iPhone 4を買った、のだが!
iPhone 4を買った。別にiPhone 3GSの性能に不満を抱いているわけでも、iPhone 4の新スペックに強い魅力を感じたわけでもないが、しかし365日ドップリと使い込んでいるiPhoneであるから、新モデルというだけで筆者にとって購入する価値はある。今回も各地で行列ができていたようだが、これまでのiPhone/iPad購入で培ったノウハウを駆使し、発売日にiPhone 4をゲットすることに成功した。
せっかくゲットしたiPhone 4だが、ひとつ気になる点があった。本体側面のスライド式のサウンドオン/オフスイッチの動きがちょっと硬いのだ。カチカチとやっていると指が痛くなるくらい硬く、途中で引っかかって切り替わらないときもあった。
そんな細かいこと気にするなんて、と言われるかも知れない。しかしこのスイッチ、瞬時にマナーモードに切り替えられるため、けっこう使用頻度は高い。しかもわたしはiPhone 3Gを購入したときも同様の不良に遭遇し、初期不良交換のために渋谷近辺を歩き回るハメになったことがある。側面のスイッチの硬さについては、ちょっとしたトラウマになっているのだ。せめてこの硬さが仕様なのかだけでも確認させてもらいたい……。
スイッチが硬いことには、店頭で受け取ったときにすでに気がついていた。その場で相談もしたのだが、その店舗には初期不良のための交換在庫はなく、専用のサポート窓口に電話で聞いて欲しい、とのことだった。
そう言われては仕方がない。さっそく受け取ったばかりのiPhone 4でサポート窓口に電話をするが、iPhone 4発売日であるせいか、これが何度かけても繋がらない。
そこで、一昨年iPhone 3Gの初期不良交換に応じてもらったソフトバンクの直営店、ソフトバンク渋谷に直接足を運ぶことにした。しかしその日、ソフトバンク渋谷はiPhone 4の販売・予約以外のほかの業務を一時停止しており、店頭で対応してもらえなかった。1日の間に販売できる台数を増やすための策だと思われるが、思い切った対応である。
一方のサポート窓口の電話もいっこうに繋がらなかったので、わたしは最後の策として、ソフトバンク渋谷のすぐ近くにあるアップルストア渋谷に行くことにした。
アップルストアにはGenius Barというサポート用のカウンターがある。この日、Genius BarのカウンターはすべてiPhone 4の販売カウンターになっていたが、事前予約無しでも、10分ほど待つことでサポート対応をしてもらえることになった。そしてスタッフにiPhone 4を見てもらうと、件のスイッチの動作不良は初期不良交換対象と認めてもらえ、その場で書類を書くだけで、すぐに本体を交換してもらえた。
アップルストアでのサポートは、個人的にはとても良いと感じている。今回のような交換対応でなくても、Genius Barのサポートは柔軟かつ迅速で親切だ。わたしは仕事でもMacをメインに使っているので、何度か助けられたことがある。日本のケータイは各地のショップでこうしたサポートを受けられるわけだが、ケータイだけでなくパソコンなどもこうしたサポートを受けられるというのは、アップル製品の大きな魅力だ。
しかしそれでも、故障や初期不良がないのが最良ではある。初代iPhoneと3G、3GS、iPhone 4と買ってきたが、そのうち2台が初期不良交換とは、我ながら引きが悪いというか何というか……。