ボクは「なかよしボックス」が好きだ!

2009年7月23日 11:00
(村元正剛)

 ボクは今、主に3台のケータイを使い分けている。この「みんなのケータイ」にレポートを書かせていただいているauのWoooケータイ H001はプライベート用。ドコモのP-01Aはビジネス用、そしてソフトバンクのiPhone 3GSがパソコン代用だ。使っていて最も楽しいのは新参のiPhoneだ。正直、楽しくてたまらない。なので、H001の3D機能を自慢する機会もめっきり減ってしまった。

 それでも、プライベートで使うケータイはやはりauじゃなきゃな、という思いはある。プライベートでの用途は、なんといってもメールが中心になる。飲み友だちのアドレスや、なんとなくアドレス交換しゃちゃった人のアドレスなどはauケータイだけに登録しているので、この端末のアドレス帳を見ると、自分がロクに仕事をしていない遊び人のようにも思えてくる。これって誰だっけ? というような妙なニックネームが並んでいたりするからだ。

 auケータイのメール機能として私が最も気に入っているのが「なかよしボックス」だ。10個のフォルダが用意されており、それぞれに1件のメールアドレスが登録できる。そのアドレスから届いたメールと、そのアドレス宛に送ったメールが自動的に振り分けされるため、そのアドレスの主とのメールの往信履歴をまとめて確認できる機能だ。食事やパーティに誘われた際に、自分がいつどういう返事をしたかということをチェックしやすいのが利点だ。

 ボクがこれまでに使ったケータイの中で、他キャリアでこの機能が付いているのはパナソニック製だけではないかと思う(違っていたら、すみません)。パナソニックのケータイには「なかよしボックス」とは若干仕組みが違うが、指定したアドレスとのメールの送受信履歴を一覧できる機能がある。受信メールを開いたあとでサブメニューから「送信+受信メール」を選択すると一覧が表示される。

 個人的な感想ではあるが、やはり「なかよしボックス」のほうがシンプルで使い勝手がいいように思う。ただし、問題もある。「なかよし」に登録するのは、やはりそれなりの関係がある相手だったりすることがある。うっかり人に見られると「へぇ〜、このコと仲良しなんだ〜」「あたしの名前は入れてないんだ〜」なんてことにもなりかねない。

 そこで登録する名前にはひと工夫が必要。幸いなことに、「なかよしボックス」はアドレス帳にどういう名前で登録しているかは関係なく、フォルダごとに任意の名前を付けられるようになっている。さらにフォルダごとにロックがかけられる機能があるとうれしいのだが、残念ながら、メールは一括ブロックにしか対応していない。今後の改良に期待してもいいですか?