iPhoneでもSMSよりメールの方が使いやすい

2010年2月15日 11:00
(白根雅彦)

 先日、iPhoneに送られてきた仕事関連のSMSに丸一日、気がつかないという失敗をしてしまった。

 iPhoneのSMSは、着信した瞬間に着信音が鳴る(サイレントモード中はバイブレーションのみ)とともに画面が点灯して着信を通知され、そのしばらくあとにも2回、着信音で再通知される。さらにロック解除前の画面でも着信通知が表示されるので、iPhoneのロックを解除するときは必ず着信に気がつくようになっている。しかし着信通知のイルミネーションLEDなどはなく、画面点灯もすぐに消えてしまうため、着信音が鳴る瞬間かロック解除するときにしか、着信を知るすべはない。

 SMSを逃してしまった日、二度に渡ってSMSをもらっていたのだが、いずれも着信音が鳴る瞬間に席を外していたため、聞き逃してしまった。そしてその日は外出しなかったため、iPhoneは充電用Dockに置きっ放しで、ロックを解除するどころか手に取ることもなかった。こんな理由で、恥ずかしながらSMSが着信していたことに気がつかず1日を過ごしてしまったようだ。いったん着信音を聞き逃すと、ロックを解除するまで着信に気がつけない、iPhoneのSMSにはこんな欠点があることが判明してしまった。

 一方、筆者の場合、実はメールの方が取り逃しは少ない。iPhoneとパソコンの両方から同じメールアドレスを使っているので、外出中はiPhoneで、仕事中はパソコンで、さらには寝床でも機種変更前のiPhone 3Gで、生活パターンの大部分で新着メールをチェックできるようにしている。メールはMobileMeへ転送しているので、iPhoneでもパソコン(Mac)でもプッシュ受信が可能だ。

 iPhoneのSMSは、ソフトバンク同士ならば送受信がタダで、アプリもチャットのようになっていて、気軽に楽しく利用できる。しかし、どうにも筆者にとっては、SMSよりもメールの方が速くて確実なのかもしれない。iPhoneの各種着信状況がもっと確認しやすくなると良いのだが。そんな新機能、追加されないかなぁ。