スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

薄~くて、小さ~い! けど高出力なUSB充電器「Anker Nano Charger」

 むむむ! ……と思った新型USB充電器。「Anker Nano Charger(130W、6Ports)」である。

アンカー・ジャパンから発売された「Anker Nano Charger(130W、6Ports)」。大きさは約98×93×19mmで、重さは本体のみが約320g、付属ACケーブル込みで432g(実測値)。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色。直販価格は7990円。

 このUSB充電器のどこが「むむむ!」だったのか? それは厚さが19mmという点。薄~いのである。

 ちなみにAnkerからはほかにも「薄いUSB充電器」が発売されてはいるが、この新型USB充電器「Anker Nano Charger(130W、6Ports)」ほどは高出力でも多ポートでもなかったりする。

 ともあれ最近の俺は、こういう「薄いUSB充電器」の良さをたびたび痛感している。アタリマエなのだが、薄いと嵩張りにくいので携帯時も保管時もスムーズでスマートでスプレンディドなのだ。

 たとえば、薄~いUSB充電器兼マルチタップ。「Anker Nano Charging Station(6-in-1、67W)」や「Anker Prime Charging Station(6-in-1、140W)」は、どちらも19mm以下の薄さ。自宅でも出張先でもヒッジョーに便利であり、薄いので携帯性がよく、保管時も場所を取りにくい。

左が「Anker Nano Charging Station(6-in-1、67W)」で右が「Anker Prime Charging Station(6-in-1、140W)」。どちらも厚さ19mm以下のマルチタップ兼USB充電器だ。
大きいほうはiPhone 16 Pro Maxに近いサイズ感で、ACケーブルは着脱式だが専用品となっている。
小さい方はiPhone 16 Pro Maxの65%くらいのサイズ感で、ACケーブルは抜くことができない固定式だ。
大きいほうでも非常に薄いので携帯性に優れている。
小さいほうはだいたい手のひらサイズ。これも携帯性に優れている。

 ただ、率直なところ、上記のマルチタップ兼USB充電器×2機種について、モバイルなどでの使用時に「マルチタップとして使いたいケースがあまり多くないかも」と感じたりしている。マルチタップとしても便利だが、そこそこ高出力の薄型USB充電器として使えれば事足りることが多いからだ。

 だったらこの、マルチタップ機能はないけど薄くて高出力でコンパクトな新型USB充電器「Anker Nano Charger(130W、6Ports)」がイイのでは? と。とか考えていたらケータイWatchの中の人が「その新型USB充電器借りましたから使ってみます?」とキたので、ぜひ試用&レビューしてゆきたいッ!!!

薄~くて小さ~い♪ 持った瞬間買いたくなった!

 新型USB充電器「Anker Nano Charger(130W、6Ports)」だが、開梱して手に持った瞬間欲しくなった。というのはそのサイズ感。薄くて小さいというのが非常によい。

 前述したが、大きさは約98×93×19mmで、重さは本体のみが約320g、付属ACケーブル込みで432g(実測値)。ほぼ10cm四方の四角い板って感じで、2cm以下の厚み。手のひらサイズでポケッタブルでもある。

「Anker Nano Charger(130W、6Ports)」は充電器本体とACケーブルと専用キャリングケースのセット品。キャリングケースには本体とACケーブルと充電用ケーブルなどを収納できる。
iPhone 16 Pro Maxの50~60%くらいのサイズ感。スマートフォンより携帯性が良い。
だいたい手のひらサイズ。
薄~い!

 このサイズ感・携帯性で合計最大出力130W・USB Type-Cポート×4・USB Type-Aポート×2を利用できるのはグレイト。凝縮度の高いUSB充電器だ。

 これ絶対便利なヤツ! そう思ってさっそく買うべくAmazon商品ページにアクセス! すると「【プライムデー】18%還元も(条件あり)ポイントアップキャンペーンと10万ポイント当選のチャンスも。今すぐチェック」とか書いてあったのでチェック!

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合計最大出力130W、使いでのある6ポート仕様

 前述のとおり、このUSB充電器は合計最大出力130Wで、6つのUSBポートを充電用として利用できる。ポートは、USB-Cポート×4、USB-Aポート×2を備えている。

正面にUSB Type-Cポート×4、右側面にUSB Type-Aポート×2を備えている。

 ほか、どんな仕様で、各ポートを同時に使用したときの合計最大出力やポート毎最大出力がどれほどなのか、本製品マニュアルから抜粋する形で掲載したい。

 多数のポートを同時に使用してもけっこう高出力。前述の大きさ・重さから、出力・ポートともに余裕のあるUSB充電器として常時携帯するのも非常にアリだと思われる。

 ただし、合計最大出力近くでデバイスを急速充電していると、本体はかなり熱をもつ感じ。けっこうアツアツ。

 まあノートPCを2台急速充電するとか、スマートフォンやタブレットを何台もつないで急速充電大会を開催するとかでなければ、最大出力近くで使い続けることは希だと思う。

 だが「熱くなっちゃうUSB充電器はイヤ」という方は、そのあたり慎重に選ぶのが無難かもしれない。

実際の使用感は?

 最後に「Anker Nano Charger(130W、6Ports)」の実際の使用感について少々。

 まず、タイミングよく日帰り出張がありUSB充電器が必要だったので持参。思ったとおり抜群の携帯性で非常に気分良くモバイルできた。同時に使ったポートは2ポートで、さほど高出力でない使用だったので、本体はほとんど熱をもなかった。

 それと、本製品に付属するACケーブルがけっこう秀逸。というのはその「しなやかさ」。

 付属ACケーブルは太さ8mmほどで長さは約1.5m。しなやかでクセがつきにくく、開梱直後の初使用時でもほぼ真っ直ぐに伸ばすことができた。長さもちょうどだと感じられたし、「いつまでも巻き癖が取れない」、「すぐに巻き癖がついてしまう」ということもなく、気分良く使えた。

やや太めだが、しなやかさがあるケーブルなので、小さく巻くのも容易。巻いた状態でのまとまりも良好。
最初から巻き癖がなく、小さく巻いた状態からでもほぼ真っ直ぐに伸ばせる。扱いやすいACケーブルだと感じられる。
しなやかさ柔らかさがあるので、軽い力で曲げたり巻いたりできる。

 ちなみに、本体底面には4つの滑り止めゴム足がある。本体の重さが約320gあることも加わり、机上でACケーブルやUSBケーブルに引っ張られて本体が動くようなこともあまりない。

底面には滑り止めゴム足がある。本体に重みがあり、またACケーブルがしなやかなこともあって、「ACケーブルに本体が向きを変えられてしまう」的な鬱憤はない。

 あと、本体のACコネクター部。いわゆるメガネ型で、市販のメガネ型プラグのACケーブルをつないで使うこともできる。

本体のACコネクター部はメガネ型。
市販のメガネ型ACケーブルやプラグ類。
短いACケーブルでよりコンパクトに携帯・運用することもできる。
メガネ型プラグも使えるので、本体をコンセントに直差しする感覚でも利用できる。

 ACコネクターがフツーに普及しているメガネ型だと、上記のように必要に応じて使い方をアレンジできるので便利。

 ただ、メーカーは付属品以外のACケーブルの使用を推奨しないと思うのと、まあナイとは思うが、あまりにも定格の低いACケーブルを使うのは危険なので、そのあたりは自己責任とお考えいただきたい。

 といった感じの「Anker Nano Charger(130W、6Ports)」。小型で薄くて携帯しやすくてポート数も多くて……と非常に満足のいくUSB充電器だと感じられた。

 ACコネクター部がメガネ型だったりケーブルがしなやかだったりするのもナイス。7990円と若干お値段お高めではあるが、自宅で使っても出張先で使っても非常に実用性が高いUSB充電器だと感じられた。

 なので俺の場合、ぜひ、Amazonプライムデーでお得に購入してゆきたいッ!!! 絶対購入してゆきたいッ!!!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。