「フォトストリーム」アルバムの写真管理

2011年11月21日 06:00
(すずまり)

 iPhoneを 4Sにして、iPad 2のOSをiOS 5にアップデートして以来、「フォトストリーム」のお世話になりっぱなしです。ただ、仕事で画面キャプチャを頻繁に撮るので、あっという間に上限の1000枚に達してしまいました。ほとんどが画面キャプチャです……。パソコンへの取り込みには便利なんですが、iPad 2で見る必要はありません。

フォトストリームをリセットするには、iCloud.comにアクセス。自分のアカウントを開いたら、「詳細設定」を開き、「フォトストリームをリセット」をクリック

 取り込んだら、用済みのデータだけ選んで消したいところですが、どうもそれば無理のようで……。iCloud.com側のデータを一旦リセットして、端末側に保存されたデータをまるごと消去するしかないようですね。

 まずiCloud.com側のリセット方法ですが、iCloud.comにアクセスし、右上のリンクから自分のアカウントを開いたら、「詳細設定」を開きます。「フォトストリームをリセット」を選択すれば、iCloudに保存されていたデータが一旦綺麗に消去されます。

 この後、iPhoneまたはiPad側で、「写真」の「フォトストリーム」を「オフ」にします。すると、端末内のデータが、一旦“すべて”クリアされます。消えたのを確認したら、再び「オン」に戻せば完了です(iCloud.comにデータが残っている場合、端末側だけで「オフ」にしても、「オン」に戻せば再度同期されます)。

 ただ、いきなり全部消えてなくなってしまうわけで、これはこれで不便です。そこでどうするか。楽しみ続けたいデータは、「フォトストリーム」アルバムから端末に保存してしまいましょう。

 「フォトストリーム」アルバムを開き、矢印のついた「アクション」ボタンをタップすると、写真が選択できるようになります。残したい写真をタップしたら、「保存」ボタンをタップします。すると、iPhoneならカメラロールに、iPadなら、「写真」タブの中に保存されます。これで「フォトストリーム」アルバムをリセットしても、見たい写真だけ残ります。リセットする前に、ぜひお試し下さい。

 ちなみに、「フォトストリーム」アルバム内の写真が増えると、頻繁にスクロールせねばならず、見たいものを探すのが不便になってきますね。また、写真を1枚だけ見せるつもりで、端末を人に渡したら、見せるつもりのなかった写真まで、遠慮なく見まくられたなんてことはありがちです。

 気まずい思いをしたくない方は、アルバムを作成してしまいましょう。「フォトストリーム」アルバムの「アクション」ボタンをタップして写真を選んだら、[追加]ボタンをタップして、既存または新規アルバムに保存するのです。家族や友達に見せたいものがあるときに素早く開けますし、余分な写真を見せずに済みます。ただし、これは「フォトストリーム」アルバムをクリアすると、消えてしまいますので要注意。

 というわけで、便利なんですが、もうちょっと……こう……と、翻弄されているのでした。

端末側では、「写真」のフォトストリームを「オフ」にするフォトストリームの写真を、まとめてカメラロールに保存する
写真を開いた状態で、「アクション」ボタンをタップしてもカメラロールに保存できるフォトストリームをそのまま生かすには、アルバムに分類すると便利