みんなのケータイ

「Nothing Phone(3)」に入っているGlyphマトリックスのミニアプリを全部使ってみた
【Nothing Phone(3)】
2025年10月20日 00:00
NothingのPhone(3)を使い始めて1カ月経ちました。相変わらずiPhone 16 Proをメインに使っていて、Phone(3)はサブ機という位置付け。
Phone(3)の使い勝手に不満があるわけではないのですが、それ以上にiPhoneに慣れていて、Suicaや銀行アプリなど、大切なアプリはiPhoneから動かしたくないというのが本音。
撮影もiPhoneで行うことが多いです。Phone(3)のカメラも結構キレイに撮れるのですが、iPhoneの「カメラ」と「写真」アプリの使い方に慣れていて、感覚的に使いこなせる安心感があるんですよね。
Phone(3)は楽天モバイル回線で運用していて、主に電話、ウェブやSNSを見るときに使っています。デザインに凝った端末ですが、基本アプリの使用感はフツー。いい意味でクセがないので、ストレスなく使っています。
Nothing独自の機能として気に入っているのが「Glyphマトリックス」。背面右上にあるドットで表示される、小さな円形ディスプレイです。着信時に点滅するほか、Glyphボタン(背面パネルの右中央、音量ボタンのそばにあるボタン)を押すと「Glyph Toy」という機能を利用できます。
「Glyph Toy」で利用できる11個のミニアプリ
Glyph ToyはGlyphマトリックスで利用できるミニアプリのようなもの。購入時には6つ(いや、7つだったかな?)のアプリが搭載されていたと記憶していますが、その後のアップデートで追加され、現在(2025年10月)は11個。ひと通り使ってみたので、どんなことができるのかを教えましょう。
デジタル時計
現在時刻が表示されます。シンプルに便利で最もよく使う機能。初期設定でボタンを押すと最初に表示されるようになっていますが、設定を変えずにそのまま使っています。
瓶回し
瓶が表示され、Glyphボタンを長押しすると、瓶がクルクルと回転して、しばらくすると止まります。瓶が止まる向きで物や人を決められる趣向。例えば、仲間が集まってカラオケをするとき、最初に歌う人を決めたりできるわけです。
ストップウォッチ
Glyphボタンの長押しで開始・停止・リセットができるシンプルなストップウォッチ。ですが、長押ししている間にも時間が過ぎていくので、ちょっと使いづらいと感じています。個人的にはタイマーのアプリがあればいいなぁと思ったり……。
磁石
スマホの向きを変えると方角が表示されるシンプルな電子コンパス。ですが、正確な方角を確認するのには、大きなディスプレイを見たほうがいいでしょうし、役立つ場面があるかどうかは微妙です。
Glyphミラー
長押しでGlyphマトリックスをミラーのように使えて、再度、長押しすると、背面カメラで自撮りができるというもの。「ミラー」と言っても粗いドットで表示されるので、表情までは確認できませんが、背面の高画素カメラで自撮りをしたい人には重宝しそうです。
食いしん坊コバエ(ゲーム)
スマホを傾けてコバエを操作し、30秒でどれだけ多くのエサを食べられるかというゲーム。コツをつかむと結構楽しく、暇つぶしにはなりますが、すぐに飽きてしまいました。
マジック8ボール
僕はそもそも「マジック8ボール」というものを知らなかったのですが、欧米ではポピュラーな占いのような遊びのようです。Glyphマトリックスでは長押しで起動した後、本体を振ると「NEVER EVER」、「NO DOUBT」、「TOO SOON YET」といったメッセージが表示されます。これは、Nothingのコミュニティ(ユーザー)が開発したアプリだそうです。
じゃんけん
Glyphボタンの長押しで「READY」と表示され、3秒のカウント後に、グーチョキパーが表示されます。「フツーに手でやればいいじゃん」と言われたら、それまでですが、じゃんけんに負けることが多い人は、このアプリでじゃんけんに参加させてもらうのはアリかも!?
万物平等
説明には「バブルタイム」と記されていて、それだけではどんなアプリかがわからなかったのですが、起動してみると水平器として使えて、スマホを傾けると角度が表示されました。これもNothingのコミュニティ(ユーザー)が開発したアプリのようです。
GlyphマトリックスのSDKは公開されていて、ユーザーは自由にアプリを作ることができます。今後、Nothingが公式に採用し、公開されるものが増えることを期待しています。


















