グーグルからリーズナブルなAndroidスマートフォン「Pixel 10a」が登場する。
先代の「Pixel 9a」と同価格で最新のスマートフォンが手にできるのがうれしい。カメラ部のでっぱりもなくなり、よりスタイリッシュになったのもトピックだ。
iPhoneの「AirDrop」とも、ファイル共有機能の「クイックシェア(Quick Share)」でやり取りできるようになった、注目の「Pixel 10a」。端末の詳細情報やスペックは本誌別記事を参照いただきたい。
グーグル「Pixel 10a」、カメラはデュアル構成
「Pixel 10a」は2つのカメラを搭載している。そのスペックは前モデルの「Pixel 9a」と同等だ。
48メガピクセルのメインカメラと13メガピクセルのウルトラワイドカメラで、出力はピクセルビニングで12メガピクセルとなる。
ルックスはカメラバンプ(カメラ部のでっぱり)がなくなり、ソリッドでシンプルなデザインになったのがいい感じ。ケースなしで使う場合、ポケットなどにサッと引っかかりなく出し入れできる。
| カメラ | スペック |
| メインカメラ | 画角82度・1/2インチセンサー・F値1.7・4800万画素画角 |
| ウルトラワイドカメラ | 120度・1/3.1インチセンサー・F値2.2・1300万画素 |
撮影画面
ほかの「Pixel」シリーズと同様の撮影画面だ。オーソドックスながら使いやすい操作レイアウトになっている。
設定より「クイックアクセスコントロール」をオンにすれば「ホワイトバランス」、「露出」、「シャドウ」を直感的に操ることができ、撮影意図を写真にスムーズに反映することが可能である。 グーグル「Pixel 10a」各カメラの描写はいかに?
ウルトラワイドカメラ、メインカメラ、2倍、8倍(最大デジタルズーム時)の写りを試してみよう。
どれもメリハリが効いていてPixelらしい描写だ。さすがに最大時のディテールは塗り絵状態になってしまうが仕方がないだろう。
「Pixel 10a」ならではのカメラ機能
今回「A」シリーズに初導入された独自のカメラ機能として、集合写真を失敗なく撮影できる「オートベストテイク」、フレーミングや明るさのコントロールをサジェストしてくれる「カメラコーチ」にも注目だ。
初心者にとって撮影の失敗を少なくしてくれる頼りになる機能だろう。
グーグル「Pixel 10a」でブラブラ実写スナップ
実際に街を撮り歩きながら、「Pixel 10a」の写りを確かめてみた。
印象としては、動作もキビキビとしており、スクリーンも見やすく、上品なシャッター音なので、さまざまなシチュエーションで撮影を楽しむことができた。「Pixel」らしいメリハリが効いた描写も好感が持てる。
お茶の水・聖橋からの風景。曇天の微妙な湿度感と、走り去る車両、遠景の建物まで見た目同様の印象で捉えることができた 寺社でのシーン。クイックに立ち上がるカメラ機能と静かなシャッター音はその場の雰囲気を乱すことがない ウルトラワイドカメラの写りもまずまずだ。歪みも良好に補正されていて、伸びやかで広がりのある空間を表現できた シームレスに切り替わるマクロフォーカスも便利だ。石像のディテールがしっかりと写し取られている。フードや小物、ネイルなどの撮影でも活躍することだろう 薄暮のシーンも「Pixel 10a」は活躍する。通常モードのカットだがハイライト部からシャドウ部までの連続感が見事だ 元祖「夜景番長」のPixelシリーズだけあってナイトモードの写りは秀逸だ。重厚感のある建物を余すところなく再現している。壁の立体感や内部のシャンデリアまで驚くほどシャープに写すことができている 暗所でのポートレートモードも美しい。たおやかな「Bokeh」がムーディーである 暗いシーンでの描写の安定感はさすが「Pixel」シリーズ。初心者でも「Pixel 10a」任せで写真撮影が楽しめることだろう バーカウンターでのカット。使い込まれたシェーカーの様子を確実に「Pixel 10a」は捉えてくれた。「Pixel 10a」が写り込んでいるのがわかるだろうか?シャッター音も心地よいので、このようなナイトシーンでも安心 「Pixel 10a」はフルフラット形状になったので、デニムのポケットに出し入れする際もひっかからず快適。いいシーンに出会ってもサッと取り出せるのでシャッターチャンスを逃すことがない 多摩川で見つけた記念碑。石造りの立体感と細やかなディテール再現がとてもいい。誰でもシャープかつクリアな写真を撮れるのが「Pixel 10a」だ 太陽をフレームに入れて「Pixel 10a」のシャッターを切ったが、イヤなフレアやゴーストの出現はなかった。日暈的なものが確認できるのがわかる。河川敷の様子もしっかりと判別できる ポートレートモードも備えているので「Pixel 10a」は人物撮影で役に立つだろう。AIを使った様々な補正もでき、ボケ味も撮影後に好みに応じて変更可能だ 4倍で菜の花を撮った。まずまずの描写ではないだろうか。花と葉の感じもよくわかる。 まとめ
「Pixel 10a」は、リーズナブルな価格ながら、AIを駆使したレタッチ機能もあり、ナイトシーンにも強く、オールマイティーに撮影を楽しめる端末になっている。
フルフラットな形状もスタイリッシュで、デザインにこだわる人に刺さりそうだ。専用ケースも感触がよく手によくなじむ。
日本限定のヘラルボニーとのコラボモデルもあるし、「AirDrop」ともやり取りできる機種のひとつでもあるので「iPhone」シリーズから乗り換える人も多くなりそうだ。はじめてのAndroid機としてもオススメできる端末に仕上がっている。