みんなのケータイ

 GALAXY Jを使い始めて1カ月ほどが経ち、いろいろカスタムしながらいい感じになってきたところで、ふと発表会を取材したときのことを思い出しました。

 たしか、サムスンの新しい取り組みのひとつとして、エイベックスとの協業により提供する、楽曲の聴き放題サービス「GAmusic」とかいうのがあったような。なんでも、「GAmusic」は、ユーザーの再生履歴やお気に入りなどから好みの楽曲をレコメンドするアプリだとか。しかも、通常月額350円が、GALAXY Note3とGALAXY Jのユーザー限定の特典で、年内に登録すれば3カ月間無料でお試しができるのだとか。

 正直なところ、エイベックスの楽曲って普段あまり聴かないし「スルーかなぁ」と思っていたけれど“レコメンド”がどんな具合なのか気になっていたので、無料ということもあり、とりあえずダウンロードしてみました。

 アプリを開くと、あらかじめ用意されている複数のチャンネル(プレイリストのようなもの)の中から選択して再生する仕様になっています。「浜崎あゆみ」「倖田來未」などのエイベックスでおなじみのアーティスト名がずらり。まぁけっこう豪華ではある。チャンネルリストをスクロールしてみたところ「お洒落ジャズで乾杯」「早起きエネチャージ」「ネット住人のカリスマ」とかいう気になるチャンネルが。ネーミングセンスはさておき内容に興味がわいてきました。

エイベックスおなじみのアーティストのチャンネルがずらり
さまざまなテーマのチャンネルも多数用意されている

 このアプリのおもしろさは、各チャンネルで再生される楽曲が、設定するシチュエーションによって変化するという点。メニューリストの「シチュエーション」から、“誰と聴く”のかを「家族」「友達」「一人」「恋人」などの中から選びます。また“どんな気分?”を「明るい」「暗い」「激しい」「静か」というマトリックスの中から、今の気分にぴったりな箇所を選びます。そのほか、15種類のジャンル、年代、邦楽か洋楽など、細かく設定できるようになっています。

誰と、どんな気分、に合うものをタップして選択する
ジャンル、年代、洋楽か邦楽など細かく設定できる

 “恋人と、暗くて激しい、ポップス”という、あえてやっかいなシチュエーションを設定し「昭和歌謡大全集」のチャンネルを選んでみたところ、リスト表示が変わり、全体的にじめっとした雰囲気の楽曲に。ずーーーんと重たい気分になってきました。

 気持ちを入れ替えて、“友達と、明るい、ポップス”というシチュエーションで、チャンネルを「元気注入キラキラPOP」にしたら、急に元気いっぱいの楽曲に変わりました。「GAmusic」は、情緒不安定な人にも、臨機応変に対応してくれるアプリです。

“恋人と、暗くて、激しい”では山崎ハコさんの「呪い」が。夜中に聴いていたら本当に怖くなりました。歌詞検索は絶対にしないように(笑)
“友達と、明るい”に変えると、こちらがテンションの切り替えに戸惑うくらい、急に元気いっぱいな楽曲が流れはじめた

 レコメンド機能では、再生中に、けっこう好きと思ったら「ライク(ハート)」ボタンを、いまいちだったら「ディスライク(ブレイクハート)」をタップして聴きながらジャッジしていきます。これにより蓄積データを分析して、ユーザー好みの楽曲を学習してくれるようです。「これ好きでしょ」「どや」みたいな感じで、比較的私が好みそうな選曲をしてくれるようになってきた気がします。それでもいまいちなときは、容赦なく「ディスライク」! こんな感じで、スパルタ教育中です。

 このように、レコメンド機能をフル活用して、日々のスパルタ教育を続けていけば、さまざまなシチュエーションにおいて、私好みの楽曲を提供してくれる優秀な音楽プレイヤーに育つのです。私の「GAmusic」は、まだまだ教育が足りないみたいなので、ひとまず1カ月後を楽しみに、しばらく使ってみようと思います。

 はじめはディスライクが多いですが、日頃なじみのない音楽に出逢えるのもまた楽しいものだなぁという発見がありました。GALAXY Note3とGALAXY Jのユーザーは3カ月間、そのほかのユーザーは1カ月間無料なので、気になる方は今のうちにぜひお試しください。

「作業用にオススメ」は仕事や家事をしながら聴くにもいい感じ
「Happy Christmas!」というチャンネルが追加されていた。季節感のあるチャンネルが提供されるようだ