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500円の価値はある? スマホで駅のコインロッカーを予約してみた
2026年4月30日 00:01
先日、夕方のフライトがある日、フライトまでに2件の取材をこなす必要がありました。当初は、荷物を詰めたスーツケースを持ったまま取材に行こうかと思ったのですが、その2つの取材場所はいずれも駅から徒歩10分ほどの距離にあること、双方の取材場所が離れていること、取材の間の時間が1時間なかったことなどから、できれば荷物を持たずに移動したいなあ、と考えました。
となると、トランクを駅のコインロッカーに預けるのが基本でしょう。成田からのフライトで、東京駅から成田エクスプレスを予約していたこと、東京駅が自宅から取材先の途中に位置していたことから、東京駅のコインロッカーがベストです。
ところが近年、訪日外国人観光客が増えたこともあってか、駅のロッカーに空きがないことが増えています。
東京駅は、利用客が多いこともあって多数のコインロッカーが設置されていますが、それでもお昼頃にはほとんどが埋まってしまい、空きを探すのに苦労します。実際私も、コインロッカーの空きを探して東京駅を右往左往したことが何度もあります。
今回は、開始時間が決まっている取材があるため、それだけは避けたいところ。そこで、あらかじめコインロッカーを予約しておくことにしました。
JR東日本の関連会社、JR東日本スマートロジスティクスは、JR東日本の主要駅に「マルチエキューブ(Multi-ecube)」という多機能ロッカーを設置しています。このロッカーはWebから利用予約が可能となっています。これなら、いちいちロッカーの空きを探すことなく、確実に荷物を預けられるます。
利用にはマルチエキューブWebサイトで会員登録と、決済用クレジットカードの登録が必要となりますが、利用日、利用駅、設置場所、ロッカーのサイズを指定して予約が可能です。今回は、荷物を預けるのにも、取り出して成田エクスプレスの出発ホームへ移動するのにも便利な場所に位置し、スーツケースを収納できるMサイズのロッカーを、前日午後に問題なく予約できました。
ただし、マルチエキューブの予約には、ロッカー利用代金に加えて、予約料金の500円が必要となります。今回はMサイズのロッカーを予約しましたが、ロッカー利用代金の700円に500円が加算されて、1200円となりました。
コインロッカー1つに1200円という料金はかなり高いと感じるのも事実で、最初は少し躊躇しました。ただ、予約しておけば、指定した場所のロッカーを確実に利用できますから、空きを探し歩く時間と労力が一切不要となります。時間に余裕のあるときであれば時間や労力をかけてもいいですが、今回は時間が決まっていることもあるため、そこはコストをかけるべきだと判断しました。
そして当日、実際に東京駅の指定したロッカーに行ってみると、案の定、空きは全くありませんでした。そして、その周辺のロッカーもいくつかチェックしてみましたが、全て空きなしでした。
もちろん、空きなしの表示でも、予約しているので問題なく利用できます。利用日の午前2時頃に届くメールに添付されているQRコードを読み取らせるだけで、予約していたロッカーが開いて利用できます。
また、預けた荷物を取り出す時も、そのQRコードをかざすだけです。料金は登録したクレジットカードで決済されますので、コインを投入する手間もありません。実際に、スムーズに荷物を預けて取材先へ移動し、2件の取材をこなした後に東京駅へ戻り、遠回りすることなく荷物を取り出して成田エクスプレスに乗車できました。
予約していなくてもロッカーの空きがすぐ見つかることはあるでしょう。とはいえ、それは確実ではありません。
マルチエキューブの予約では500円余計にかかりますが、時間と労力を一切かけず指定した場所のロッカーを確実に確保できる安心感は、特に今回のような時間の決まった予定がある場合には、十分なメリットがあると感じます。観光旅行なので少しでも無駄な時間を省きたい、という場合にも間違いなく役立つでしょう。
ちなみに、マルチエキューブのWebサイトでは、ロッカーの空き情報をチェックできますので、ロッカーの空きを探すだけでも便利に活用できます。また、マルチエキューブのWebサイトで月額500円のプレミアム会員になれば、500円の予約料金が不要となります。筆者の場合、コインロッカーを使う機会が少ないのでプレミアム会員には登録しませんでしたが、毎月2回以上コインロッカーを使っているなら、プレミアム会員の登録を検討してもいいかもしれません。











