XOOMに最適なTwitterクライアントって

2011年7月29日 06:00
(太田亮三)

 スマートフォンで使うサービスの定番のひとつともいえるTwitterだが、XOOMのようなAndroid 3.x(Honeycomb)端末に最適化されたクライアントは、思いのほか登場していない、というのが現在の正直な印象だ。

 「TweetComb」がいち早くHoneycomb対応を謳ったTwitterクライアントとして登場したが、「リスト」が3つまでしか登録できないようで、リストを多用している筆者としては少々物足りない。動作については、リリース当初は緩慢だったが、最新バージョンでは比較的キビキビ動くようになっている。デザインは、シースルー的に(?)黒を基調としており、OSとしてのHoneycombを意識したデザインだ。

 著名なTwitterクライアントである「TweetCaster」は、HD対応版がβ版として提供されている。タブレット型端末などの高解像度なディスプレに対応したバージョンだが、パソコン用クライントでよくあるカラムを並べるタイプではないようで、筆者の好みのタイプとは少々違った。一方、タイムラインに投稿されている画像だけを一覧で表示できる機能は面白く、リンク先に飛ばないことも多い(筆者だけ?)だけに、「こんな画像が話題になっていたのか」と振り返る意味でも興味深い。

 リストも含めて多数のカラムを並べるタイプ、という意味では「HoneyTweet」のアプローチが筆者の理想に近いと感じた。「プロファイル」という形でマルチアカウントにも対応し、一画面に表示するカラムの数も、2~4列を選べる。デザイン的には白を基調とした配色で、少し眩しい(笑)。カラムを横に移動させる動作はやや重い。ボタンの類のデザインが簡素なことや、コメント周辺のスペーシングに余裕がなくギュッとつまった印象で、デザイン面で洗練された印象は薄いものの、今後の展開に期待したいアプリだ。

「HoneyTweet」

 筆者の本命は、パソコンやスマートフォンで利用している「TweetDeck」のAndroidアプリがHoneycombにも対応することなのだが、今のところまだ登場していない。決定版を求めてしばらくは放浪の旅が続きそうだ。