これまで「Anker Prime Charger (250W、6 Ports、GaN)」を愛用していた。高出力・高性能・多機能な感じのUSB充電器だ。
ただ↑この高出力・高性能・多機能USB充電器は、直販価格1万9990円とお高い。「USB充電器に2万はなぁ……」とか思いつつも、実用的&マニアックな機能性に惹かれて買った。じつはその後に2台目も買ったほど気に入っている。
のだが、250Wなんて使い切ることほぼナイし、表示系機能も「充電するたび超役立つ」ってほどでもないし、細々した便利機能も最初は楽しいのだが徐々に使わなくなったりした。便利に役立ってはいるが、いまだに「コストパフォーマンスがなぁ……」とモヤッとしたりしている。
だが新たに買ったAnker Nano Charging Stationは、機能性もバッチリで過剰さがなく非常に実用的なうえ、直販価格9990円と手を出しやすい。使ってみてもスゲく実用的。なので以下、このAnker Nano Charging Stationをレビューしてゆきたいッ!!!
わりとコンパクト、出張や旅行に持参するのも「かなりアリ!」
まずサイズ感から。前述のとおりAnker Nano Charging Stationの大きさは約121×73×53mmで、重さは約570g。電源ケーブルは直結式だが、ケーブルはやや細めで面ファスナー式の結束バンドが付属している。
買って電源を入れる前に感じたコトだが、サイズと重さと機能性から「コレは出張や旅行にもイイな」と。3口のマルチタップとUSB充電器が合体していて、しかもUSB Type-Cケーブルは巻き取り式。複数デバイスを同時充電しても大丈夫な100W出力でもある。
俺の場合、たまーに出張に行く。だが出張慣れしていないので「うっ……マルチタップ持ってくればよかった……コンビニで買うか」とか「あれ~USB Type-Cケーブル……は? 忘れた? コンビニで買うか」みたいなことが、たま~にだがある。
しかしAnker Nano Charging Stationの場合はそういう失敗がアリエナイ。「あーっAnker Nano Charging Station持ってくんの忘れた! コンビニで……買えるわけねえ!」ってのはあるかもしれないが、出張機材としてのAnker Nano Charging Stationは実用的だと思う。
ただ、後述するが、Anker Nano Charging Stationは机上に置いた状態で巻き取り式USBケーブルを出し入れすると、本体が動いてしまうことが多い。だがこれは付属の強力両面テープで解消できる。
両面テープを貼って机上に固定すると、出張時の持ち出しがちょっと面倒になるかも。まあ両面テープにはベースの白い紙やフィルムが付いているので、出張時はそれをペタリと貼ればいいかなとも思う。
あと、Anker Nano Charging Stationは直販価格9990円と手を出しやすいので、出張が多い場合は出張用に買うという手もありそうだ。実質、たぶんマルチタップやケーブルなどの携行品を減らせるので、やはり出張機材としてのAnker Nano Charging Stationはかなりアリだと思う。
USB出力は最大100W、マルチタップとしては最大1000Wまで使える
USB充電器としてのAnker Nano Charging Stationは、最大100WのUSB出力がある。ちなみにUSBポートの位置は以下のとおり。
で、これら4つのUSBポートの出力の組合せは以下のとおり。
また、本体前面にはディスプレイが内蔵されており、各ポートからの出力がリアルタイムで数値表示される。またこの表示とデバイスの表示を見ている限り、複数のデバイスをつないでいった際に出力の瞬断が起こることもない。
なお、より細かい情報については公式の「Anker Nano Charging Station(7-in-1、100W) 取扱説明書」をご覧いただきたい。
やっぱり巻き取り式USB Type-Cケーブルはサイコー!
Anker Nano Charging Stationには2本の給電用・巻き取り式USB Type-Cケーブルが内蔵されている。ケーブルは最長70cmまで引き出せて、「引き伸ばす」、「軽く引いて戻す」などの動作で約15cm、27cm、37cm、47cm、55cm、62cm、67cmの長さに調節することもできる。
もーすっごく便利! 充電したいと思ったらUSB Type-Cケーブルを引き出してデバイスにつなぐだけ。下記のような「動き止め措置」をすれば片手でケーブルを引き出せる。
もぅホント便利。最高。やはりUSB充電器にUSB Type-Cケーブルが内蔵されているのは非常に正解だと思う。
ただ、巻き取り式USB Type-Cケーブルはケーブルと電源の間に動く(回る)接点がある。ので、普通のUSB Type-Cポート&ケーブルとの組み合わせよりは耐久性が低いような気がする。
でも、俺の場合は1度だけ微妙にマイナーなメーカーの巻き取り式USB Type-Cケーブルが接触不良で壊れただけで、ほかの巻き取り式USB Type-Cケーブルは壊れずに使えている。なので、もーしかしたら、マトモな製品はけっこー耐久性があるのかもしれない。
あとこの充電器、USB Type-Cケーブルを引くと本体が動いてしまうことがある。この問題は、付属の強力両面テープを使って充電器を机面に固定することで解消できる。
ほか、使用雑感としては……100Wくらいの出力があると(俺の場合は)日常困ることはまずない。スマートフォンやタブレットといったデバイスの充電が主で、たまにMacBookを充電する程度なので、100Wの出力はちょっと持て余しがちでもある。
また使用中は、充電をしていない状態でも本体がホンノリと温かくなる。また複数デバイスを充電して出力が高くなると、本体は少々熱くなる。ただ、触れないほどとか、危険を感じるほどという発熱ではなく「まあこんなモンだろう」くらいな熱だ。
あとこの充電器には時計表示機能はない。使っていないときなどに時計が表示されたら便利なのになーと思うわけだが、まあなくても支障はない。
といった感じの「Anker Nano Charging Station(7-in-1、100W、巻取り式 USB Type-Cケーブル)」。今どき的なUSB充電器としてヒッジョーに使いやすく、いろいろな観点から毎日の充電体験が一変すると思うので、ぜひジックリとチェックしてみてほしいッ!!! つーか使うとフツーに生活のクオリティが高まる逸品だと思うのでゼヒっ!!!



















