法林岳之の「週刊モバイルCATCH UP」

2014 International CESで見えたモバイル業界の次の展開

 1月7日から10日まで、米国ラスベガスで開催された「2014 International CES」。一般消費者が利用するコンシューマ家電を対象にした展示会としては、毎年9月にドイツで開催されるIFAと並び、最大規模の展示会だ。本誌は元より、僚誌「PC Watch」「AV Watch」「Car Watch」などにも数多くの速報レポートが掲載されたが、ここではモバイル業界を中心に、2014 International CESで見えてきたモバイル業界の次の展開について考えてみよう。

立場が変わりつつあるスマートフォンの存在

 携帯電話やスマートフォンを扱うモバイル業界は、例年2月にスペイン・バルセロナで開催される「Mobile World Congress」がもっとも大きな展示会とされてきたが、ここ数年、業界の主役が一般的な携帯電話からスマートフォンやタブレットへ移行しつつあったこともあり、コンシューマ家電を扱う展示会への出展が増え、それぞれの展示会でも存在感を増していた。毎年1月に米国・ラスベガスで開催されるInternational CESも同様で、この時期に合わせ、北米向けやグローバル向けのスマートフォンの新製品が発表されてきた。たとえば、昨年の2013 International CESではソニーから「Xperia Z」が発表され、『One Sony』を掲げるソニーを象徴するモデルとして、2013年のXperiaシリーズの成功の先陣を切った。また、通信事業者では数年前に米Verizonが「4G LTE」サービスを大々的にアピールしたり、テレビやオーディオ関連メーカーでもスマートフォンとの連携を積極的にデモするなど、ここ数年はスマートフォンがInternational CESの主役に近い存在だった。

 しかし、昨年後半あたりから何度となく、説明してきているように、スマートフォンそのものの進化はある程度、落ち着いてきており、各社の製品の差もデザインやアプリなどに限られ、スマートフォンの存在も少しずつコモディティ化してきつつある。こうした状況を反映してか、International CESでのスマートフォンの立場も少しずつ変わってきた印象だ。スマートフォンそのもので目新しさを発揮するのではなく、スマートフォンがさまざまな製品のつなぎ役やパーソナライズするツールになり、スマートフォンで何をするか、他の製品と組み合わせて、どんな便利なことが提案できるかに、主題が移ってきた印象だ。スマートフォンの新製品もあまり種類が多くなく、特に日本市場との関わりが予想される製品も少なかったというのが正直なところだ。

 そして、スマートフォンに代わり、International CES全体で存在感を増していたのは、クルマ、ウェアラブルデバイス、4Kテレビということになるだろう。なかでもウェアラブルデバイスについては、まさに『百花繚乱』と呼べるほどのバリエーションの豊富さだった。ちなみに、個々の製品の内容や各ジャンルの動向については、本誌の速報記事をはじめ、各僚誌のレポート記事をぜひ参照していただきたい。

北米への展開を強めるソニー、曲面を訴求するLGエレクトロニクス

ソニーのプレスカンファレンスでは同社社長兼CEOの平井一和夫氏が登壇

 スマートフォンの新製品が少なかったというものの、北米市場は大きなマーケットであるため、International CESでの存在感は非常に重要なものになってくる。

 まず、今回の2014 International CESにおいて、スマートフォンで象徴的だったのは、やはり、ソニーだ。ソニーは前述の通り、昨年はXperia Zを2013 International CESで発表し、その後、欧州やアジア、そして日本市場にも展開することで、Xperiaシリーズの存在感をグッと増した印象だ。ただ、北米市場については、テレビなどの他ジャンルの製品に比べ、スマートフォンや携帯電話はまだ十分な存在感がないと言われており、その意味からも同社がInternational CESでの発表に力を入れることが関係している。特に、今回は同社CEOの平井一夫氏が基調講演を担当したこともあり、プレスカンファレンスにも力が入っていた印象だ。

 今回、ソニーから発表された新製品は、「Xperia Z1 Compact」「Xperia Z1S」で、これに後述する「SmartWear Experience」というコンセプト、「Core」と呼ばれるモジュール、これを装着する「SmartBand」ということになる。Xperia Z1 Compactは外見からもわかるように、一足先に国内向けに販売されているNTTドコモの「Xperia Z1 f」のグローバル向けモデルで、日本向け仕様など以外の部分はほぼ共通となっている。国内でも同じだが、やはり、スマートフォンで高い人気を持つiPhoneに対抗するため、ほぼ同じサイズ感で高い機能を実現している。もう一方のXperia Z1SはXperia Z1をベースにしたもので、米国の携帯電話事業者「T-Mobile」向けに供給されるモデルだ。Xperia Z1をベースにしているとは言うものの、実は微妙にボディサイズや外装パーツ、端子の位置などが違い、T-Mobile専用に設計されたXperia Z1ということになる。こうしたカスタマイズをしたのは、T-Mobileが求める仕様を満たしたためだという。ちなみに、北米の携帯電話事業者ではVerizonとAT&Tが二強だが、関係者によれば、T-Mobileは純増トップを記録するなど、好調を続けているという。また、ソニーはいきなりT-Mobileと取引を開始したわけではなく、昨年からXperia Zを扱ってきた実績を経て、今回のXperia Z1Sの投入が決まったそうだ。日本のユーザーからはXperiaシリーズがあまり認知されていないという状況は、今ひとつピンと来ない感もあるが、Xperia Z1Sを足掛りに、今後、Xperiaシリーズが北米市場で存在感を増してくることを期待したい。

Xperia Z1 Compactをはじめ、モバイル製品は鈴木邦正氏が次々とポケットから端末を取り出しながら解説
T-Mobile向けに供給される「Xperia Z1S」は、Xperia Z1をベースにしながら、ボディなどは同社向けにカスタマイズした設計

 ソニーと並んで、2014 International CESで積極性を感じたのはLGエレクトロニクスだ。昨年8月、ニューヨークでG2という新しいフラッグシップモデルを発表したことは記憶に新しいが、今回はGシリーズの新モデルとして、アジアなどで発売されている曲面ディスプレイを搭載した「G Flex」が出展された。G Flexは6インチという大画面の有機ELディスプレイを搭載しながら、ディスプレイを湾曲させることにより、映像コンテンツなどをより楽しめるようにしようというコンセプトのモデルだ。同様の曲面ディスプレイは同社のテレビなどでも採用されているが、スマートフォンの場合、バッテリーをはじめ、内蔵するハードウェアも曲面構造に合わせる必要があるため、構造的には格段に難易度が高い。実機を試用した印象は、湾曲したボディが思いのほか、ディスプレイの大きさを感じさせない印象で、手にも持ちやすく、扱いやすかった。映像コンテンツを見るときだけでなく、Webページやメールなど、テキスト中心のコンテンツの視認性も良さそうだ。おそらく、近く国内でも販売が開始される見込みだが、世界的にどのように受け入れられていくのかが注目されるモデルだ。

 また、LGエレクトロニクスはプレスカンファレンスにおいて、洗濯機や冷蔵庫といった白物家電をLINEのチャットでコントロールする「LG Home Chat」というコンセプトを発表した。たとえば、冷蔵庫に何が入っているかといった情報をチャット形式で確認できるというものだ。製品寿命の長い白物家電に、こうした外部の企業のしくみを採用することが適しているかどうかは議論の余地があるが、ユーザー層が着実に変化をしてきていることを考えると、10年後にはこうしたユーザーインターフェイスを搭載する製品が増えてくる可能性も十分にありそうだ。

曲面ディスプレイを採用したLGエレクトロニクスの「G Flex」。6インチながら、持ちやすいボディを実現
LGエレクトロニクスはLINEのチャットを利用した「LG HomeChat」を発表。こうしたユーザーインターフェイスの時代が本当に来るのか

 日本市場に関わりのあるメーカーでは、HuaweiやZTEなども出展していた。Huaweiはプレスカンファレンスを開催し、6.1インチディスプレイを搭載した「Ascend Mate2 4G」を発表した。日本市場をよく研究している同社らしく、プレゼンテーションでは4050mAhの大容量バッテリーによる「2日間利用可能」、狭額縁採用による「ディスプレイ占有率79%」など、どこかで耳にしたようなことがあるアピールポイントを積極的に謳っていた。ただ、昨年あたりからの傾向として、同社製端末のデザインは少しずつ変わってきており、実機の質感や操作感もグッとよくなってきている。日本市場への投入は難しいかもしれないが、今後の展開が楽しみだ。

Huaweiの新モデル「Ascend Mate2 4G」は6.1インチディスプレイを搭載しながら、片手でも持てるサイズを実現
Huaweiのプレスカンファレンスでは、2日間利用可能や画面占有率など、日本でおなじみのアピールポイントが使われていた

本格化しそうなタブレットの争い

 比較的、各社の動向が控えめのスマートフォンに対し、今後、各社の争いが再び激しくなりそうなのがタブレットだ。

 サムスンは今回2014 International CESにおいて、スマートフォンではなく、「GALAXY Tab PRO」と「GALAXY Note PRO」を発表している。GALAXY Tab PROについては8.4/10.1/12.2インチの3モデル、GALAXY Note PROについてはおなじみのSペンを採用し、12.2インチのディスプレイを搭載する。いずれも解像度は2560×1600ドット表示が可能なWQXGA対応となっており、これが「PRO」と他のシリーズの違いということのようだ。通信関連については、いずれのモデルもWi-FiモデルとWi-Fi/LTE/3Gモデルがラインアップされる。ボディデザインはいずれもGALAXY Noteシリーズで好評を得ている背面カバーの周囲にステッチをあしらったものを採用しており、今後、これをGALAXY Note/Tabシリーズの統一デザインにしていくのかもしれない。ディスプレイの解像度が高く、スペック的にもかなり優位にある製品だが、このクラスにおいて、GALAXY TabシリーズとGALAXY Noteシリーズをどのようにすみ分けていくのかがちょっとわかりにくくなった印象も受けた。カメラ一体型スマートフォンの新モデル「GALAXY Camera2」も発表されたが、メインストリームのモデルだけでなく、こうした強い個性のあるモデルも日本市場向けに登場して欲しいところだ。

GALAXY Tab PRO 10.1ではホーム画面のデザインもオリジナルのものを採用
GALAXY Tab PRO/Note PROシリーズはいずれも背面にステッチをあしらったカバーを採用

 本誌読者にとって、タブレットと言えば、Androidプラットフォームを採用したモデルがすぐに思い浮かべられるだろうが、昨年後半あたりからWindows 8.1を搭載した8インチクラスのタブレットが急速に増えてきている。たとえば、昨年12月に国内で発売されたレノボの「Miix 2 8」は発売直後に売り切れ、現在も1カ月待ちのバックオーダーを抱えるほどの人気ぶりだが、今回の2014 International CESでもWindows 8.1採用の8インチクラスのタブレットが数多く出品されていた。

 Windowsタブレットについての詳しい情報は、僚誌「PC Watch」のレポートなどを参照していただきたいが、なかには3G通信モジュールを搭載したモデルなどもラインアップされるなど、モバイルユーザーにも注目されるモデルが増えてきている。国内でMVNOによる格安SIMが普及し始めている状況を考えると、こうしたモデルが国内向けにも投入されれば、AndroidタブレットやiPad以外に、新しい選択肢が増えることになりそうだ。なかでも個人的に注目したのは、レノボの8.3インチWUXGA(1920×1200ドット)液晶ディスプレイ搭載の「Think Pad 8」だ。今のところ、国内での展開は未定とのことだが、同モデルにはグローバル向けに3G/LTEモジュールを搭載したモデルがラインアップされており、ぜひ国内向けの販売を期待したいところだ。

レノボは8.3インチUXGA液晶を搭載した「ThinkPad 8」を発表。国内向けの発売が期待される

 タブレットについては、これまでも各携帯電話事業者からAndroidタブレットが発売され、アップルのiPadも次々とモデルが投入されてきたが、昨年発売されたASUS「Nexus 7(2013)」が登場した頃から各携帯電話事業者とのポストペイド契約を必要としないモデルに注目が移行しつつある。ただ、ビジネスでの利用を考えると、AndroidタブレットやiPadに比べ、Officeが標準でバンドルされるWindowsタブレットは有効であり、AndroidプラットフォームのOffice系アプリのように、互換性に苦しむ心配もない。価格面でもAndroidタブレットほどは安くないものの、5万円前後で購入できる製品が増えてきており、かなり購入しやすくなっている。通信環境については、3G/LTE通信モジュール内蔵モデルを期待したいところだが、スマートフォンのテザリングもほぼ標準機能になりつつあるうえ、モバイルWi-Fiルーターも豊富な選択肢が揃っており、以前にも増して、利用しやすい環境が整っている。スマートフォンの市場は少し落ち着いた感があるかもしれないが、今年はこのタブレットを軸にした市場が大きく拡大するかもしれない。

ウェアラブルは何のため?

クアルコムはスマートウォッチ「Toq」を出展。北米で販売されているが、どちらかと言えば、リファレンス的な位置付け

 さて、今回の2014 International CESにおいて、もっとも存在感があった製品ジャンルと言えば、やはり、ウェアラブルデバイスをおいて、他にはないだろう。すでに、数年前からその兆しがあったものの、昨年、Google Glassをはじめ、ソニーの「SmartWatch SW2」やサムスンの「GALAXY GEAR」などが登場したことで、次なる注目ジャンルとして、各社がこぞって新製品を開発してきた格好だ。会場内では「犬も歩けば……」と言いたくなるほど、数多くのウェアラブルデバイスが出展されており、今年はこれらの内のいくつかの製品が国内市場にも一気に市場になだれ込んでくることが容易に想像できる。

 ウェアラブルデバイスの個々の製品については、本誌の速報レポートで取り上げられているので、そちらを参照していただきたいが、製品ジャンルとして、腕時計型、メガネ型、クリップ型などがあり、腕に装着するタイプはSmartWatch SW2やGALAXY GEARのような腕時計の代わりになるもの、JAWBONE UPやNIKE+ FuelBandのようなバンド型などが目につく。機能的には形状などによって違うが、モーションセンサーによる活動量計で、スマートフォンに記録したり、スマートフォンの通知情報をウェアラブルデバイスに通知するといったものが多い。ランニング中に装着することを考慮してか、生活防水などの機能をサポートする製品も多い。

 ただ、これらのウェアラブルデバイスの展示を見ていて、少し気になったのは、耐久性の部分だ。筆者自身はあまりウェアラブルデバイスに興味がないため、SmartWatch SW2やGALAXY GEARなど以外の製品を日常的に身につけていないが、周囲の知人などはJAWBONE UPなどのウェアラブルデバイスを利用している人が多い。ただ、こうした人たちが数カ月後に会うと、すでにウェアラブルデバイスを身につけていないことがある。理由を聞いてみると、「面倒になったので、辞めた」という声がある一方、「壊れたから、辞めた」とする人が意外に多いことに気付く。つまり、手軽に身につけて、さまざまな情報を記録できるものの、日常的に身につけていれば、どこかにぶつけたり、着脱時に負荷がかかったりして、壊れてしまうケースがあるわけだ。その点において、現在のウェアラブルデバイスは今ひとつ信頼性に欠けるという声が多い。ところが、今回の2014 International CESの展示では防水などの機能を謳う製品は多少あるものの、耐久性やタフネスを謳うような製品はあまり見かけなかった印象だ。たとえば、腕時計のG-SHOCKのような強力なタフネスを求めているわけではないが、ウェアラブルデバイスが今後、普及していく中で、毎日のように使っても数カ月や1年程度で壊れないことをもう少し訴求してもいいような気がする。

 また、ウェアラブルデバイスについて、個人的にもうひとつ気になっていたことがあったが、その点についてはソニーモバイルの黒住吉郎氏のインタビューでも触れられていて、非常にクリアになった印象だ。

 現在、国内外で販売されているウェアラブルデバイスは、Google Glassのようなタイプを除けば、全体的に健康指向が強く、今回の2014 International CESに出展されていたウェアラブルデバイスも健康管理に役立つことを謳う製品が非常に多い。ランナー人口が多く、(健康的かどうかは別にして)健康指向が強い米国市場では、そういう製品が人気を集めるのは理解できる。しかし、みんながみんなランニングをするわけでもなければ、毎日の歩数を気にしながら、日常生活を送っているわけではない。たとえば、筆者自身の経験で考えてみると、旅行に出かけたり、今回のように展示会に出かければ、「おー、今日は1万5000歩を超えた」などと感心することもあるが、普段の生活では仕事場で原稿を書いていれば、1日のカウントが数百歩程度にしかならないことも多い。これがうれしいかと言えば、別にうれしくも何ともない。

 ソニーがコンセプトを提案した「SmartWear Experience」は、ユーザーが日常生活でちょっと感動したこと、楽しかったこと、気持ち良かったことをウェアラブルデバイスに記録することを狙っている。黒住氏がインタビューで語っていたのは、バスの移動中の短い時間、ちょっとウトウトして気持ち良かったことをウェアラブルデバイスのボタンを押して記録し、それをあとで「あ、あのときは……」と思い出すことも楽しいはずだというアプローチだという。ソニーが今回、先行する形でコンセプトを明らかにした「Core」は、同時に発表された「SmartBand」に装着して利用するスタイルが提案されているが、ソニーのブースではペンダント型やクリップ型などもいっしょに展示されており、コンパクトであるがゆえの特長を活かし、いろいろなスタイルで利用できることになりそうだ。詳しいことは2月のMobile World Congress 2014を待つことになるが、今後のウェアラブルデバイスの方向性として、ぜひ注目したいところだ。

SmartWear Experienceを実現するモジュール「Core」(手前)とCoreを装着するための「SmartBand」
ソニーの「Core」を装着するアイテムとして、ペンダントなどもコンセプトで考えられている

モバイルの次の道は?

 昨年、国内のモバイル業界は大きな転換期を迎えた。NECカシオやパナソニックといったビッグネームが撤退したり、アップルのiPhoneを通信キャリア3社が扱うことになり、ついにはトップシェアを獲得するなど、市場環境も大きく変化した格好だ。しかし、こうした動きは単に国内市場の動向だけが特異だったというわけではなく、世界的にもスマートフォンを中心にした市場環境が大きく変わる節目を迎えつつあるという印象だ。2014 International CESでもこれまでもっとも存在感のあったモバイル製品がどちらかと言えば、脇役やつなぎ役になり、クルマやウェアラブルデバイスなどが新しい「コンシューマ家電」として注目を集めつつある。モバイル業界にとって、単純にハードウェアやサービスだけで市場をリードしていくような形は難しく、他ジャンルの製品、他業種といかにしてつなぎ、ユーザーの利便性や楽しさを演出していけるのかが重要なカギを握ることになりそうだ。

法林岳之

1963年神奈川県出身。携帯電話をはじめ、パソコン関連の解説記事や製品試用レポートなどを執筆。「できるWindows 8.1」「できるポケット docomo AQUOS PHONE ZETA SH-06E スマートに使いこなす基本&活用ワザ 150」「できるポケット+ GALAXY Note 3 SC-01F」「できるポケット docomo iPhone 5s/5c 基本&活用ワザ 完全ガイド」「できるポケット au iPhone 5s/5c 基本&活用ワザ 完全ガイド」「できるポケット+ G2 L-01F」(インプレスジャパン)など、著書も多数。ホームページはこちらImpress Watch Videoで「法林岳之のケータイしようぜ!!」も配信中。